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Jul. 17, 2025

統合報告書翻訳で「企業価値創造ストーリー」を世界に伝える!IR戦略の最重要ツール

 

近年、国内外の投資家が企業の長期的な成長性や持続可能性を評価する際、財務情報だけでなく、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)といった非財務情報を重視する傾向が強まっています。このような背景から、財務情報と非財務情報を統合し、企業の「価値創造ストーリー」を包括的に伝える統合報告書(Integrated Report) が、IR戦略における最重要ツールとして注目されています。

しかし、この統合報告書の翻訳は、単なる財務諸表の翻訳とは一線を画します。複雑な財務会計用語に加え、ESG(環境・社会・ガバナンス)、サステナビリティ、知的資本、人的資本といった多岐にわたる専門分野の知識、そして企業の経営戦略や理念、将来ビジョンといった定性的な情報を、現地の文化や文脈に合わせて的確に伝える高度なスキルが求められます。

このブログ記事では、統合報告書翻訳の重要性から、どのような場面で必要となるのか、そして高精度な翻訳を実現するためのポイントまでを、具体例を交えて解説します。貴社の国際ビジネスを成功に導くためのヒントとして、ぜひご一読ください。

統合報告書とは?国際的なビジネスにおけるその重要性

統合報告書(Integrated Report) は、国際統合報告評議会(IIRC)が提唱するフレームワークに基づき、企業の財務情報と非財務情報(ESG情報、知的資本、人的資本など)を統合して開示する報告書です。単なる情報の羅列ではなく、企業がどのように価値を創造しているのか、そのプロセスと将来のビジョンをストーリーとして語ることを目的としています。

この報告書は、企業の財務パフォーマンスだけでなく、持続可能性への取り組み、事業戦略、リスクと機会、ガバナンス体制などを包括的に示すため、特に欧米の機関投資家やESG投資家が投資判断を行う際の重要な情報源となっています。

 

なぜ翻訳が必要なのか? 

統合報告書は、企業の経営理念や戦略、将来ビジョンといった定性的な情報が多く含まれるため、日本語のニュアンスをそのまま直訳すると、意図が正確に伝わらなかったり、文化的な背景の違いから誤解を招いたりするリスクがあります。また、財務情報との整合性、各国の法規制や開示基準への準拠も極めて重要です。不正確な統合報告書翻訳は、企業のブランドイメージや国際的な評価を損ない、資金調達やパートナーシップ締結に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

「統合報告書翻訳」はどんな場面で必要になる?

統合報告書の翻訳が特に必要とされるのは、以下のような重要なビジネスシーンです。

  • 海外投資家向けIR活動・ロードショー: 海外の機関投資家やESG投資家に対し、企業の長期的な価値創造ストーリーやサステナビリティ戦略を説明する際、その企業理念やビジョンを的確に伝える翻訳が不可欠です。

  • 国際的な資金調達・上場維持: 海外市場での資金調達(例: グリーンボンド発行)や、海外の証券取引所への上場、上場維持のための開示報告において、統合報告書は企業の信頼性を示す重要なツールとなります。

  • クロスボーダーM&Aにおける企業価値評価: 買収対象企業の非財務的側面(ESGリスク、人的資本の質など)を含む真の企業価値を評価するために、統合報告書の翻訳はデューデリジェンスの段階で深く分析されます。

  • 国際的なパートナーシップ構築: 海外の企業や組織との協業を検討する際、企業の持続可能性へのコミットメントや、共通の価値観を示すために、統合報告書が有効なツールとなります。

  • 海外でのブランドイメージ構築・採用活動: 海外市場での企業ブランドイメージを高めたり、グローバル人材を採用したりする際に、企業の理念や社会貢献活動を伝える重要な資料として活用されます。

「統合報告書 翻訳」における失敗しないためのポイント

統合報告書翻訳は、単なる言語の置き換えを超え、企業の「思想」を伝える高度な翻訳スキルが求められます。当社が考える、成功に導くための主要なポイントは以下の通りです。

