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Feb. 13, 2019

世界の言語の種類やランキングがひと目でわかるインフォグラフィックまとめ


まず、インフォグラフィックとは、”information”と”graphics”を組み合わせたもので、データをグラフィック化して視覚的に表現したものをいいます。世界の言語をさまざまな切り口からひと目でわかるビジュアルにまとめたインフォグラフィックたちをご紹介します。

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A world of languages

まず、香港の日刊英字新聞、South China Morning Postに2015年に掲載された、世界の話者数と使用地域が一目でわかるインフォグラフィックです。

language-infographic_1

左上には、このインフォグラフィックを作ったときの条件が記載されています。

世界にある7,102の言語のうち、5,000万人以上の人々が母語として使用している主な言語は23個、そして世界の人口72億人のうちおよそ41億人がこの主要言語を使用しているということが文章とイラストを使って描かれています。

右上の世界地図では、西ヨーロッパは赤、アフリカは緑など、言語が話されている地域によって色分けされています。

中央の大きなイラストを見ていくと、例えば日本語は128と記載されており、これは日本語の話者数が1億2800万人であるということを表しています。

最も大部分を占めている中国語については1197、つまり11億9700万人と、イラストからも見て取れるように、他言語に比べて圧倒的に多くなっています。さらに、その中国語に続いて、スペイン語が3億9900万人、英語が3億3500万人となっています。

また、太線で囲われた言語の枠内には、国ごとの話者数も記載されています。

日本語(関連記事はこちら:正しい日本語ってなんだろう?)やヒンディー語のように他の国に話者がいない場合もありますが、複数の国で話されている場合には国の名前と話者数、その国の属する地域によって色付けがされています。

例えば英語を見ると、最も多いのはアメリカの2億2500万人、次がイギリスの5560万人、次にカナダの1940万人、と北米に集中していますが、様々な国で話されていることがわかります。(関連記事はこちら:日英翻訳のための「世界共通語としての英語」

ロシア語を見ると、話されている国が比較的集中しているのに対して、アラビア語は国別で見ると集中していないことなどもわかります。

他にも、スペイン語は、話者数の最も多い国が、言語の母国であるスペインではなく、メキシコの1億300万人となっていて、スペインの3840万人の2.5倍以上となっていることや、アラビア語が非常に多くの国で話されていることなど、細かく見ていくことができます。(関連記事はこちら:同じスペイン語でも違う?地域別の単語やニュアンスの使われ方

円のイラストの下、白黒の棒グラフの左側は、言語ごとにその言語を母国語としている国の数を示しており、英語が圧倒的に多くなっています。

右側の円のイラストは、母語としていない世界中の国でどれだけの人に学ばれているか、棒グラフは国内で使用されている言語の数を表しています。

ここでは、母国語としている国の数は110(左棒グラフ)、他国で学ばれている人の数では15億人以上(右円イラスト)と、世界における英語の圧倒的な存在感が伺えます。使われている言語の数については、国内だけで839もの言語が使われているパプアニューギニアが1位となっています。

 

Top 10 Spoken Languages in the World

次は、Rosetta Stone社が出した世界で最も話されている10の言語を表したインフォグラフィックです。2015年に出されたものなので、データは現在と異なるところが多いかもしれません。

 

language-infographic_2

世界に存在する7000もの言語のうち、10の主要言語をネイティブで話す人の数は世界人口の40%近くにも昇るとしています。

人型のイラストは1つの言語を表し、上から下にいくほど人のサイズが大きくなり、話者数が多くなっていきます。また、複数の人が同じ列にいる場合は、右にいくほど話者数が多くなっていきます。

各言語で記載されている数字は、ネイティブスピーカーの数を表しており、最も多いのは中国語の8億4200万人、その次がスペイン語の4億300万人、英語の3億3500万人…となっていきます。

ちなみに、日本はこのデータだと1億2200万人で9位にランクインしています。

また、アメリカではおよそ3700万人もの人々が家ではスペイン語を話していること、インドでは461もの言語が話され、ヒンディー語はその中のひとつであることなど、各言語に関する様々な情報がイラストの下に記載されています。その中でも特に、ポルトガル語が8つの国で公用語となっていることは意外と知られていないかもしれません。

 

Language Family Tree

3つ目は、イギリスのPearson Educationという出版社が2011年に出した世界の主な言語の言語系統樹のイラストです。

language-infographic_3

これは、単に言語の系統を表しているだけでなく、幹や葉のサイズから各言語の話者数についてもわかるようになっています。幹は語族を、葉は言語を表しており、言語名の隣の数字は話者人口を表し、葉の大きさは話者数に比例してサイズが異なっています。

