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個人プロフィール

s-daikoku

大黒 真一郎

DAIKOKU Shin'ichiroi

石川県輪島市出身。大阪大学文学部日本学科言語系で社会言語学・日本語教育学・比較言語学を専攻。卒業後ホテル勤務などでサービス業に携わったが、以前より考えていた「言語」に関する仕事に就くため'99年退勤。再度勉強開始。'00年WIPジャパン入社、現在に至る。社内システムアドミニストレータ。英TOEIC 965。

趣味:Macintosh、オリンピック研究、日本語
性格:控えめで慎重派、口下手ながらスピーディー
注目している人物:イチロー

Shin'ichiro Daikoku is a project manager at translation firm WIP Japan Corporation. He coordinates translation projects for WEBPROJECT.JP. He's also the driving force behind the website SPORTS trans, which he developed to add some fun to his work. Sports trans provides specialized translation services for sports content (related to the Olympic Games, football, etc.).

He graduated from Osaka University, where he majored in sociolinguistics and pedagogy in the Japan Studies Department, School of Letters.

After graduating, Shin embarked on a career path in the hospitality industry in which he worked as a head waiter in a hotel banquet service. But then his interest in language was rekindled by his interest in foreign cinema. At the same time he started to come into contact with non-Japanese people more and more frequently. In the late 1990s, he started once again to study English in earnest and achieved TOEIC scores that put him in the 99.5 percentile! It was then that he found a new career in translation services.

He spends much of every day connected to the internet, both in the office and at home. He's not a web designer per se but has broad, basic knowledge of of the field, and is comfortable using GoLive, Photoshop and Illustrator in his work.

Shin played basketball in junior high, high school and university. These days he occasionally skis and plays tennis recreationally. He's an avid armchair athlete as well. He never misses a tennis open, and follows major league baseball standings daily, and catches NBA games on cable whenever he gets the chance.

語録・スピーチ

(順次更新)