  1. 【財務・非財務情報の統合的理解と専門用語の網羅性】 

    統合報告書には、財務会計用語はもちろんのこと、ESG(環境・社会・ガバナンス)、SDGs、人的資本、知的資本、リスク管理、コンプライアンスなど、多岐にわたる専門分野の用語が混在します。これらの専門用語を、それぞれの分野の文脈に合わせて正確に理解し、適切に翻訳する能力が不可欠です。当社では、各分野に精通した翻訳者がチームを組み、一貫性のある翻訳を提供します。

  2. 【企業価値創造ストーリーの正確な伝達とニュアンスの再現】 

    統合報告書は、数字の羅列ではなく、企業がどのように価値を創造し、将来に向けてどのようなビジョンを描いているかを語る「ストーリー」です。経営戦略、企業文化、理念といった定性的な情報を、単に直訳するのではなく、海外の読者が共感し、企業のメッセージを正確に受け取れるよう、文脈や文化的な背景を考慮した翻訳が求められます。表現のトーン&マナーも重要です。

  3. 【国際的な開示基準(IIRCフレームワーク等)への準拠と整合性】 

    国際統合報告フレームワーク(IIRC Framework)や、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)、SASB(サステナビリティ会計基準審議会)など、様々な国際的な開示基準が存在します。翻訳においては、これらの基準を深く理解し、それらに準拠した表現を用いることが不可欠です。また、財務諸表との整合性も厳密に保つ必要があります。

  4. 【視覚的要素(グラフ・図表)の整合性とレイアウト配慮】 

    統合報告書は、グラフ、図表、インフォグラフィックなど、視覚的な要素が多く用いられます。これらの図表内のテキスト翻訳はもちろんのこと、翻訳後の情報が元のレイアウトに適切に収まるか、視認性が損なわれないかといったデザイン面への配慮も重要です。必要に応じてDTPサービスとの連携も可能です。

  5. 【最高水準の情報セキュリティによる機密保持】 

    企業の経営戦略、将来ビジョン、未公表のESG目標など、統合報告書に含まれる情報は極めて機密性が高いものです。情報漏洩は企業の競争力やブランドイメージに甚大な損害をもたらしかねません。当社はPマーク(プライバシーマーク)取得企業として、お客様の個人情報・機密情報を厳重に管理し、アクセス制限されたセキュアな環境で翻訳作業を実施。翻訳者や関係者も厳格な機密保持契約を締結しています。

  6. 【専門家監修と国際品質規格による信頼性】 

    統合報告書は、企業の信頼性を測る上で重要な公式文書です。そのため、翻訳の正確性を最終的に担保するために、提携する弁護士や会計士、あるいはESG専門家による監修体制があるかどうかが重要な選定基準となります。専門家によるダブルチェックは、信頼性を格段に向上させます。また、当社はISO17100(翻訳サービス品質規格)に準拠しており、国際基準の品質管理体制で翻訳サービスを提供しています。

 

誰に必要?統合報告書翻訳のケーススタディ

実際にどのような企業や担当者が統合報告書翻訳サービスを利用しているのか、具体的なケーススタディをご紹介します。

 


 

ケース1:海外のESG投資家からの評価を高めたい上場企業のIR担当者

 

「当社の統合報告書は、財務と非財務の情報を紐付け、独自の価値創造プロセスを詳細に説明しています。これを海外のESG投資家にも正確に伝えるため、WIPジャパンさんに翻訳を依頼しました。単なる訳出に留まらず、当社のサステナビリティ戦略の真意や、長期的な企業価値創造へのコミットメントが伝わる翻訳に、大変満足しています。おかげで、海外からの評価も高まり、エンゲージメントが活性化しました。」

 


 

ケース2:欧州でのグリーンボンド発行を検討する企業の財務・IR担当者

 

「グリーンボンド発行にあたり、当社の環境への取り組みと財務状況を統合した報告書を欧州の投資家に提示する必要がありました。WIPジャパンさんは、TCFDやEUタクソノミーといった最新の開示基準も踏まえ、専門用語の正確性と、環境貢献のストーリーが伝わる翻訳を迅速に提供してくれました。これにより、投資家からの信頼を得て、円滑な資金調達を実現できました。」

