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コロナに負けない。世界に挑戦する企業を応援するニュースレター

ニュースレター:2022年4月号

4月:何事も やってみないと わからない

社長よりごあいさつ「いつもお世話になっています」

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こんにちは、子どもの頃、喧嘩は自分より弱そうな人としかしなかった上田です(笑)

ウクライナとロシアの戦争の落としどころが気になります。今回、仲直りをテーマにした短編小説として、トルストイ「少年時代」の一節「兄」、新見南吉「二ひきの蛙」を採り上げます。

 

ウクライナとロシアは兄弟国のようなものだと思います。どちらが兄でどちらが弟なのかわかりませんが、トルストイの「兄」に登場する兄弟喧嘩で、先に謝ったのは兄でした。人格者の兄が先に謝って、それを聞いた弟が泣いて詫びるシーンが登場します。

 

そして童話「二ひきの蛙」では、喧嘩した二匹のうち、先に謝った(相手をほめた)のは緑の蛙でした。喧嘩と戦争が違うのは重々承知ですが「先に謝った方が偉い」と称えるルールってできませんかね。(上田輝彦)

世界のオンラインミーティング:トルコ

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ウクライナとロシアの停戦仲介役として一肌脱いでいるトルコ。人口8千万人、99.9%の人が「日本が好き」と答える世界トップクラスの親日国です。明治時代に日本がトルコ軍艦の遭難者を救助して69名の人命を助けたことがトルコの歴史教科書に掲載してあるからだとか、日露戦争で憎いロシアを負かしたからだとか。

 

言語はローマ字表記で、人々の服装もマナーも西欧流がほとんど。イスラム教ながらビジネスアワーも月-金の西欧スタイルです。なお、人と話しているときに腕を組んではいけません。そして年長者を立てましょう。

 

※オンライン通訳は「予訳」でどうぞ。
https://www.yoyaq.org/

翻訳プロセスで意外と大切な「申し送り」とは?

申し送りの大切さ

優秀な翻訳者と聞いて、どんな人を思い浮かべるでしょうか?高い水準での原文読解力や文章表現力、豊富な専門知識、訳すスピードの速さ、納期の遵守など、優秀な翻訳者の条件として、こうしたスキルや姿勢は必須であることは間違いありません。

一方で、意外と見落とされていると感じる条件の一つが「申し送りのうまさ」です。「申し送り」とは、不明な点や気になる点を、次の工程を担当するチェッカーに伝えること。ただの連絡だと思われがちですが、そんなことはありません。それどころか要点をとらえた申し送りは、訳文の品質向上に不可欠です。適切な申し送りがあれば、チェッカーは優先的に確認すべきポイントを把握できます。必要に応じてクライアントに問い合わせたり、別のリソースにあたったりすることもでき、結果として・・・続きはこちらからどうぞ。
https://japan.wipgroup.com/media/mousiokuri

WIPライブラリー:今月のおススメ本

一切れのパン

今回のウクライナ国民の避難の様子を見て「一切れのパン」(F・ムンテヤーヌ作)を思い出した50代の人、いませんか。昔、中学校の国語の教科書(光村図書)にしばらく掲載されていました。

 

未読の方にはネタバレですみませんが、第二次大戦中、ドイツ軍に拉致された主人公が列車から脱走をしようとする時、列車内で知り合ったユダヤ人が「すぐに食べずできるだけ長く持っているように」とハンカチに包んだ一切れのパンを手渡してくれます。その後、主人公は地獄のような逃亡生活の中、何度もそのパンを食べる誘惑に駆られますが、もう少しだけ、もう少しだけ我慢しよう、そう思い続けて、ついに国境を越え、家族が待つ我が家までたどり着きます。そしてハンカチを紐解いたらなんと〇〇〇だった、という感動の物語。画像の本に収められている短編です。ご一読をおススメします。

 

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