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2020.Sep.07

日中翻訳・中日翻訳における「忠実さ」とは


    • 中国語翻訳の基本は、忠実に、わかりやすく、美しく

      中国では、翻訳について「信達雅」という基本理念があります。文字通り、「信」とは「忠実に」、「達」とは「わかりやすく」、「雅」とは「美しく」という意味になり、忠実さを重視しながら、わかりやすく美しく翻訳することが大事です。

      では、この中の「忠実さ」とはいったい何でしょうか。

      工業系や契約関連などの案件を対応する際、原稿通り一文一文を翻訳しなければなりません。しかし、ブログ記事や宣伝など表現力や感性が求められている案件では、一文一文を翻訳はいけないと考えています。

       

      辞書によると、「翻訳」とは「ある言語で表現された文章の内容を、原文に即して他の言語に移しかえること」という意味です。つまり「原文に即して」とは、「原文に忠実に」ということになります。

       

      しかし、ただ「原文に忠実に」言語を置き換えれば、意味が伝わる翻訳に本当になるでしょうか。

       

      忠実な翻訳とは、文化を越えて趣旨がキチンと伝わること

      言語が違うと、文化が異なります。異なる地域の文化の文章が、そのまま自分の言語に転換されても、何を伝えたいのか、よくわからない時があります。文化が違えば、説得するために述べる順番が変わったり、ロジックや比喩、数え方が変わったりします。

       

      そのため、文章によっては、ソース言語(日中翻訳であれば日本語)の原文に対し、ターゲット言語(日中翻訳であれば中国語)の文化に沿って、語順を変えたり、主語を補足したりして、適切に意訳すること、時には作者になりかわって代行著述することで、意味がしっかりと通じる時があります。

       

      表現力や感性が求められている案件では、一文一文としては順番通り忠実に翻訳されていないことがあるかもしれません。しかし、その段落あるいは文章全体の趣旨が文化を越えてキチンと伝わること、それこそが「文章の内容が原文に忠実に移しかわる」と言え、ターゲット言語を重視する翻訳だと考えています。(趙)

       

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