「通訳が必要となる日時にその場にちゃんと来てくれるのか?」「通訳のレベルはどうなのか?」「余計な費用を請求されたりしないのか?」などなど、心配な点も多いのではないかと思います。
ここでは、そんなみなさまに安心して信頼できる通訳会社・通訳サービス探しのポイントをご紹介します。
目次
通訳者の派遣か、業務委託か
● 通訳者派遣の通訳会社を探す
通訳・翻訳ジャーナル
一般社団法人 日本翻訳連盟(JTF)
ジェトロ(日本貿易振興機構)
翻訳者ディレクトリ/通訳会社(法人)
相見積りサイトで通訳会社を探す
- PRONIアイミツ
- 比較ビズ
- ミツモア
● 通訳会社の評価を調べる
- Googleビジネスプロフィール
- お客様の声
● 個人事業主の通訳者を探す
・クラウドソーシングで探す
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
・SNSで探す
● オンラインの通訳サービスを探す
・レビューサイト
- ITreview
・比較サイト、ランキングサイト
● AIを使った通訳サービスを探す
● まとめ
通訳者の派遣か、業務委託か
通訳の派遣の場合
通訳者が派遣会社を通じて派遣されている場合、通訳者も労働者派遣法の対象になります。この場合、派遣元には「駆けつけ義務」があり、派遣した社員が派遣先でトラブルに巻き込まれた場合や安全配慮の問題が発生した場合に、迅速かつ適切に対応する義務があります。ですので、派遣契約の場合は、近郊エリアの通訳会社を探す必要が生じます。
そうではなくても、移動距離が長くなればなるほど、自社が負担しなくてはならない交通費が高額になりますし、下手をすると宿泊費が発生するなんてことになるかもしれません。ですので、まずは自分達の近郊エリアから探したほうがいいでしょう。
通訳者への業務委託の場合
通訳者が派遣契約ではなく、業務委託や請負契約で働いている場合、労働者派遣法は適用されません。この場合、派遣元ではなく通訳者自身や委託元が対応責任を持つことになります。
こちらのパターンのほうがはるかに融通がききますが、大半は個人事業主の通訳者を探すということになりますので、初めて依頼される場合に探すのは至難の業ではないかと思います。
また、通訳会社によっては、どちらの形式でも対応可能という会社もあるようですので、契約内容を確認してみるとよいかもしれません。
WIPジャパンが提供しているオンライン通訳サービス「YOYAQ(予訳)」は、オンラインでの通訳をプロ通訳者に業務委託できるサービスです。
オンラインなのでどの地域からも簡単に利用でき、通訳者の交通費などの費用も一切不要です。
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通訳者派遣の通訳会社を探す
通訳・翻訳ジャーナル
通訳・翻訳ジャーナル
通訳・翻訳業界の業界誌としてイカロス出版社が季刊誌として発行している「通訳・翻訳ジャーナル」という雑誌があります。こちらのWEBサイトでは地域や言語、分野で絞り込んで検索できる機能があります。
こちらのサイトには、編集部との一定の信頼関係がないと掲載されませんので、信頼できる通訳会社探しの指標にもなるかと思います。
通訳・翻訳ジャーナルでエリアごとに通訳会社を検索した結果
・東京/43件
・関東(東京以外)/3件
・北海道・東北/2件
・中部/2件
・近畿/4件
・中国・四国/0件
・九州・沖縄/1件
・海外/1件
一般社団法人 日本翻訳連盟(JTF)
一般社団法人日本翻訳連盟(JTF)は、日本の翻訳業界内でもっとも大きな組織・団体となります。
「翻訳」という名称にはなっています、多くの翻訳会社が通訳業務にも対応しているため、日本翻訳連盟(JTF)のサイトから通訳を依頼できる会社を探すことが可能です。
日本翻訳連盟(JTF)の翻訳会社リストでフリーワード「通訳」で検索した結果
53社がヒット
日本翻訳連盟(JTF)に加盟するにあたっては審査等もありますので、信頼がおける会社であることを示す、ある程度の指標になるかと思います。
ただこちらの検索では、地域などで絞って結果を表示させることができないため、ヒットした会社の住所等を個別に確認していくなどの作業が必要になってきます。
ジェトロ(日本貿易振興機構)
日本貿易振興機構(JETRO)は、日本の貿易投資促進機関で、経済産業省所管の独立行政法人として事業を展開しています。こちらでは企業の海外進出支援の一環として、海外ビジネスに必要となる業務のサービスを提供しているプロバイダーをリストで紹介しています。
日本貿易振興機構(JETRO)と関係が深い会社が選ばれているという点で信頼性が高いリストですが、数が少なく、地域が選べないなどの問題はあります。
JS-Links 海外ビジネスに係るサービスプロバイダーリスト
翻訳者ディレクトリ/通訳会社(法人)
こちらも翻訳業界で古くからある通訳会社のリストとなります。こちらに関しては、登録が自己申告制なので、比較的容易に掲載が可能であるため、上記3サイトより信頼面で若干落ちるかもしれません。
相見積りサイト
通訳業界でも他の業界と同様に、複数の業者から見積もりを取れるプラットフォームがあります。このプラットフォームでは、エージェントが仲介役を務め、利用者が依頼内容を事前に相談すると、その内容に合いそうな複数の通訳会社を紹介してくれるという仕組みです。
