目次
・法定翻訳とは何か?
・法定翻訳と翻訳証明書の関係性と違い
・法定翻訳に関する注意点
・法定翻訳のケーススタディ:海外での就職・移住
・法定翻訳をご利用いただいたお客様の声
・法定翻訳の料金相場(目安)
・法定翻訳に関してよくある質問(FAQ)
法定翻訳とは何か?
法定翻訳とは、法的効力を持つ公的な文書を、定められた形式や手続きに則って翻訳することです。一般的な翻訳と異なり、翻訳者がその内容が原文に忠実であることを証明し、法的・公的な場で通用することを目的としています。
法定翻訳が必要とされる主な文書
法定翻訳が必要とされる主な文書には、以下のようなものがあります。
-
公的な証明書: 出生証明書、婚姻証明書、死亡証明書、戸籍謄本など
-
学歴・職歴関係: 卒業証明書、成績証明書、在学証明書、職務経歴書など
-
法的文書: 契約書、訴訟関連書類、遺言書、判決文など
-
企業関連: 登記簿謄本、定款、財務諸表など
法定翻訳を行う翻訳者は、国や地域によって「宣誓翻訳者」「公認翻訳者」などと呼ばれ、特定の資格や登録が必要となる場合があります。また、翻訳した文書には、翻訳者の署名や公印、証明文などが付されるのが一般的です。
法定翻訳と翻訳証明書の関係性と違い
法定翻訳
法定翻訳とは、公的な文書や法的な文書を、法的効力を持たせる目的で行う専門的な翻訳です。これは単に言語を別の言語に置き換えるだけでなく、その翻訳が原文の内容に正確かつ忠実であることを証明するプロセスを含みます。特定の資格を持つ翻訳者や公的機関が関与することが多く、国や地域によって「宣誓翻訳」「公認翻訳」などと呼ばれます。
翻訳証明書
翻訳証明書は、法定翻訳のプロセスにおいて発行される重要な文書です。この証明書は、翻訳者が翻訳内容の正確性を保証するもので、以下のような情報が記載されます。
-
翻訳者の氏名、署名、連絡先
-
翻訳が行われた日付
-
翻訳された文書が原文に忠実である旨の宣誓文
-
場合によっては、翻訳者の所属する翻訳会社や公的機関の印章
法定翻訳と翻訳証明書の関係性
法定翻訳(Certified Translation)
法定翻訳は、「翻訳の行為そのもの」と「その翻訳に法的効力を持たせるプロセス」を指します。
これは単に文書を別の言語に訳すだけでなく、公的な提出物として認められるために、正確性や信憑性を担保する一連の手続き全体を意味します。国によっては、この翻訳を特定の資格を持つ「公認翻訳者」や「宣誓翻訳者」が行う必要があります。
翻訳証明書(Certificate of Translation)
翻訳証明書は、「法定翻訳のプロセスを完了したことを証明する書類」です。
これは、翻訳者が「この翻訳は原文に忠実かつ正確であることを保証します」という旨を明記し、署名や社印を押印したものです。この証明書によって、翻訳された文書が公的な機関に提出できる信頼性を持つことになります。
まとめると
-
法定翻訳:法的効力を持たせるための翻訳行為とその手続き全体。
-
翻訳証明書:その法定翻訳が正しく行われたことを書面で証明する書類。
つまり、翻訳証明書は、法定翻訳を完了したことの「証拠」であり、法定翻訳が「法定」である所以を裏付ける重要な要素です。公的機関に提出する際には、この翻訳証明書が添付されていることが必須となります。
法定翻訳に関する注意点
法定翻訳を依頼する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを事前に確認することで、手続きをスムーズに進め、トラブルを避けることができます。
1. 提出先の要件を必ず確認する
これが最も重要な点です。国や提出機関(大使館、大学、役所など)によって、翻訳に求められる要件は大きく異なります。
-
誰が翻訳するか: 翻訳証明書を発行できる公的な資格を持つ翻訳者(公認翻訳者、宣誓翻訳者など)の指定があるか。
-
認証の有無: 翻訳証明書だけでなく、公証役場での公証や、外務省のアポスティーユ(公印確認)が必要か。
-
