プレスリリース
多言語ビジネス支援のWIP(ウィップ)ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上田輝彦、以下「WIPジャパン」)は、このたび翻訳サービスの国際規格であるISO17100認証を取得しました。
ISO17100とは、品質の高い翻訳サービスに必要とされる基本プロセス、人的・技術的リソース管理等のあらゆる側面についての要求事項を定めた国際規格です。
今回の認証により、後述の言語の組み合わせと翻訳分野において国際規格に準拠した翻訳サービスの対応が可能となります。
【認証内容】 | ||
事業者名: | WIPジャパン株式会社 | |
対象事業所: | 東京オフィス、大阪オフィス | |
対象言語: | 日英、英日 | |
対象翻訳分野 | ||
A分野: | 契約・法務・財務・経営 | |
B分野: | 医療・医薬品・医療機器 | |
C分野: | 製造・工業・IT・ゲーム | |
E分野: | その他(行政・教育・観光・インバウンド関連) |
【取得の背景・今まで取得しなかった理由】
約20年前より、WIPジャパンでは翻訳について社内マニュアル類(翻訳制作ガイドブック、翻訳制作手順書、スタイルガイド、新規対応見積手順書、作法集)を整備しており、しっかりした制作体制と運用を行っていました。
したがって、ISOの基準に沿うことは低品質の翻訳成果物が生まれることを防ぐしくみであることは認めつつも、必ずしも高品質を保証するものではなかったため、認証の必要性を感じていませんでした。
しかし今回、認証取得のきっかけとなったのは、外資系の顧客から「WIPジャパンの翻訳品質に問題はないが、親会社の外注管理マネジメントが導入され、ISO認証取得が必須条件となってしまった」という理由で取引継続が不可能になるケースが生まれたためです。そこで2020年9月中旬に認証取得準備を開始、約4か月で認証取得に至ったものです。
【改善点と融合】
認証準備にあたって、従来の翻訳プロセスについて人的資源管理や制作後のフィードバックの点で改善点を見つけることができました。一方で、ISOが定めるプロセスには、コストを下げる提案力、品質を上げる原稿自体の作り方、プロジェクトマネジャーに求められる言語・現地文化に関する広範な知識等については、具体的記述があるわけではありません。
今回、WIPジャパンの強化された制作体制とISOが求めるプロセスの融合で、さらに約8千社のクライアントにとって安定的に良質な翻訳サービスを提供できると確信しています。
【意義】
日本企業の課題は、日本の総人口急減であり、日本語市場の縮小です。したがって人口急減対策の中心となるべきは、日本語以外での事業展開、事業の外国語化であり、高品質の翻訳サービスを提供することで、日本企業に新たな収入源が生まれ、競争力が高まることにつながります。
今後、WIPジャパンはポストエディット(機械翻訳処理後の訳文編集)の国際規格ISO18587にも対応できる体制を整備し、AI翻訳(機械翻訳)と人力翻訳の融合を図っていきます。
WIPジャパンについて
1995年に、「もっと理解しあえる世界をつくりたい」を理念として創業。世界400以上の都市に拡がるネットワークを活用し、官公庁・地方自治体・国内外有力企業・調査研究機関など約8,000社(2021年2月現在)の顧客に、高度な多言語運用力が必要とされるサービスを提供し続けています。
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参考
【認証に関する他情報】
登録番号: | JSAT 054 | |
適用規格: | ISO 17100:2015 (JIS Y 17100:2021) | |
認証機関: | 日本規格協会ソリューションズ株式会社 |
※WIPジャパンの翻訳サービスの全てがISO17100 (JIS Y 17100)に準拠しているわけではない点ご留意ください。
ISO17100 (JIS Y 17100)対応が必要な場合は、個別にご相談ください。
【会社概要】
社名: | WIPジャパン株式会社 | |
代表取締役社長: | 上田輝彦 | |
所在地: |
〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス1F |
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電話(代表) |
03-3230-8000 |
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創業: |
1995年11月 |
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資本金: |
9125万円 |
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事業内容: |
翻訳・その他多言語ビジネス支援(通訳・外国語人材派遣紹介・海外調査マーケティング) |
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