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2020.Jul.30

チェッカーから見た「良い翻訳」を発注するコツ(その2)

 

原稿にコメントを付ける

日本語から外国語に翻訳する場合、翻訳しにくい日本語原稿となっていることがあります。たとえば、日本語は一般的に主語を省くことが多いので、次のようなケースが時々見受けられます。

 

1) 何が主語なのか、判別が難しい
2) 主語は単数なのか複数なのか、推察が難しい
3) 主語は男性なのか女性なのか、推察が難しい
4) 句点の場所により意味が変わってしまう
5) 修飾語がどこからどこまで修飾するか、推察が難しい

英語や欧州言語には、主語を文章中で省略できず、単数・複数、男性・女性で単語が変わる言語が多いため、依頼者の意図を予め翻訳会社側に伝えることができると、より良い翻訳がより早く完成します。

意図を伝えるためには、ワード、エクセル、パワーポイントなどでコメント機能を利用すると便利です。

翻訳会社では、そのコメントを参照して、より依頼者の意図をくみ取って作業することができ、誤訳の可能性が減り、とても効率的になります。

コメントが付いていなくても、翻訳作業は推察しながら進めていき、納品の際、たとえば「今回、主語はAだと推察して訳出しましたが、もしBの場合であれば、『〇〇』と差し替えをお願いします」などと、代替案を示せる場合もあります。しかし、それはあくまで、はっきりと特定できる場合に限られてしまいます。

原稿において不安を感じる部分については、予め原稿にコメントを付けてくださるか、別途指示いただけますと、迷うことなく翻訳作業を進めることができ、全体的に配慮の行き届いた「良い翻訳」につながります。

ちょっとした手間が、良い翻訳につながる、そんなコツがここにもあります。(原田)

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