原本の要否: 翻訳を依頼する際に、公証のために原本の提出が必要か、あるいはカラーコピーで良いか。
-
有効期限: 提出する書類の有効期限が定められている場合がある(例:発行から3ヶ月以内)。
これらの要件を満たしていない場合、せっかく翻訳しても受理されない可能性があります。必ず提出先に直接確認しましょう。
2. 翻訳会社選びのポイント
法定翻訳の実績が豊富で信頼できる会社を選ぶことが重要です。
-
実績と専門性: 過去にどのような法定翻訳を手がけた実績があるか、希望する言語や書類に専門性があるかを確認します。
-
翻訳証明書の発行: 翻訳証明書を適切に発行してもらえるか、どのような形式の証明書かを確認します。
-
料金体系: 文書の種類や文字数、緊急度によって料金が変わる場合があります。事前に見積もりを依頼し、明確な料金体系であることを確認します。
-
納期: 提出期限に間に合うか、急ぎの対応が可能かを確認します。特急料金が発生する場合もあるので注意が必要です。
3. 文書そのものに関する注意
-
アルファベット表記: 戸籍謄本など、人名や地名が記載されている書類では、正確なアルファベット表記(ふりがな)を伝える必要があります。
-
書類の記載内容: 翻訳はあくまで原文に記載されている内容を忠実に訳すものです。証明書に書かれていない内容(例:結婚後の姓)を追記することは原則としてできません。
-
原本の状態: 翻訳する書類は、文字がはっきりと読める鮮明な状態であることが求められます。
法定翻訳のケーススタディ:海外での就職・移住
ペルソナ(架空):
-
名前: 田中 健太(たなか けんた)さん
-
年齢: 30歳
-
職業: ITエンジニア
-
背景: スウェーデンにある企業から内定をもらい、移住手続きを進めている。
翻訳が必要な書類:
- 住民票記載事項証明書: 現地での住所登録や行政手続きのため
- 住民票記載事項証明書: 現地での住所登録や行政手続きのため
- 運転免許証の抜粋翻訳: 現地での運転免許証への切り替えのため
当社の対応プロセス:
- ご相談: 田中さんから「スウェーデン大使館と企業に提出する書類の翻訳と認証手続きについて知りたい」とのご相談をいただきました。
- 要件の確認: スウェーデン大使館のウェブサイトや、過去の経験から、必要書類は「アポスティーユ(外務省の認証)付きの翻訳」が必要であることを確認しました。
- ご提案とお見積り: 必要書類の翻訳料金と、外務省のアポスティーユ取得代行サービスを含めたお見積りをご提示しました。
- 翻訳と証明書の発行: 専門の翻訳者が各書類を翻訳し、当社の翻訳証明書を添付して納品しました。
結果: 田中さんは当社のサポートにより、煩雑な手続きをスムーズに進めることができ、無事にスウェーデンへのビザを取得し、新生活をスタートされました。「専門家に任せられたので安心して手続きができました」とのお言葉をいただきました。
法定翻訳をご利用いただいたお客様の声
-
「急ぎのビザ申請で、戸籍謄本の法定翻訳が必要になり、利用させていただきました。手続きの流れを丁寧に教えていただき、最短で対応してくれたので、提出期限に間に合って大変助かりました。」(30代 男性)
-
「大学の成績証明書と卒業証明書の翻訳をお願いしました。海外の大学に提出するための書類だったので、形式や要件がわからず困っていたのですが、専門的な知識でアドバイスをいただき、無事に手続きが完了しました。」(20代 女性)
-
「会社の登記簿謄本と定款の翻訳をお願いしました。海外の取引先との契約に必要で、専門用語が多く心配でしたが、正確な翻訳と証明書を発行していただき、信頼性のある文書を提出できました。」(40代 企業法務担当者)
法定翻訳の料金相場(目安)
法定翻訳の料金は、翻訳する文書の種類、言語、文字数(またはページ数)、そして翻訳の緊急度によって大きく異なります。一般的な料金相場は以下のようになりますが、あくまで目安として捉えてください。
1. 文書の種類による料金相場
法定翻訳が必要な公的書類は、定型的な内容が多いため、文書の種類ごとに基本料金が設定されているのが一般的です。
