目次
・リーフレット翻訳とは
・リーフレットとパンフレット、チラシなどの違い
・翻訳する際のリーフレットとパンフレットなどの違い
・どのような場合にリーフレットなどの翻訳が必要になるか?
・リーフレットを翻訳する際の注意点
・リーフレット翻訳のケーススタディ
・リーフレット翻訳をご利用いただいたお客様の声
・リーフレットの翻訳料金目安
・リーフレット翻訳に関してよくある質問(FAQ)
リーフレット翻訳とは
リーフレット翻訳とは、企業やサービス、製品の魅力を伝えるために、パンフレットやチラシ、フライヤーなどの簡潔な文書を多言語に翻訳することです。
一般的な文書翻訳と異なり、リーフレットは「読者の興味を引きつけ、行動を促す」というマーケティング的な役割を強く持っています。そのため、単に原文を直訳するだけでは不十分で、以下の点を考慮しながら翻訳を進める必要があります。
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ターゲットに合わせた表現: 文化的背景や習慣、価値観の違いを考慮し、現地の読者に響く言葉選びが重要です。たとえば、日本語の「おもてなし」をそのまま直訳してもニュアンスが伝わりにくい場合があります。
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簡潔さとキャッチーさ: 限られたスペースで情報を効果的に伝えるため、冗長な表現を避け、読者の目を引くキャッチコピーや見出しに仕上げることが求められます。
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デザインとの調和: 翻訳後の文章が元のレイアウトに収まるように、文字数や行間を調整する作業も必要となります。
また、DTP(デスクトップ・パブリッシング)の観点から見ると、これは単なる言語の置き換えに留まりません。最終的に印刷物として完成させることを前提に、翻訳後のテキストが元のデザインレイアウトに適切に収まるように調整するDTP翻訳という専門的な作業が不可欠となります。
リーフレットとパンフレット、チラシなどの違い
これらは総称して「印刷物」ですが、それぞれ目的や用途に微妙な違いがあります。
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リーフレット (Leaflet): 一枚の紙を折りたたんで作られた、比較的簡易なパンフレットです。特定のキャンペーンやイベント、サービスを簡潔に紹介するために使われます。持ち運びやすく、すぐに読める手軽さが特徴です。
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パンフレット (Pamphlet): 複数枚の紙を綴じて作られた小冊子を指します。会社概要や製品の機能詳細、大学の学部紹介など、より多くの情報を体系的に、かつ詳細に伝えることを目的としています。
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チラシ・フライヤー (Flyer): 複数枚の紙を綴じて作られた小冊子を指します。一枚刷りの広告で、配布して即時的な集客や告知を目的とします。スーパーの特売情報などが典型的です。
翻訳する際のリーフレットとパンフレットなどの違い
これらを翻訳する際には、それぞれの特徴を理解し、アプローチを変える必要があります。
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リーフレット・チラシ:
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翻訳のポイント: キャッチーな表現と簡潔さが最も重要です。短い文章で読者の注意を引くため、直訳ではなく、現地の文化や言葉のニュアンスに合わせた意訳が求められます。
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注意点: 限られたスペースに収めるため、翻訳後の文字数調整(リサイズ)が必要です。
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パンフレット:
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翻訳のポイント: 専門用語の正確さと一貫性が重要です。製品の詳細や会社概要など、正確な情報を網羅的に伝える必要があります。
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注意点: 複数ページにわたるため、用語集を作成して翻訳の一貫性を保つことや、原文の論理構成を理解した上で翻訳を進めることが重要です。
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どのような場合にリーフレットなどの翻訳が必要になるか?
リーフレットやパンフレットの翻訳は、主に以下の目的で必要となります。
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海外での展示会・見本市: 海外の展示会に出展する際、来場者に自社の製品やサービスを紹介するために、リーフレットやパンフレットの翻訳は必須です。
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インバウンド顧客向け: 観光客や在住外国人をターゲットにした店舗、施設、サービス(ホテル、観光地、飲食店など)では、多言語のリーフレットを設置することで集客効果を高めることができます。
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製品・サービスのマニュアル: 海外で製品を販売する際、現地のユーザー向けに製品マニュアルやサービス案内を翻訳することで、顧客満足度の向上と問い合わせ減少につながります。
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海外営業・プロモーション: 海外の企業や投資家に向けて会社概要を紹介する際、パンフレットを翻訳して事業内容や強みをアピールします。
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国際的なイベント: 国際会議や学会などにおいて、イベントの案内やアジェンダを多言語で提供することで、参加者の利便性を向上させます。
リーフレットを翻訳する際の注意点
リーフレットを翻訳する際は、単に言葉を置き換えるだけでなく、マーケティングツールとしての役割を理解し、いくつかの点に注意を払う必要があります。
1. 文化的・習慣的な配慮
ターゲットとなる国の文化や習慣を考慮した表現が不可欠です。
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比喩表現や慣用句: 日本語の比喩表現を直訳しても、現地の読者には意味が通じなかったり、不快感を与えてしまったりする可能性があります。
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色やデザイン: 特定の色が不吉な意味を持つ国や、特定のデザインがタブー視される地域もあります。翻訳内容だけでなく、デザイン全体が適切かどうかを考慮する必要があります。
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日付や通貨の表記: 日付の表記順(月/日/年 vs. 日/月/年)や、通貨単位の表記方法(円、ドル、ユーロなど)を現地の慣習に合わせる必要があります。
2. デザインと文字数の調整
翻訳後のテキストが、元のデザインレイアウトに収まるように調整する作業(リサイズ)は、リーフレット翻訳の大きな課題の一つです。