このサービスを利用するメリットとして、自分でいくつもの翻訳会社に見積もりを依頼する手間が省ける点が挙げられます。また、同じ説明を繰り返す必要がないため、時間と労力を節約できます。
一方で、デメリットとして、仲介するエージェントが必ずしも通訳の専門知識を持っているわけではないため、情報の伝達に誤解が生じる可能性があります。この結果、いわゆる「伝言ゲーム」のような状況になりかねない点が懸念されます。
通訳会社というカテゴリーに対応している相見積もりサイトとしては、PRONIアイミツ、比較ビズ、ミツモアなどがありますので、そちらを利用されるかは別として、掲載されている会社を選定の参考にしてみるのもよいかもしれません。
PRONIアイミツ
全国の通訳会社一覧/458件
PRONIアイミツの通訳者一覧のリストでは、458件がヒットします。こちらからさらに通訳会社を探すというのもうんざりしてしまう話です。PRONIアイミツはSEO向けに多くのLPを作成していますので、そうしたLPでおすすめされている通訳会社を調べてみるというのもいいかもしれません。
例えば「通訳会社 アイミツ」と検索すると、以下のような検索結果が出てきます。
【2025年最新版】同時通訳対応! おすすめの通訳会社6選
海外同行対応! おすすめの通訳会社6選【2025年最新版】
【2025年最新版】費用を抑えるならここ! おすすめの通訳会社7選
展示会でおすすめの通訳会社9選【2025年最新版】
【2025年最新版】金融業界でおすすめの通訳会社5選
医療通訳対応! おすすめの通訳会社4選【2025年最新版】
東京都のおすすめ通訳会社9選【2025年最新版】
比較ビズ
掲載されている会社の人気度や実績などが星で評価されており、参考にできるかもしれません。
ミツモア
こちらは仲介者がいないタイプのビジネスマッチングサイトとなっています。レビュー評価があるため、評価を参考にすることができます。人の顔写真が掲載されていたり、依頼決定まではチャットで交渉ができるなど、依頼者に親近感を与える仕組みになっています。
通訳者を派遣するWIPジャパンの通訳サービス
ご相談は無料です。いつでもお気軽にご連絡ください。
通訳会社の評価を調べる
初めて依頼をする際に、サイトを見ただけでは相手がどういう会社かを見抜くことは難しく、やはり第三者からの評価を参考にするしかありません。そこは、買い物をする際に、ユーザーレビューを参考するのと何ら変わりはありません。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)
上述の相見積りサイトやビジネスマッチングサイト以外に通訳業界でメジャーな、通訳会社をレビューするサイトというのは存在しませんが、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)には、通訳会社のレビューがありますので、そちらを参考にしてみるのも一つの方法です。(現在はGoogleマップと統合されているため、WEBブラウザで確実に見ようとするなら、Googleマップで検索したほうが早いかもしれません)
以下のようにWEBブラウザではGoogleマップの左側に表示されますので、そこでレビューを閲覧することができます。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で「東京都 通訳会社」で検索した結果
お客様の声など
通訳会社もサイトに様々なページを用意していますので、一度そうしたページに目を通してみるとよいでしょう。
- お客様の声
- 取引実績
- FAQ 等々
通訳者を派遣するWIPジャパンの通訳サービス
ご相談は無料です。いつでもお気軽にご連絡ください。
個人事業主の通訳者を探す
昔は、知合いの伝手を辿って優秀な通訳者を紹介してもらうなどのケースが多かったのですが、今はクラウドソーシング系マッチングサイトも多数ありますし、SNSもあって、情報を集めること自体は難しくありません。ただ、その中で信頼できる人物を見極めるという点が難しく、その点に労力を割く必要が発生します。
クラウドソーシングで探す
今は、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシング系マッチングサイトなども多数ありますので、そうしたサービスで、通訳を頼むことも出来ます。ただ、注意しなくてはいけないのは、登録している人達は必ずしもプロの通訳者というわけではないという点です。バイリンガルやマルチリンガルでプロの通訳者ではないという人々が多数登録していますので、求めているレベルに応じて絞り込んでいく必要があります。
クラウドワークス
クラウドワークスにも通訳者のカテゴリーがあります。ただそれだけですと1万件以上ヒットしてしまいますので、さらに通訳の選択肢をチェックします。それでも552名のヒットとなっています。さらに地域等で絞り込みをかけると、かなり数が絞れますのでその中から探してみてはいかがでしょうか。
ランサーズ
ランサーズにも「フリーランス」を探すで「翻訳家・通訳者」というカテゴリーがあります。こちらで1304名がヒットします(2025年1月現在)。ただこれですと翻訳家も混ざってしまいますので、キーワード検索で「通訳」と入れて、335名にまで絞ることができました。さらに地域等の条件で絞り込むことができます。
ランサーズ/通訳の翻訳家・通訳者をフリーランス個人へ依頼・外注/335名