-
戸籍謄本・抄本、住民票、運転免許証など:
-
相場: 1通あたり4,000円〜10,000円程度。
-
特徴: 記載されている人数が増えるごとに、追加料金が発生する場合があります。
-
-
卒業証明書、成績証明書、在職証明書など:
-
相場: 1通あたり5,000円〜15,000円程度。
-
特徴: 成績証明書のように記載事項が多い文書は、文字数に応じて料金が変動することがあります。
-
-
会社登記簿謄本、定款、契約書など:
-
相場: 文字数やページ数によって大きく異なります。
-
特徴: 専門用語が多いため、一般的な書類よりも料金が高くなる傾向にあります。
-
2. 言語による料金相場
需要と供給の関係から、翻訳者の数が多い言語は比較的安価な傾向にあります。
-
英語: 最も需要が高く、料金は比較的安定しています。
-
中国語、韓国語: 英語に次いで需要が高く、比較的リーズナブルな価格設定が多いです。
-
ヨーロッパ諸言語(フランス語、ドイツ語、スペイン語など): 英語よりやや高くなる傾向があります。
-
専門性が高い言語や希少言語: 翻訳者が少ないため、料金は高くなることが一般的です。
3. その他の費用
法定翻訳には、翻訳料金以外にも以下のような費用が加算されることがあります。
-
翻訳証明書の発行費用: 多くの場合、翻訳料金に含まれていますが、追加の発行や特定の形式を求められる場合は別途料金が発生することがあります。
-
認証費用: 提出先から公証役場での公証や、外務省のアポスティーユ(公印確認)が必要な場合、その代行手数料と実費が加わります。
-
特急料金: 納期が短い場合、通常料金の1.5〜2倍程度の特急料金が加算されます。
-
送料: 完成した翻訳物を郵送で受け取る場合、郵送料(レターパックなど)がかかります。
法定翻訳に関してよくある質問(FAQ)
Q1. 自分で翻訳したものでも証明書を発行してもらえますか?
A1. 当社では、翻訳内容の正確性を保証するため、当社に所属する翻訳者が翻訳した文書にのみ翻訳証明書を発行しております。お客様ご自身で翻訳された文書への証明書発行は承っておりません。
Q2. どのような言語の法定翻訳に対応していますか?
A2. 英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語など、主要言語のほか、専門性の高い言語にも幅広く対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
Q3. 料金はどのように決まりますか?
A3. 料金は、翻訳する文書の種類、文字数(または単語数)、言語の組み合わせ、およびご希望の納期によって決まります。正確なお見積りをご提示しますので、まずはお問い合わせフォームから翻訳する書類をお送りください。
Q4. 翻訳証明書は、公証役場や大使館で利用できますか?
A4. はい、ご利用いただけます。当社の翻訳証明書は、公的な手続きでの利用を前提としており、多くの公的機関で受理されています。提出先の要件に応じて、公証やアポスティーユ取得の代行サービスも提供しております。
翻訳に関する無料個別相談や無料見積もりも行っております。
まずは貴社のニーズや課題感など、簡単なお問い合せから始めてみませんか?
ご相談は無料です。いつでもお気軽にご連絡ください。
法定翻訳に関連するブログ記事
-
【完全版】会社登記簿謄本の翻訳ガイド|料金、必要書類、注意点まで徹底解説
海外での法人登記などに必要な会社登記簿謄本の翻訳について、料金、必要書類、注意点を網羅した完全ガイドです。 -
【翻訳証明書とは?】法人企業が知るべき必要性・取得方法を徹底解説
ビジネスで海外と取引する際に役立つ翻訳証明書について、その必要性や取得方法を詳しく解説します。 - 法定翻訳とは?プロが教える翻訳証明書との違い、料金、注意点まで徹底解説
公的機関への提出に求められる「法定翻訳」と「翻訳証明書」の違いから、料金や注意点まで詳しく解説します。