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言語による文字数の変化: 日本語は漢字やひらがなを組み合わせるため、アルファベット言語に翻訳すると文字数が大幅に増える傾向があります(日本語→英語で約1.5倍〜2倍)。
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デザインの制約: 翻訳後の文字が多すぎると、レイアウトが崩れたり、読みにくくなったりします。このため、翻訳段階で文字数を意識した簡潔な表現が求められます。
3. 翻訳者の専門性と経験
リーフレット翻訳には、言語能力だけでなく、マーケティングや広告に関する知識も求められます。
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マーケティング知識: ターゲットの購買意欲を高めるためのキャッチーな言葉選びや、専門用語をわかりやすく表現するスキルが必要です。
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ネイティブチェック: 翻訳された文章が、現地の読者にとって自然で違和感がないかを確認するために、ネイティブスピーカーによるチェックが非常に有効です。
- DTPソフト(IllustratorやInDesignなど)への理解: 翻訳者は言語能力だけでなく、DTPソフト(IllustratorやInDesignなど)への理解も必要です。デザインの制約を理解し、翻訳段階から完成形をイメージできる翻訳者を選ぶことが重要です。
4. 複数人で翻訳する場合の用語統一
複数の翻訳者が関わる場合、用語の統一が重要になります。
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用語集の作成: 製品名、サービス名、特定の専門用語など、主要な単語やフレーズの翻訳を事前に統一しておくことで、一貫性のある翻訳が実現できます。
リーフレット翻訳のケーススタディ
インバウンド向け観光リーフレット
依頼主: 地方自治体観光課
目的: 外国人観光客誘致のため、地域の魅力を伝える多言語リーフレットを作成したい。
翻訳対象言語: 英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、フランス語
当社の対応プロセス:
- ご相談とヒアリング: 観光課ご担当者様から、ターゲットとなる外国人観光客の層や、リーフレットで特に強調したい「地域の魅力(例:歴史的建造物、温泉、グルメ)」について詳しくヒアリングを行いました。
- 表現の最適化: 「地域の魅力」を伝えるために、単なる直訳ではなく、各言語の文化や習慣に合わせたキャッチコピーや表現を考案しました。例えば、「心を癒す温泉」という表現は、各言語で最も響く言葉に意訳しました。
- デザインデータの調整: 翻訳後のテキスト量が、元のデザインレイアウトに収まるよう、文章を調整し、デザイナーと連携して最適なレイアウトに仕上げました。
- 納品とフィードバック: 最終的なデザインデータと翻訳データを納品。完成したリーフレットは、地域の観光案内所などで配布され、ご担当者様からは「非常に洗練された翻訳で、外国人観光客からの評判も良い」とのご感想をいただきました。
リーフレット翻訳をご利用いただいたお客様の声
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「新製品の海外向けプロモーションで、多言語のリーフレット翻訳を依頼しました。キャッチコピーの提案もしていただき、現地の営業担当からも『とても説得力のある内容だ』と好評でした。」(30代 製造業)
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「海外からの団体旅行客向けに、飲食店メニューと店舗紹介のリーフレットをお願いしました。翻訳文が自然でわかりやすく、お客様からも『メニューが理解しやすかった』と感謝されました。」(40代 飲食店経営者)
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「海外の展示会で配布する会社案内パンフレットの翻訳を依頼しました。専門用語が正確に訳されていただけでなく、デザインに合わせた文字数調整も行っていただき、手間が省けました。」(50代 貿易会社)
リーフレットの翻訳料金目安
リーフレットの翻訳料金は、文字数や言語、そしてデザイン編集の有無によって異なります。
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料金体系: 一般的には、日本語文字数に基づいた単価設定が主流です。
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目安:
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英語: 1文字あたり 10円〜20円
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中国語: 1文字あたり 12円〜25円
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フランス語: 1文字あたり 15円〜30円
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その他費用:
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デザイン編集費用: 翻訳後のテキストを元のデザインに流し込む作業には、別途費用が発生します。
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ネイティブチェック費用: 翻訳の品質をさらに高めるためのネイティブチェックには、追加料金が発生することがあります。
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※上記はあくまで目安です。翻訳する内容の専門性や、ご希望の納期によって料金は変動しますので、まずはお見積りをご依頼ください。
リーフレット翻訳に関してよくある質問(FAQ)
Q1. デザインデータ(Illustratorなど)での入稿は可能ですか?
A1. はい、可能です。デザインデータでご入稿いただければ、翻訳後に直接テキストを差し込み、デザイン調整まで行うことができます。
Q2. リーフレットの内容を一部だけ翻訳してもらうことはできますか?
A2. はい、可能です。必要な箇所だけを指定して翻訳を依頼できます。その場合、対象となる文字数に基づいて料金を算出します。
Q3. 翻訳の品質を確かめる方法はありますか?
A3. はい。ご希望に応じて、本翻訳の前に一部をトライアル翻訳として無料で承ることも可能です。まずはご相談ください。
Q4. デザインデータがないのですが、翻訳できますか?
A4. はい。PDFや画像データからも翻訳は可能ですが、デザインの再現をご希望の場合は、元のデザインデータ(Illustrator、InDesignなど)をご提供いただくのが最もスムーズです。
Q5. 翻訳とDTP作業を別々の会社に依頼するのと、一貫して依頼するのとでは何が違いますか?
A5. 別々に依頼すると、翻訳後のテキストをデザイナーがレイアウトする際に、文字の入りきらない問題や、用語の不統一などが生じやすくなります。一貫してご依頼いただくことで、翻訳者とデザイナーが連携し、高品質な仕上がりをスムーズに実現できます。
翻訳に関する無料個別相談や無料見積もりも行っております。
まずは貴社のニーズや課題感など、簡単なお問い合せから始めてみませんか?
ご相談は無料です。いつでもお気軽にご連絡ください。
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