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Jun. 10, 2025

海外進出で「自社でやるには面倒すぎる」実務ランキングTOP10|成功企業が外部に頼った理由とは?


グローバル市場を狙いたい企業にとって、海外進出は大きなチャンスです。

特に日本国内の市場が縮小しつつある今、販路の拡大・コストダウン・成長余地のあるマーケットを求めて、海外に目を向ける企業が増えています。

しかし実際には、進出を検討したものの…

  • 「現地の法律が複雑で挫折」
  • 「人材確保ができず断念」
  • 「情報がなく、進め方がわからなかった」

といった「想定外の壁」にぶつかって諦めるケースが後を絶ちません。

その背景には、“面倒くさすぎる”実務の存在があります。

本記事では、実際に支援現場でよく聞く「これは自社じゃ無理!」という声をもとに、海外進出における面倒な業務ランキングTOP10を紹介し、それらをどう乗り越えるかのヒントも解説します。

 

第1位:現地の法制度・規制の調査

「この国で本当に事業をやっていいのか」すら調べるのが大変。

進出先の法律や規制は、想像以上に複雑です。業種によっては外資規制があったり、設立にあたってライセンスが必要だったり、日系企業に不利な条件が存在するケースもあります。

特に厄介なのは以下のような点です。

 

  • 情報源が英語または現地語(正確性に欠ける翻訳記事も多い)
  • 法律が頻繁に改正される(コロナ後にルールが激変した国も)
  • 業界別・州別・都市別にルールが分かれるケースがある

📝 企業の声

  • 「ネットの情報だけで調べたら、実際は認可が必要な業種だった。時間とお金を無駄にしました…」(製造業・東京都)

 

第2位:ビザ・就労許可の取得

書類不備で何度もやり直し。現地スタッフの採用にも影響が。

海外で働くには、経営者本人も現地スタッフもビザが必要。ところが、このビザの取得プロセスが国によって非常に煩雑です。

  • 必要書類が多い(推薦状・翻訳・残高証明など)
  • 審査に時間がかかる(1~6ヶ月以上も珍しくない)
  • 移民政策によりルールが頻繁に変わる

📝 実例

  • 「現地法人を立てたのに、社長のビザが取れず、しばらくリモート経営になった」(IT業・大阪府)

第3位:現地法人の設立手続き

書類の山、翻訳の山、そして予想外の出費。

会社設立の手続きは、日本と勝手がまるで違います

 

  • 公証・認証手続き(公証人の立ち会いなど)
  • 多言語での定款作成・翻訳
  • 出資金・登記費用・弁護士費用などのコスト

📝 現場あるある

  • 「定款に使った日本語の『代表取締役』の訳語を間違えただけで、登記がやり直しになった…」

第4位:現地パートナーの選定・交渉

「信頼できる相手」って、どう見抜く?

海外では「まずは信頼構築」から始まる文化が多く、単なるビジネス条件よりも人間関係重視です。

 

  • 信頼できる企業との出会いが困難
  • 提携先との契約条件の不透明さ
  • 商習慣・交渉スタイルの違いによる摩擦

📝 注意点

  • 「ローカル企業との契約を急いだら、ロイヤリティ条項に落とし穴がありました」(D2Cブランド・福岡県)

 

第5位:会計・税務の整備

知らない間に脱税扱いになる恐怖。

進出先では、税制・会計ルールが日本と大きく異なります。また、現地通貨・為替の扱いも複雑です。

 

  • 売上計上のタイミングが日本と違う
  • 税務申告・納税スケジュールが複雑
  • 租税条約や二重課税の知識が必要

📝 事例

  • 「現地会計士と日本人本社側で数字の解釈が合わず、利益が合わないまま決算期を迎えて大混乱に…」

 

第6位:ローカル人材の採用とマネジメント

「働き方」の価値観がまったく違う。

採用活動も、マネジメントも、日本式がそのまま通用するわけではありません。

 

  • 採用チャネルが国によって異なる(LinkedIn主流の国など)
  • 給与交渉・退職条件などの文化差
  • マネジメントスタイルの違い(権限移譲・自由度重視など)

📝 実感の声

  • 「入社3日目で“合わないから辞める”と言われたとき、日本の感覚との違いを痛感しました…」

第7位:製品の現地適合(規格・表示など)

「その商品、売れません」…知らなかったでは済まされない。

製品によっては、現地の規格・法律・表示義務に適合しないと販売ができません。

 

  • 食品表示や原材料表記の規制
  • 医薬品や電化製品の安全認証
  • パッケージ言語・フォントなどの規定

📝 実例

  • 「パッケージに“乳成分を含む”と書き忘れただけで、販売停止。全部再印刷に…」(食品メーカー)

 

第8位:販路開拓(代理店・EC・リアル店舗)

「売り方」が違うのに、日本式の営業が通用しない。

販路を築くには、現地市場に即した戦略設計と、丁寧な関係構築が不可欠です。

 

  • ECモールの選定(Shopee、Tmallなど)
  • 販売代理店との契約と管理
  • 現地イベントや展示会出展

📝 落とし穴

  • 「現地に行かずに販路だけつくったら、まったく売れずに撤退しました」(アパレル)

 

第9位:翻訳と多言語対応

言葉が“伝わる”ことと“通じる”ことは違う。

単純な翻訳では意味が通じず、ブランドイメージにも関わることがあります。

 

  • ビジネス文書・契約書・ウェブサイトのローカライズ
  • カスタマーサポートの多言語対応
  • 現地文化への適応(「Yes」=「断り」の国も)

📝 体験談

  • 「直訳された商品説明が“意味不明”だと現地バイヤーに笑われた…」

 

第10位:国際物流・通関手続き

「想定より2倍かかった」は当たり前。

国際輸送では、想像以上に書類手続き・関税・遅延トラブルが発生します。

  • インコタームズ(貿易条件)の理解
  • 通関手続きや関税計算
  • 天候・港湾事情による納期の遅れ

📝 現実

  • 「1ヶ月で届くはずの機械が、書類不備で3ヶ月遅れ。現地の工場稼働に大打撃…」

 

まとめ|面倒なことは「やらない勇気」も選択肢

ここまで紹介してきた10の「面倒すぎる業務」は、すべてを自社で対応する必要はありません。

むしろ、外部の専門家や支援パートナーと連携することで

  • 時間とコストの節約
  • トラブルリスクの低減
  • より重要な経営判断への集中

が可能になります。

 

📣 最後に

海外進出は一筋縄ではいきませんが、正しい情報とパートナーがいれば、道は開けます。

「これはうちでは無理だな」と思ったら、まずは専門家に相談する勇気を持ちましょう。

「やらないことを決める」ことこそ、成功への第一歩です。

 

 

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