 


 

ケース3:グローバルな企業市民としてのイメージ構築を目指す大手企業広報担当者

 

「海外でのブランドイメージ強化と、優秀なグローバル人材の獲得のために、当社の統合報告書を多言語展開する必要がありました。WIPジャパンさんは、各言語の文化背景や読者層を考慮した上で、当社の経営理念や社会貢献活動が世界中の人々に響くような翻訳を提供してくれました。企業としてのメッセージが正確に伝わり、グローバルでの存在感を高めることができています。」

 

統合報告書翻訳に関してよくある質問(FAQ)

Q1: 統合報告書の翻訳は、IIRCフレームワークやTCFD、SASBなどの開示基準に対応できますか?

 

A1: はい、ご安心ください。当社では、国際統合報告フレームワーク(IIRC)、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)、SASB(サステナビリティ会計基準審議会) など、主要な国際的な開示基準を深く理解した翻訳者が対応いたします。これらの基準に準拠した表現、用語、構成を適切に反映させ、お客様の開示ニーズに応えます。

 


 

Q2: 統合報告書には財務情報と非財務情報が混在していますが、両方の専門性に対応できますか?

 

A2: はい、可能です。当社には、金融・会計分野に特化した翻訳者に加え、ESG、サステナビリティ、環境科学、人的資本といった非財務分野の専門知識を持つ翻訳者が多数在籍しています。両分野の専門家が連携し、財務と非財務情報の整合性を保ちながら、統合報告書全体の価値創造ストーリーを正確に翻訳いたします。

 


 

Q3: 統合報告書の翻訳を依頼する際の納期はどのくらいですか?

 

A3: 翻訳の納期は、統合報告書の分量、専門性、対象言語、お客様のご希望によって異なります。統合報告書は多岐にわたる内容を含むため、綿密な打ち合わせと余裕を持ったご依頼をお勧めしますが、まずは原文をお送りいただければ、専門の担当者が内容を確認し、迅速に正確なお見積もりと納期をご提案いたします。特急対応も可能ですので、お急ぎの場合はお気軽にご相談ください。

 


 

Q4: 企業の機密情報が記載された統合報告書のセキュリティは大丈夫ですか?

 

A4: はい、最高水準の情報セキュリティ体制で厳重に保護いたします。当社はPマーク(プライバシーマーク)取得企業として、お客様の個人情報・機密情報を厳重に管理し、アクセス制限されたセキュアな環境で翻訳作業を実施。翻訳者や関係者も厳格な機密保持契約を締結しています。お客様の大切な戦略情報や未公表情報が外部に漏れることはございませんのでご安心ください。

 


 

Q5: 翻訳した統合報告書を、元のデザインやレイアウトに合わせたDTP(デスクトップパブリッシング)作業も依頼できますか?

 

A5: はい、可能です。当社では、翻訳後の統合報告書を、元のデザインやレイアウトに忠実に再現するDTP(デスクトップパブリッシング)サービスも提供しております。グラフや図表内のテキスト、フォント、色味なども含め、多言語版の統合報告書として高品質な仕上がりをワンストップで実現いたします。


 

まとめ:統合報告書翻訳は、信頼と実績のWIPジャパンへ

統合報告書翻訳は、企業の「価値創造ストーリー」を世界に伝え、国際的な投資家やステークホルダーからの長期的な信頼を獲得する上で、極めて戦略的な投資です。財務情報と非財務情報が融合した複雑な内容を、正確かつ魅力的に翻訳するには、高度な専門知識、深い洞察力、そして細部へのこだわりが不可欠ですし、これらを疎かにすることは、企業にとって計り知れないリスクとなります。

当社WIPジャパンは、金融・会計・ESG分野に特化した専門性と、国際基準の品質、そして万全の情報セキュリティでお客様の統合報告書翻訳を強力にサポートします。貴社の企業価値と将来ビジョンを世界に正確に伝え、グローバルな信頼と成長を加速させるために、ぜひ当社の専門サービスをご活用ください。

無料お見積もり、ご相談はいつでも受け付けております。

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