ココナラ
ココナラも有名なクラウドソーシング系のマッチングサイトですが、カテゴリー一覧には通訳に該当するものは見当たりませんでした。「プロ人材を探す」というカテゴリーから検索キーワードに「通訳」と入れて検索すると3,919人がヒットしましたので、こちらで探すこともできます。
ココナラ/キーワード通訳の検索結果/3,919名
SNSで探す
XやFacebook、LinkedInなどを使って個人の通訳者を探すという方法もあります。特にFacebookは本名を公開しているだけあって、ビジネス上のつながりを求めている人が多く、SNSの中でも日本のビジネスに特化している印象です。
あとは、国際会議を行っているとおぼしき投稿をしている会社に、思い切ってDMで通訳者はどこに依頼しているか聞いてみるという手もあります。親切に答えてもらえるかは分かりませんが、ビジネス寄りのFacebookなどであれば、回答してもらえる可能性はあります。
昔とツールは違ってもやはり重要なのは口コミということかもしれません。
オンラインの通訳サービス
オンラインの通訳サービスの場合、「オンライン通訳サービス おすすめ」などのキーワードで検索すると、比較記事やレビューサイト、ランキングサイト等々が検索結果に出てきますので、そうしたサイトを参考にするといいかもしれません。
ただし、この場合、オンラインではない通訳サービスも混ざって紹介されているサイトもありますので、その点は注意が必要です。
レビューサイト
ITreview
ITreview
【2025年】オンライン通訳サービスのおすすめ12社をユーザーレビューで徹底比較!
2025年1月現在では、純然たるレビューサイトとしては「ITreview」のみとなっていますが、評価の数が少ないため 、情報が集めにくくなっています。
比較サイト、ランキングサイト
以下は比較記事、ランキングサイトとなりますが、こちらで重複して紹介されているサービスは注目度が高いということにもなりますので、その辺りをマークして調べてみるといいかもしれません。
ビズクロ
【2024年最新】オンライン通訳サービス・会社おすすめ5選|料金相場を解説
アスピック
オンライン通訳サービスおすすめ12選。自社に合った選び方は?
MATCHA
おすすめの通訳会社14選 | 各社の特徴や料金、選び方のポイントを解説
OCiETe
おすすめの通訳会社5選!特徴・料金と依頼すべき通訳会社を紹介
WIPジャパンが提供しているオンライン通訳サービス「YOYAQ(予訳)」は、比較記事、ランキングサイトでも多数紹介されている、今注目を集めている通訳サービスです。
オンラインなのでどの地域からも簡単に利用できます。
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スマホの通訳者マッチングアプリを探す
オンラインで、スマホやタブレットでもよいという場合は、スマホの通訳者マッチングアプリを探すという方法があります。
また、医療現場向けには以下のようなアプリもあります。こちらは【医療通訳者+AI機械翻訳サービス】となっており、状況(緊急性など)によって使い分けができるようです。
外国人患者受入れ支援サービス mediPhone
医療機関向けコミュニケーション支援サービス MELON
訪日外国人に対応する小売り業、サービス業で、現在使われているものには「ポケトーク」などがあります。こちらは専用の小型端末機の中にAI翻訳による通訳機能が入っているものとなります。
AIを使った通訳サービス
上にも出ましたが、今や通訳業界にもAIの波が押し寄せてきています。
・音声認識、文字起こし機能の精度が飛躍的に向上
・AIを使った翻訳の精度が飛躍に向上
・自動音声読み上げの一般化
これらの要素が組み合わさることで、これまでの既存ツールなどにも通訳機能が実装されはじめています。
Google 翻訳(Google Translate)
音声通訳(リアルタイムの会話モード)
Zoom AI 通訳機能
プロの通訳者を使ったリアルタイム通訳に加え、AIによる補助
Microsoft Translator
リアルタイムの音声通訳
複数人が異なる言語で会話できる「Conversation」機能を提供
これらのサービスを利用する際には、現状ではまだAIの翻訳は英語以外の言語の精度がそこまで高くないため、注意が必要となります。
まとめ
まずは、どのぐらいのレベルの通訳者が必要となるか、案件を見極めましょう。ネットの世界にはプの通訳者からバイリンガル、マルチリンガル等のアマチュア通訳者まで大勢います。
次に、通訳会社に翻訳者を派遣してもらうか、通訳者に直接業務委託をするかを決めましょう。それによって探すルートが大きく分かれます。
オンラインでよいものはオンラインの通訳サービスで、スマホでよければアプリの通訳サービスなど、視野を広げれば、低価格や超特急の案件にも対応してもらえる通訳者が見つかるかもしれません。その際は、品質が高くない可能性があることも事前に織り込んでおきましょう。
通訳者を派遣するWIPジャパンの通訳サービス
ご相談は無料です。いつでもお気軽にご連絡ください。
WIPジャパンが提供しているオンライン通訳サービス「YOYAQ(予訳)」は、オンラインでの通訳をプロ通訳者に業務委託できるサービスです。
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