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名言語録
「疑わずに最初の一段を踏み出しなさい。階段全部を見なくてもいい。ただ、最初の一歩を踏み出すのです。」
キング牧師
“Take the first step in faith. You don’t have to see the whole staircase, just take the first step."
旧正月をお祝いする東アジアの皆さま、新年あけましておめでとうございます。日本では明治5年まで旧正月を祝っていたそうですが、多くの東・東南アジア各国・地域では今でもお祝いしており、その祝日もさまざまです。
たとえば、台湾では1月25日(土)~2月2日(日)、中国では1月28日(火)~2月4日(火)、韓国では1月28日(火)~1月30日(木)、ベトナムでは1月25日(土)~2月2日(日)、シンガポール・マレーシアでは1月28日(火)~1月30日(木)に休暇を取る人が多いです。各国の華人街では爆竹が鳴り響いたことでしょう。
こうした文化的な多様性は、アジア全体の豊かさを象徴していますね。皆さまにとって、今年が健康で幸せに満ちた素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
(上田輝彦)
受験シーズン真っ盛り、受験生がいるご家庭ではピリピリしているのではないでしょうか。さて、今月は世界の宿題事情の話題を。
フランスでは、1956年から小学校での筆記の宿題が法律で禁止されています。この背景には、子どもの過労リスク回避、勉学環境が整っていない移民家庭へ配慮、教育格差の是正があります。
中国では、2021年7月に政府が「宿題、学習塾禁止令」を発表しました。この政策は、小中学生の宿題量を制限し、学習塾の新規開設や営利目的の活動を禁止するものです。背景は、「誰もが大学に入ることを目指す」社会意識を変革するとのこと。
フィンランドでは「自由で宿題やテストがない国」というイメージがありますが、実際には多くの学校で宿題やテストが存在します。各学校の独自性が高く、少量の家庭学習は学習習慣と記憶の定着のために重要と考えられているそうです。
日本人の姓名をローマ字で表記する際「名―姓」の順とする慣習は明治の欧化主義の時代に定着したものです。しかし今日、言語や文化の多様性を尊重し、それを活かす姿勢がますます求められています。
このような観点から、文化庁や日本政府は公用文において、日本人名をローマ字で表記する際には、日本の伝統に即して「姓―名」の順を原則とする方針を明確に示しています。
実際、中国人や韓国人の名前は、英文の新聞や雑誌でも自国での呼び名と同じく「姓―名」の順で書かれることが多く、なぜ日本人だけ姓名を逆転するのか、不思議に思われるケースも増えています。
そこで推奨したいのは、混同を防ぐために、姓を大文字で表記することです。これにより、日本人の姓名の識別が容易になり、国際的な場でも混乱を避けることができ、日本文化への理解を深める助けになるでしょう。
先月、アウシュビッツ強制収容所の解放から80年を迎えた今、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』を改めて取り上げるべきだと感じました。本書は、第2次世界大戦中、ナチスの強制収容所での著者自身の壮絶な体験を基に書かれた名著です。
心理学者であるフランクルは、アウシュビッツに収容されながら、極限の状況下で人間がどのように生き抜くかを観察し、自らも生き延びました。
彼は「生きる意味」を見出すことが、絶望を乗り越える鍵であると説きます。飢えや病気、死と隣り合わせの日々の中でも、些細な美しさや他者への思いやりが人間性を保つ重要な力となることが、本書では描かれています。
同じ過ちを繰り返さないための教訓として、またどんな苦境にあっても意味を見つける力を教えてくれる一冊で、強く強くお勧めします。
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