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2020.Aug.05

もう一度チェック!翻訳会社の見積書

 

その見積書、大丈夫?翻訳プロセスが見えますか?

翻訳会社が提出してきた見積書を比較するとき、お客様はどういった点に留意されますか? 

 

何はさておき、まずは「料金」。そして「納期」― でしょうか。

 

はい。直球ストレートのお答え、誠にありがとうございます(笑)。

 

少しでも翻訳にかかるコストを抑えたい。そしてできるだけ納期を短くしたい。これはお客様にとって当然のニーズであり、またそれにきちんとお応えすることこそ、私たち翻訳会社の腕の見せどころです。

 

さて、お客様が手にしている見積書には、何が書かれていますか?お知りになりたい情報は、すべて揃っているでしょうか?翻訳プロセスは、見えているでしょうか?

 

 

料金、納期だけではない、見積書に欠かせない大切なこと

 

ところで、「料金」と「納期」が見積書の主要なポイントであることに、もちろん変わりはありません。しかし、翻訳という仕事の性質・あり方を踏まえてみると、私たちとしては、そうした「数字」だけではお伝えし切れない、大切な事柄があると考えています。

 

また、お客様にしてみれば、

 

・機械翻訳なの? 人間が翻訳するらしいけど、どんな翻訳歴の人が翻訳するの?

・翻訳後のチェック工程はどうなっているのだろう? レイアウト処理はしてくれるの?

・納品方法は? ファイル形式は?

 

など、気になることは多いのではないでしょうか。

 

以下では、私たちWIPジャパンの見積書を例にとり、翻訳会社の見積書の「見方のひとつ」をご提案させていただこうと思います。

 

WIPジャパンの見積書:お客様に安心の16項目

私たちの見積書のひな形には、最初のページに16の項目が設定・記載されています。たとえば、以下のような項目です。

 

・納品方法

・納品形式

・翻訳プロセス

・翻訳担当者

・想定読者

・文体

・訳出

etc.

 

 

こうした細かな項目を設定していることには、さまざまな理由があります。

 

通常、営業担当といえば、自社の製品やサービスについて、爽やかで魅力的なプレゼンができる人が思い浮かびますが、WIPジャパンの営業スタッフは少し違います

 

提供サービスの内容について、もちろん詳しく丁寧にお話するスキルに長けてもいるのですが、WIPジャパンの営業担当者は、むしろお客様に、より多くお話いただくために「お聞きする」ことを大切にしています。

 

特に、初めてWIPジャパンにお問い合わせをくださったお客様や、お取引を開始させていただいたばかりのお客様には、安心して何でもお話いただけるよう努めさせていただいています。

 

お客様は、どのようなクオリティの翻訳を、どんな形で、どんなタイミングで受け取りたいと願っておられるのか ― 営業担当者がお聞きしたいのは、何よりもそうしたお客様のリクエストの数々です。

 

見積書は、お客様からのリクエスト

実は、WIPジャパンの見積書に記載されている項目は、お客様からお聞きしたご希望の内容を「明文化」しているものなのです。

 

見積書を確認いただく際には、お聞かせくださった諸点に適った内容となっているかどうかを、ぜひチェックしてください。

 

そして、もし少しでも違っている点があれば、気兼ねなくお申し付けください。

 

また、これらの項目は、実際に翻訳作業を行ううえでの「仕様書」としても機能します。見積担当者から制作担当コーディネーターへ、そしてコーディネーターから翻訳スタッフ・チェッカーへと、細かく指定された各項目は「必須タスク」として指示が受け継がれます。

 

指示を受けた各担当者にとって、この「仕様書」は、作業を遂行するうえでのロードマップに他なりませんが、それ以上に、「お客様からのリクエスト」であるということを念頭に、いわばこれを羅針盤として、これにどこまでも忠実に、そしてできればお客様の予想を上回るレベルでお応えできるようベストを尽くします。

 

見積書とプロフェッショナルとしての自覚

他方、見積項目を細かく設定していることには、翻訳という仕事に対する私たちの「畏れ」の気持ちがあることも、もうひとつの理由です。

 

もしかしたら翻訳に限らず、言葉を扱うサービス全般について言えることなのかもしれませんが、そもそも量で測れる類の仕事ではありませんし、したがって単純に数値化できる仕事ではありません。

 

つまり、完成形といったものが見えづらく、お客様に満足いただける仕事とするには、何が必要なのかを絶えず熟慮しなくてはならない仕事です。

 

正直申し上げて、とめどなく奥の深い仕事と思っています。

 

営業担当者がお客様に詳しくお話しいただくのも、またご希望の数々を細大漏らさず見積項目として記載することも、そして制作スタッフが「仕様書」に則って作業を行うのも、ひとえに、「少しでもよい翻訳をおつくりしたい」という私たちの願いを起点にしています。

 

WIPジャパンの見積書は、お客様とともにつくりあげる設計書

翻訳は、その使用目的や利用シーンによって、また読み手によって、それぞれに適したアウトプット(=訳文)を都度、工夫する必要があります。まさにテーラーメードの仕事です。

 

それを確実に、しかもお客様のリクエストに忠実(+α)にお応えするうえで、私たちにできることは、まずはお客様のお話をきちんとお聞きし、それをしっかりと反映させた「仕様書」をつくり、実行すべき作業プロセスを念入りに構築し実践すること、それに尽きると考えています。

 

その意味で、WIPジャパンの見積書は、かたちのない言葉をお客様の希望に即してつくりあげ、かたちにするために必要不可欠な設計書とも言えるものなのです。

 

私たちのWEBサイトでは、トップページに次のような言葉を書かせていただいています。

 

翻訳をつくる会社。

 

また、

 

最高のお客様たちと手を取りあいながら、
最高の翻訳者たちと、最高の翻訳をつくりあげます。

 

とも。

 

お客様たちと手を取りあうこと。それはお客様とのコミュニケーションを何にもまして大切にしたいという、私たちの信条を表現したものです。そして、私たちの見積書は、そのことのひとつの具現なのです。(高木、芳澤)

 

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