  • 英語からエストニア語とリトアニア語への翻訳案件を担当した。原爆ドームや平和をテーマとしたデザインを国内外から募集。国内から7,500点、海外から2,500点の応募があり、そのうちエストニアとリトアニアからの受賞作品への賞状の翻訳だった。エストニアやリトアニアという国の名前は聞いたことがあったが、なじみは薄かった。遠い小さな国から日本に平和の願いが届いたことに感動した。受賞者が、遠い国のコンクールに応募して、自分の国の言葉の賞状をもらうのは不思議ながら嬉しい気分だろう。
  • ノルウェーの水産物PRに関する案件を担当した。輸出水産物から伝統的料理のレシピまで、幅広い内容だ。どの魚がどこの養殖場でどんな餌を与えられていたか、その餌の仕入先まで追跡調査できるという品質管理に関する文書も担当した。最近、海外のシーフードを紹介するテレビ番組に偶然接する機会があり、自分が関わった案件をどこかで目にしているのではと思うと、楽しいと同時に案件を通じてさまざまなことを知ることができ興味深い。
  • イチローに関するテレビ番組を見て二つ印象に残った。一つ目はイチロー主催の野球大会で、参加した小学生達へイチローが言った言葉。「後悔の無い大人になってください。自分で決断すれば後悔することはありません」。自分が決めたことには責任を持ちたいと常々思っていたので、共感した。二つ目は、あまり成績の良くなかった去年を振り返って「苦しかったが、楽しかった」という言葉。私も今年一年、最後に「楽しかった」と言える年にしたい。
  • 日産のカルロス ゴーン社長のインタビュー記事を読んで。ゴーン社長にとって日本語は大きな障害で、どんなに完璧な通訳でも、決して自分が言ったことと同じことは伝えられないということだ。そのことから、社内の辞書「ゴーン辞書」が誕生した。社内で頻繁に使われる言葉の定義を明確化し、コミュニケーションのロスをなくす為の試みである。
    commitment-数値で明示された達成されるべき目標。
    make sure-徹底する。
    challenge-困難が予想される目標に立ち向かうこと。闘争心に近い。
    credibility-信用、信頼。計画に「credibility」がある場合、その計画は必ず達成される。
    transparent-事実に基づいた情報を包み隠さずつたえること。
    などの例があるが、このような共通の認識がないと、コミュニケーションも困難になり、人によって様々に解釈される言葉の定義をこのように明確化することは、意思伝達において必要不可欠であると感じた。
  • フランス政府は「e-mail」という呼称を廃止し、「courriel」(クリエール)という名称を政府のすべての省庁、文書、刊行物、ウェブサイトで使用することを明らかにした。日本ではこのような言語の使用方法に関して提案という形はあっても国が決定するということはないのではないか。一方では「e-mail」という言葉が世界中であまりに浸透しているため、言い換えることで返って新語扱いされるのではという懸念もある。日本語の場合も外来語をどう訳すかが問題になることもあるが、常に書き手ではなく読み手に配慮した表現を心掛けることが必要だと感じる。
  • 「読書力」という本を読んで。本を読むことの本質的意味として、「自己形成」「スポーツとしての読書」「コミュニケーションとしての読書」とある。小学校時代に書いた読書感想文などはこの自己形成の為のものだったのかもしれない。また「本を読んだということはその内容を要約できるということ」との言葉から、これからは本を読む際には要約するという行為に気をつけて読書をしていきたい。
  • 「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」の紹介。文章の基本から勉強し直すという内容。注意を引かれたのが、「字引は必ず自分の側に置いておくこと、字引が無いのに文章を書こうというのは車が無いのに運転するというのと同じである」という文言。例えば「うとうとする」と「うつらうつらする」という似た表現について、「うとうとするのは眠りに重点があり、半分寝ている状態。」「うつらうつらは起きているほうに重点を置いており、寝たいが寝られない状態を指す」といった違いがある。言葉の正確な意味を調べ、自分の持っている言葉を磨きあげるには国語辞典が必要。普段英和・和英辞典はよく使うが、国語辞典はそれに比べ使用頻度が低い。国語辞典をもっと利用して日本語の感覚を研ぎ澄ましたい。
  • 大リーグマリナーズのイチローがもうすぐシーズン最多安打記録達成間近となり、連日メディアが盛り上がっている。マリナーズのウェブサイトに、イチローの写真と、縦書きで「イチロー」のカタカナが表記されていた。しかし、その「イチロー」の「ー」の部分は、縦書きにもかかわらず、横書き表記になっていた。2、3日前にその部分は訂正され、今は正しい表記になっている。おそらく、ウェブサイトを作成したのは現地の人で、間違いに気づいた日本人か日本語が分かる人が指摘したのだろう。ちょっとした言葉の違いを伝えるのは本当に難しい。仕事の上でも、翻訳チェックをする際は意味の違いだけではなく、表記の違いにも気をつけなければいけない、と改めて感じた。
  • NBAが開幕した。今年はNBA初の日本人、フェニックスサンズの田臥勇太選手が開幕ベンチ入りし、活躍が期待されている。自分自身バスケットボールをしていたこともあり、田臥選手のことは能代高校で活躍していた時代から知っている。MLBの場合、1チーム40人、全30球団で1200人がメジャーリーガーとなれるが、NBAの場合、1チーム12人、全30球団でも360人しか登録されない。NBAに日本人が挑戦するのはMLBと比較しても大変難しいことが数字からも分かる。そう考えると、先日試合に出場し、得点、アシストを記録した彼の実力は本当にすごい。田臥選手は、高校の時からNBAを目指し、173cmと身長が低いにもかかわらずNBAでプレーするという夢を実現した。そんな彼に勇気を与えられた気がする。
  • お昼休みに食事をする店で、たまに見かける女性がいる。いつもゆっくり噛んで食べている姿が印象的で、(食べ物を口に入れ、一旦箸をおき、よく噛んで、それからまた箸をとる、を繰り返す)その人を見ると日頃早く食べる癖がついている自分を振り返り、反省してしまう。神奈川県にある歯科グループの調査によると、弥生時代の子供に比べ、現代の子供が食事中に噛む回数は6分の1に減っているそうである。よく噛んで食べることの利点は、食べ過ぎの防止、脳への刺激、消化に良いことなどが挙げられる。脳にも体にも良い「ゆっくり噛む」という習慣を、今後はもっと心がけていきたいと思う。