<img src="https://trc.taboola.com/1341089/log/3/unip?en=page_view" width="0" height="0" style="display:none">
  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • pocket
  • はてな
Aug. 01, 2024

【2024年最新版】世界の言語ランキング(ネット人口含む)

現在、世界には約3千~7千の言語が使用[ i ]されていると言われています。その中には、億単位の人々に使用されているものから、絶滅寸前の言語まで、様々な言語が混在しています。

一方で、その言語を使っている人の数を数えることは非常に難しいのが実情です。同じ言語であっても、日本語の方言のように様々な種類に分けることができるものも多くあり、さらに、情報源にタイムラグがあることや、統計上の環境や条件が異なるからです。

その点を踏まえたうえで、下記ランキングを参照ください。なお、データは2020~2023年の数字を基にしています。

世界の言語ランキング(公用語からみた人口)[ ii ]

以下のランキングにあるように、単純な話者数では、人口の多い国における言語が上位にきており、中国語(標準語)は今後もランキングトップクラスを占めますが、2022年を境に人口減少に転じた点、政府発表の統計的な数字に疑義が生まれている点、インドの人口が世界一になった点を今後考慮していく必要がありそうです。

5位のアラビア語は、需要が高まってきており、イギリスにおいて重要とされる10言語にも、スペイン語に次ぐ2番目にランクインしています。[ iii ]

ドイツ語については、EU域内での母語人口は2番目 [ iv ] ですが、使用地域が限られ、人口があまり伸びていないようです。一方、フランス語は、EU域内での母語としての使用率はドイツ語ほど高くないものの、世界で2番目に多くの国・地域で使用されており、話者数が多くなっています。

インド国内で話されている言語については、ヒンディー語はもちろん、パンジャーブ語、テルグ語、マラーティー語、タミル語、グジャラート語、マラヤーラム語、カンナダ語、オリヤー語がランクインしています。まだ日本では馴染みの薄い言語ですが、今後、現地消費者の所得が伸びるにつれ、ビジネス的に重要な言語になっていくでしょう。

通訳者探しポータル「YOYAQ(予訳)」はこちら

言語ランキングと公用語からみた話者人口

全世界の人口 80億4500万人(国連人口基金:2023年)
以下の言語別人口は、あくまで推定による概算であり必ずしも最新ではない点、お含みおきください。

1. 英語 15億3,100万人 [ vi ]
[公用語としている地域] イギリス・アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリア・インド・ニュージーランドなど
多くの国で英語教育を推進しているため、英語話者数を集計することが非常に複雑になっています。
(関連記事はこちら:日英翻訳のための「世界共通語としての英語」
2. 中国語 14億7,700万人 [ v ]
[公用語としている地域] 中華人民共和国(中国本土/香港/マカオ)・台湾・シンガポール
中国には、互いに意思疎通が困難な地域言語が多数ありますが、ここでは標準語(普通話)を指します。
3. スペイン語 5億1,600万人
[公用語としている地域] スペイン・アルゼンチン・チリ・メキシコなど、全20か国・地域
ラテンアメリカ地域の国際共通語と言われています。
(関連記事はこちら:同じスペイン語でも違う?地域別の単語やニュアンスの使われ方
4. アラビア語 4億4,700万人
[公用語としている地域] エジプト・イラク・イスラエル・モロッコ・サウジアラビア・アラブ首長国連邦など、全27か国
5. ランス語 4億3,100万人 [ vii ]
[公用語としている地域] フランス、アフリカの国々、スイス、ベルギー、ルクセンブルク、カナダなど、29カ国

6. ヒンディー語 4億2,000万人[ vii ]

