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Think More Globally

世界に挑戦する企業を応援するニュースレター

ニュースレター:2025年10月号

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名言語録

「古い家をこわして、新しい家をたてるようなものでなく、古い家のうちに新しい生命を盛り込むことである。」

岡倉天心 (近代日本美術の父)

社長よりごあいさつ「クールジャパンは地方にこそある」

クールジャパンアワード2025-ラスト_20250903

先月3日、大阪・関西万博会場で開催された「クールジャパンアワード2025」に代表理事として参加しました。国内外の多くの方々が集まり、外国人審査員が選んだ日本の文化や技術に注目が集まる光景は、まさに未来を先取りする舞台となりました。壇上から見渡した受賞者の笑顔や来場者の熱気に触れながら、「日本の価値をもっと仕組みとして海外に届けていきたい」と強く思いました。

その数週間後、福井へ帰省した際、秋の澄んだ空の下、稲刈りを終えた田んぼや山々を眺めていると、あらためて地元の豊かさに気づかされます。特産物、工芸、自然、文化、祭り、そして人のあたたかさ。こうした宝物は、まだまだ世界に十分知られていません。クールジャパンは地方にこそあります。「地方と世界をつなぐ仕組みづくり」に一層挑戦を続けるため、皆さんと共にがんばります。

(上田輝彦)

日本語で世界と商談を実現する運用モデル

世自動8

海外営業と聞くと「英語ができないと無理」「時差の調整が大変」といった声をよく耳にします。しかし今や、そうしたハードルを越え、日本語だけで世界と商談できる仕組みが整いつつあります。その鍵となるのが「 世界自動営業™ × カレンダー連携 × YOYAQ 」の運用モデルです。まず、「世界自動営業™」がターゲットとなる海外企業に確実にリーチします。SNSやフォーム営業を駆使し、見込み客を掘り起こす仕組みです。

次に、反応があった企業にはカレンダー連携のシステムが候補日程を提示し、相手がクリックひとつで商談を予約できます。ここまで担当者は日本語のまま、余計なやりとりに時間を取られません。そしていよいよ商談。「YOYAQ」の通訳者がオンライン会議に入り、双方をつなぎます。日本側は安心して日本語で説明し、海外の相手は自国語で理解できます。これからは人材に依存せず、日本語のままで海外営業を回すことが可能になります。

「世界自動営業™」 
https://www.sekai-jido.com/
「通訳手配 YOYAQ」 
https://www.yoyaq.org/

「もっとグローバルに考える」: 世界の「仮装」事情

仮装事情

10月といえばハロウィン。日本でもすっかり定着したイベントです。もともとはケルトの祭りで、死者が現世に戻る時期に悪霊から身を守るため、人々が仮装して自らを“紛れさせた”のが由来です。

こういった仮装と魂が関連するイベント、実は世界中にあります。たとえばインドネシアのトラジャ族は「マネネ」という儀式で先祖の遺体を掘り出し、新しい衣装を着せ直します(WEBで閲覧注意)。そこには霊を恐れるのではなく、家族として手厚く迎える姿勢が表れています。一方、ブルガリアの「クケリ」では、毛皮や仮面をまとった男たちが村を練り歩き、悪霊を追い払います。ナイジェリアの「エグングン祭」も、全身を覆う華やかな衣装をまとうことで祖霊が現れ、村人と交わるとされます。「悪霊から身を守る」「祖先と繋がる」といった行為に仮装が強く結びついている様子が見て取れて、興味深いですね。

(汐)

WIPライブラリー:今月のおススメ本

ヘテロゲニアリンギスティコ1

『ヘテロゲニア・リンギスティコ~異種族言語学入門~』:

新人言語学者のハカバが、ケガを負った教授に代わり、様々なモンスターが暮らす「魔界」へとフィールドワークに向かう物語(漫画作品)。言語だけでなく、発声器官やコミュニケーション文化が全く異なる異種族との会話は、極めて困難なもので、例えばオオカミのような姿をした「ワーウルフ」との対話では、発音方法の違いに加え、嗅覚がコミュニケーションの大部分を担うため人間には再現不可能な要素が多く悩まされます。

私たち読者はハカバと同じように、魔物たちの発する言葉やその意図がわからないまま物語を読み進めることになるのですが、わずかなヒントを頼りに仮説を立て、まるで自分自身が言語学者になって未知の言語を解き明かしていく…そんな知的好奇心を満たすことのできるユニークな作品です。

(汐)

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