イラスト上の横に伸びる直線は、時代を示しており、線の下から出ている幹(語族)は大昔から存在する語族集団であるという意味です。

最も古くから存在したとされる3つの幹は、大語族ごとに異なっており、同じ言語から分かれた語族、さらに派生していった言語、と枝分かれしています。

1番左の木は、シナ・チベット語族を表し、話者数が8億4500万人(当時)と最多の中国語とミャンマーの公用語であるビルマ語がこれに属しています。

また、中国語の周りにある小さな葉は方言を表しており、例えば、呉語(Wu Chinese)は7700万人(当時)もの話者が存在する中国語の最もポピュラーな方言です。

次に右隣の最も太い幹、つまり最も大きい語族はインド・ヨーロッパ語族で、そこからさらに幾つにも分かれていますが、ヒンディー語、スペイン語、英語、ポルトガル語、ロシア語、フランス語など主要言語が多く含まれています。語族全体の話者数は27億2200万人にも昇ります。

また、大昔のノストラティック大語族からはトルコ語やハンガリー語など、現在ではあまり規模は大きくないものから、アラビア語を含む話者数3億5900万人(当時)のアフロ・アジア語族も派生したことがわかります。また、タイ語や日本語、韓国語などの独立した語族も幾つか存在しています。

一番右のオーストリック大語族は、ジャワ語やベトナム語などを含む非常に古い大語族で、多言語に細かく分かれています。

 

Most Spoken Languages

これは、2013年にgraphs.netというサイトに掲載された、世界中で最も話されている20の言語についてのインフォグラフィックです。

 

language-infographic_4-1

上のグラフは、各言語の話者数を100万人単位で1メモリとして棒グラフにし、実際の話者数を数字で書いています。また、各言語の「こんにちは」を表す挨拶が吹き出しで書かれています。

中国語の人口は、9億3500万人(当時)と圧倒的です。世界2番目のスペイン語・英語の人口差は2000万人ほど、また、ヒンディー語・アラビア語は1500万人とそれぞれ大差はなく、将来的に順位の変化がありそうです。ちなみに、日本語は1億2700万人で、9位にランクインしています。

 

language-infographic_4-2

上の円グラフは、世界の人口に対する各言語の話者数の比率を表しています。

話者人口最多の中国語でも割合は15%に満たず、その他(話者人口数上位20位以外の言語)で46.45%と、およそ半分を占めており、世界に存在する言語の種類の多さが伺えます。さらに、上位3言語(中国語・スペイン語・英語)で25.47%と全体の1/4を占めています。

 

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上のグラフでは、上位20言語の各言語が世界中のどの国で主に話されているのかが一覧でわかるようになっています。

フランス語・ポルトガル語は非常に多くの国で話されており、主要国だけでも7か国を超えています。

英語は、世界経済の主要国において何か国にも渡って話者が存在しており、話者数だけでなく大きな存在感があります。

一方で、日本語やジャワ語、ベトナム語など基本的に1か国でのみ話されている言語も幾つか存在しています。中国語で使用されている「呉語(Wu Chinese)」は、ここでは1つの言語として扱われています。

 

AFTER BABYLON

最後は、The World Atlas of Language Structures (WALS)が言語の特徴をデータベース化した際にまとめたグラフィックの一部です。

 

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上のグラフでは、世界の人口の86%は1322もの言語を話し、これらのほとんどは10の言語系統に属しているとしたうえで、各言語系統の話者数と系統ごとの言語数を表しています。

言語系統によって色分けされ、縦の棒はそれぞれ丸印のところが話者数を示し、横の棒は言語系統に含まれる言語数をグラフ化しています。

話者数は、インド・ヨーロッパ言語が圧倒的ですが、言語数ではニジェール・コンゴ語族がインド・ヨーロッパ言語の2倍以上、Austronesianも300言語以上を含む大きな語族となっています。

 

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また、上のグラフは、言語ごとの話者数が下に向かった棒で表示され、この調査においては話者数の多い10言語のみ表示されています。

インド・ヨーロッパ語族では7言語がランクインしているのに対し、他は全て1言語のみ、もしくはTOP10の言語は含まれていない語族となっています。

上のグラフと比較してみると、ニジェール・コンゴ語族とアフロ・アジア語族は話者数が3・4位にも関わらず、1言語における話者数が少なく、1つもランクインしていません。

また、シナ・チベット語族は、話者数が10億人以上で2位にランクイン、中国語の言語ごとの人口は8億4800万人と、この語族のほとんどが中国語で占めていることがわかります。

 

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さらに、世界で最も話されている10の言語が、話者数とともに表示されています。例えば、スペイン語は406、つまり4億600万人の話者がいます。

このグラフィックは、言語が話されている場所や主な言語郡の使用地域を世界地図で見ることができるなど、言語というテーマに関して様々な情報をわかりやすくまとめてあります。

また、地図上の色が変化するなど動きのあるインタラクティブなインフォグラフィックなので、より理解しやすく分類されています。

 

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