[公用語としている地域] インド・フィジー
インドの憲法に定められた公用語。主にインドの北部・中部で使用されデーヴァナーガリー文字で表記します。
7. インドネシア語・マレー語 3億600万人
兄弟語と呼ばれているインドネシア語とマレー語。単語の選択・綴り・発音に若干の違いがありますが、非常に似通っておりお互いに通じます。主にインドネシア、マレー半島周辺地域で使用されています。
8. ポルトガル語 2億9,100万人
主にポルトガルとブラジルで使用され、ブラジルの公用語であることから、話者数が多くなっています。
9. ベンガル語 2億2,000万人
バングラディッシュの国語。インドのベンガル地方でも話されます。
10. ロシア語 1億4,600万人
ヨーロッパで最も母語話者が多い言語で、国連の6つの公用語のひとつ。キリル文字が使われます。
11. 日本語 1億2,600万人
日本の事実上の公用語です。表記体系が他言語に比べて複雑で、平仮名・片仮名・縦書き・横書きなど様々です。
(関連記事はこちら:正しい日本語ってなんだろう?
12. ドイツ語 9,900万人
ヨーロッパでは、ドイツ・オーストリア・スイス・ベルギーなど多くの国で公用語となっています。また、イタリアの北部の一部でも公用語となっている地域があります。
13. パンジャーブ語 9,000万人
インドとパキスタンにまたがるパンジャーブ地方の方言です。インドのパンジャーブ州では公用語とされ、デリーの第二公用語にもなっています。パキスタンでは話者数が最も多い言語ですが、公用語には指定されていません。
14. ジャワ語 8,400万人
インドネシアのジャワ島中央部から東部で話されている言語。同国の公用語にはなっていませんが、母語としている人の数は同国内で圧倒的に1位です。
15. 朝鮮語/韓国語 7,500万人
朝鮮民族が使う言語で、韓国・北朝鮮の公用語です。
16. タミル語 7,400万人
スリランカとシンガポールの公用語。南インドのタミル州で主に話されています。マレーシアやマダガスカルなどにも少なくない話者人口が存在しています。
17. ベトナム語 7,000万人
ベトナム総人口の87%を占めるキン族の母語でベトナムの公用語です。
18. テルグ語 7,000万人
インドの南東部で話される言語で、インドの22の指定言語にも含まれています。
19. マラーティー語 6,800万人
インド西部の州の公用語です。インドの22の指定言語にも含まれています。隣接する様々な州でも使われているとされています。
20. ウルドゥー語 6,100万人
パキスタンの国語となっており、北インドで主に使われています。ヒンディー語と同系のイスラム教徒版と位置づけられています。
21. イタリア語 6,100万人
イタリア・サンマリノ共和国の公用語で、スイスの一部もイタリア語圏で公用語にもなっています。バチカン市国でも一般的に使われています。
22. トルコ語 6,000万人
トルコ以外では、ブルガリアで最も多く話され、ギリシャやキプロスなどでも話されています。
23. ポーランド語 5,000万人
ポーランドの公用語。国内の話者人口は3,800万人ですが、全世界では5,000万人と推計されています。
24. グジャラート語 4,600万人
インド西部の州の公用語で、ウガンダ・ケニア・パキスタンにも話者がいます。また、イギリスや北米にも話者が多くいるとされています。
25. ペルシア語 4,600万人
主にイランで使われており、タジキスタンでは唯一の公用語です。
26. タイ語 4,600万人
タイ王国の公用語。ラオス語(ラーオ語)はタイ北部・東北部の方言と類似しており、かなりの程度で意思疎通が可能です。
27. ウクライナ語 4,500万人
ロシア語と同じ、「キリル文字」を使う言語で、ウクライナの公用語です。ロシアやポーランド、さらに南北アメリカやオーストラリアなどにも話者がいるとされています。
28. マラヤーラム語 3,600万人
南西インドで話される言語です。独自のマラヤーラム文字があります。
29. カンナダ語 3,500万人
南インドのカルナータカ州の公用語で、様々な方言に分かれています。カンナダ文字という独自の文字が使われています。
30. アゼルバイジャン語 3,300万人
アゼリー語とも言われる、アゼルバイジャンの公用語です。ジョージア・アルメニア・イラク北部・トルコ・ロシア連邦内のダゲスタン共和国などにも話者が分布しており、イランではトルコ語と呼ばれる場合もあります。
31. オリヤー語 3,200万人
東インドのオリッサ州の公用語です。豊かな文学遺産があり、伝統的にヒンドゥー教などの影響を受けています。
32. ビルマ語(ミャンマー語) 3,200万人
ミャンマー連邦共和国の公用語。ミャンマーの総人口の約70%を占めるビルマ族が母語としています。

世界の言語ランキング(インターネット上の言語使用人口)

インターネット上における使用言語に関して、2000年における同様のデータと比較しますと[ viii ]、この17年におけるアラビア語の使用率が6,800%以上の成長率を示しており、非常に注目すべきトレンドです。

フランス語に関しては、アフリカ政治の安定とこの地域の出生率の高さから、ヨーロッパよりもアフリカでの使用率が上昇していくでしょう。[ ix ]

ヒンディー語については、インドの人口が中国を抜きGDPもアメリカと同等になると予想されていますが、国内では英語教育に注力しているため、当面インターネット上におけるヒンディー語使用率上昇には単純につながらないと考えられます。が、将来的には確実に需要は上がっていくでしょう。

 

言語ランキングとネット人口

全世界のインターネット利用人口(2020年3月31日時点・推定) 54億7,306万人

1. 英語 11億8,645万人(25.9%)
2. 中国語 8億8,845万人(19.4%)
3. スペイン語 3億6,368万人(7.9%)
4. アラビア語 2億3,742万人(5.2%)
5. インドネシア語・マレー語 1億9,803万人(4.3%)
6. ポルトガル語 1億7,175万人(3.7%)
7. フランス語 1億5,173万人(3.3%)
8. 日本語 1億1,863万人(2.6%)
9. ロシア語 1億1,635万人(2.5%)
10. ドイツ語 9,253万人(2.0%)

上記10言語計 35億2,503万人(76.9%)
(2020年3月31日時点・括弧内は全ネット人口に対する割合) [ x ]
 
関連記事:
  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • pocket
  • はてな

翻訳会社を選ぶおすすめの依頼方法:失敗しない10のキホン

WIPの翻訳をつくるサービスはこちら