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Mar. 02, 2022

翻訳の方言性とは:言葉から言葉へ(英文記事のポストエディット版)

 

この記事は、オリジナル英語記事をAI翻訳し、ポストエディットしたものです。
英語の記事はこちらからお読みいただけます。

The original of this article was translated using AI translation software and then post-edited.
Please see the original article in English here.

 

言語の方言性とは:言葉から言葉へ


千種 デイビッド


もし翻訳者に出会ったら、あなたならどんなことを尋ねますか。もしかすると「どんな言語を翻訳していますか?」でしょうか。返ってくる答えはきっと「英語と日本語」や「ロシア語とフランス語」だったり、一部の優秀なプロフェッショナルだと三つ、四つの言語を答えるかもしれません。

 

そのような答えを聞くと、例えば「この人はフランス語で書かれたどんな文章でも、ロシア語に無理なく翻訳することができるのだろう」と想像することでしょう。

 

この記事では、そのような思い込みに疑問を投げかけ、翻訳の世界がいかに広く、複雑で、一筋縄ではいかないものであるかを見ていきます。また、WIPジャパンが翻訳という難しい分野にどのように向き合っているかについて紹介することも目的としています。そのために、「方言」という概念で話を進めたいと思います。

 

言うまでもなく、翻訳の中心には言語があります。異なる言語の存在は、コミュニケーションの大きなハードルであり、そのハードルを乗り越えるために翻訳者が採用されています。しかし、同じ言語間でのコミュニケーションにも、様々なハードルが存在します。

 

書き言葉については後で説明することにして、まず話し言葉の「方言」の例をみてみましょう。同じ言語間であっても、コミュニケーションがいかに難しいかがよくわかります。

 

ここで、ニュージーランド生まれの英語話者である私自身が、アメリカやイギリスに滞在した際の経験を紹介したいと思います。アメリカで「dollar note(ドル紙幣)」の話をした時のことですが、相手が困惑した表情で「ヌート?」と聞き返してきたことを思い出します。私の「note」の発音が通じなかったことも問題ですが、そもそもアメリカ人と話す上で「bill (アメリカ英語で紙幣)」ではなく「note(イギリス英語で紙幣)」という表現を選んだことが大きな間違いでした。

 

イギリスでの経験として、私が自分の「prized possession(宝物、大切にいているもの)」を説明した時に、相手が訝しげな顔をして「prized position?(大切にしている地位)」と聞き返してきたことを思い出します。

 

また、同じ国であっても、自分が生まれ育った地域の言葉は、他の地域とはアクセント、語彙、慣用句、文法などが大きく異なる場合があります。

 

国内の統一された教育システムのおかげで、話し言葉にあるようなアクセントや慣用句などの問題は、書き言葉ではそれほどありません。しかし、書き言葉にも話し言葉と同じくらい大きな障害があることがあります。それは、生まれ育った環境によるものではなく、職業、専門分野、もしくは興味の違いで発生するものです。

 

職業や専門分野で発生する書き言葉の方言として、医療を例に説明しましょう。世界中のどこでも、医師という職業は難解な言葉を操ることで知られています。手書きのカルテを判読できるだけでは不十分で、医師がよく用いる略語を解読し、医薬品の名前を覚え、そして無限に複雑な人体のしくみを説明するために必要とされる専門医学用語も理解しなければなりません。

 

患者にとって、医師のメモや処方箋は外国語で書かれているのと同じです。医師は、当然のことながら、同じ言語を用いている他の医師と同じように書いているだけだと主張するでしょう。しかし、「同じ言語を用いている」だけでは意思疎通は不十分なのです。

 

アカデミックな世界も、素人では到底理解できないような言葉で溢れています。例えば、ある言語学の論文に書かれていたものに、次のような文章があります。「伝統的なSpecはそれが配置されている文節からc統御するという仮定のもと、Kayne (1994)は、(17a-b)の許容性が、英語の所有者はSpecDPではなく、下位の文節のSpec、SpecPossPに配置され、DPが所有者のc統御領域を限定していることを示しているとしています。」 (https://boskovic.linguistics.uconn.edu/wp-content/uploads/sites/2801/2019/05/CSCAdjunctsShort.pdf)

一体、どういう意味なのでしょうか?

 

実は、このような高尚な例をみる必要もないかもしれません。例えば何かの趣味や興味をサブレディット(Redditの中のカテゴリー)で検索してみてください。その趣味や興味の全体像をよく把握していなければ、投稿の意味がまったくわからないということがあるでしょう。

 

また、ほとんどの人は趣味や興味をたいてい一つか二つぐらいしか持っていません。それは何かに深く入り込んでしまうと、他のことに割く時間やエネルギーが単純になくなってしまうからです。翻訳についても同じことがいえます。一般の翻訳者が十分にマスターできる「方言」は、一つの言語の中で一つか二つ程度です。

 

ここで私が使っている「方言」という言葉について、さらに詳しく説明したいと思います。私は主にビジネス関連の文書を翻訳しています。手紙や電子メールによるコミュニケーション、ビジネススピーチ、(パワーポイントなどの)プレゼンテーション、アンケート、IR関連、年次総会の議事録やそれに関連する文書などです。また、企業のウェブサイト、広告コピー、企業プロフィールや概要、社史、インタビューなどの広報関連の翻訳も多く手がけています。コミュニケーションの規範や、その分野の翻訳で使われる語彙や慣用句を熟知していますし、また自分が翻訳する文章が誰を対象としているのか、対象者が何を期待しているのかを頭の中で明確にイメージすることができます。つまり、ビジネス関連は私の翻訳の「方言」の一つなのです。この分野の文章であれば、何かおかしなところがあればすぐにわかりますし、たとえ元の文章が下手で不明瞭な箇所があったとしても、自分の知識に基づいて意味を理解することができます。

 

しかし、言語学の論文やオンラインゲーム(あるいは医師の処方箋)を翻訳するとなると、概念を理解し、語彙を解読し、参考文献を確認し、他の翻訳者が類似したテキストをどのように翻訳したかを調べなければならず、自信をもって翻訳するためには膨大な時間をオンラインで費やすことになります。結果的にはよい翻訳ができるかもしれませんが、ビジネス関連の翻訳とは違って、背景を理解する作業に多くの時間を取られてしまいます。つまり、言語学の論文やオンラインゲームなどの分野は、私が使いこなせる翻訳の「方言」ではないのです。なじみのない「方言」で人々が何を言おうとしているのか理解し、ましてやそれをその「方言」に合うように翻訳することは大変な労力が必要です。

 

WIPジャパンは、このような翻訳の「方言性」を十分に理解しています。実際、ほぼすべての「方言」に特化した人材のネットワークを持っています。弊社の翻訳者のほとんどは、高い技能と豊富な経験を持つフリーランスの専門家で、通常は一つまたは二つの分野だけを担当しています。WIPジャパンでは翻訳の依頼を受けると、まず言語ペアを確認します。言語ペアが分からなければ、翻訳者を選ぶことは当然ながらできません。

 

しかし、その選択をする上で次に重要なことは、具体的な分野、つまり「方言」です。私たちの仕事は、ネイティブスピーカーに文章を渡して翻訳してもらうだけではありません。その「方言」に精通した大卒資格をもつネイティブスピーカーに割り当てているのです。WIPジャパンの翻訳は、文書内容の分野に精通し、その分野の方言に特徴的な語彙、表現、慣用句などを熟知した人物が担当します。だから安心して依頼してください。そうすれば、厳しいチェックプロセスを経て磨き上げられたプロフェッショナルな文章が、お客様の手元に届けられるでしょう。

 

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