安全データシートのグローバル対応が求められる時代、プロのSDS翻訳でトラブル・遅延・商機ロスを回避!
1. SDS(製品安全データシート)とは?
製品安全データシート(SDS:Safety Data Sheet)は、化学品や工業製品などの物質・混合物に関する危険有害性情報、取り扱い方法、応急処置、廃棄方法等をまとめた重要な法定ドキュメントです。
旧称MSDS(Material Safety Data Sheet)とも呼ばれますが、国際的にはGHS(Globally Harmonized System)対応で「SDS」が主流です。
1-1. SDS作成が必要な理由
- 法令遵守:国内外(例:化審法、労安法、REACH規則、CLP規則、OSHA等)の規制に準拠
- 安全管理:現場事故・健康障害等のリスク低減
- 流通必須:輸出入時や取引先提出時に不可欠
- 信頼性向上:正確な情報が企業価値を支える
1-2. SDSの翻訳が特に求められる状況
- 化学品の輸出・輸入(多言語SDS提出義務)
- 外資系メーカーとの取引
- 国内多国籍工場や研究施設への納入
- 法規改訂時の多言語対応
2. SDS翻訳の専門性 ― 一般翻訳とここが違う!
SDS翻訳の主な専門ポイント
一般翻訳 | SDS翻訳 |
---|---|
一般的なニュース、手紙、契約書など | 化学物質・工業材料などの専門用語 |
文法、表現、読みやすさが重視される | 正確な数値・含有量・危険有害性・法令表記が最優先 |
誤訳・意訳には注意する | 誤訳や書式誤りは法的責任・取引中断リスク |
読者は幅広い場合が多い | 主に技術者・規制当局・現場の安全担当者 |
更新は自由なことが多い | 法律・国際規格(GHS他)への準拠必須 |
2-1. SDS翻訳で求められる専門スキル
- 化学的知識(CAS番号、原材料危険性、反応性etc.)
- 各国法規制(例:米国OSHA/EPA、EU REACH、日本GHS)
- 統一フォーマット(16区分化など最新仕様)
- ISO9001品質やダブルチェック体制
- ごく最新の法改正・技術トレンドへの対応
3. SDS翻訳の実務プロセス
SDS翻訳のワークフロー例
- 1. 原稿受領・分析:旧MSDS、新SDS、規格書など受領⇒必要資料確認
- 2. 用語集・レイアウト準備:当該言語・法域のSDSテンプレート作成
3. 専門翻訳・ダブルチェック:化学専門翻訳者+法令対応チェック
4. 用語統一・GHS記載の監査:CAS番号、危険有害性文言の現地公式表記採用
5. 納品前検証:二重監査・記載揺れチェック
6. ご要望への調整・納品:国別書式、PDF/Paper等ファイル化
よくある注意点
- GHSのピクトグラム・ラベル表示翻訳
- SDS規定区分の省略漏れ対応
- 旧MSDSからSDSへの再構成(区分変更)
4. SDS翻訳の失敗例・よくあるトラブル
4-1. 失敗事例
- 誤訳で危険・有害性区分が不一致→出荷停止・誤情報伝達事故
- 国別法令の最新改正に未対応→行政指導・取引中断
- 社内翻訳でラベルミス→現場混乱・大規模リコール
- 参考資料への未対応→SDS統一性欠如、法規違反
4-2. 成功のポイント
- 経験豊富な専門翻訳者による対応
- ダブルチェック体制
- 国際標準(GHS等)への完全準拠
- 定期アップデートの仕組み
5. SDS翻訳サービス会社の比較表
項目 | 一般翻訳会社 | SDS特化型翻訳会社(当社) |
---|---|---|
対応分野 | 幅広 | SDS・化学・工業等に特化 |
専門知識レベル | 一般的/初級 | 化学・法規エキスパート |
最新法改正の対応力 | 限定的 | 継続ウォッチ体制あり |
品質管理 | 担当者任せ | ISO準拠ダブル監査体制 |
フォーマット対応 | 口語文・自由表現 | 各国SDS標準記載準拠 |
緊急対応力 | 通常範囲 | 特急・早期納品対応可 |
コンサルティング | なし/簡易 | 規制・ラベル変更も可 |
6. SDS翻訳の依頼時チェックリスト
- 原文SDS/MSDSの準備(電子・紙可)
- 対象言語の指定(例:英語・中国語・韓国語・ドイツ語・スペイン語等)
- 輸出入先/現地国情報(最新法規用意)
- GHS区分最新版の指定
- レイアウト・データ形式の要望
- 提出期限・特急有無
- 秘密保持・社名開示の有無
7. WIPジャパンのSDS翻訳サービスの強み
- 全翻訳者が化学系/工学・薬学・理学系出身
- ISO準拠の品質管理
- 多国語(英・中・独・西・仏ほか20言語対応)
- GHS対応だけでなく旧MSDSやその他技術資料の翻訳も一括対応
- 短納期・大部数・急ぎにも柔軟対応(特急納品も可能)
- 安心の秘密保持契約(NDA)標準付帯
- 後日の法令アップデートにも迅速改訂対応可能
8. よくあるご相談・Q&A
Q:海外に工業用洗剤を輸出します。仏語SDSが必要ですが対応できますか?
A:対応可能です。「現地法令の最新版」規定にベースを置き、仏語GHS規格で統一記述、現地公式用語集を用いて納品いたします。
Q:受託製造製品のSDS翻訳+成分表やラベルも一括できますか?
A:可能です。ラベル、成分表、技術資料などのセット翻訳も多数実績がございます。
Q:旧MSDSしかないが現行SDSに作り替えることは?
A:旧フォーマットベースからGHS準拠SDSへの再構築/翻訳も承ります。
Q:翻訳後に法改正があった場合はどうなりますか?
A:アップデート、追加改訂のみのご依頼も歓迎です。
9. ご相談事例
ご相談事例(危険物ラベル・成分表・化学薬品一覧・添加物DBなど)
業種別:化学メーカー、半導体・自動車・塗料・食品添加物等
対応言語:英語、中国語、ベトナム語、タイ語、韓国語、独語、仏語、スペイン語ほか
安全とビジネスのためのSDS専門翻訳を
法令順守・現場の安全そしてグローバルサプライチェーン維持には「正確かつ最新のSDS・安全データシートの多言語翻訳」が必須です。当社のSDS翻訳サービスで、安心・スムーズな海外展開とビジネス拡大を後押しいたします。
ご希望により他の技術文書(仕様書、評価証明、法規解説、GHSラベル、廃棄手順書等)についても対応可能です。お気軽にご相談ください。
ご相談は無料です。いつでもお気軽にご連絡ください。