1. 多言語ECサイト設計・構築
ECプロモーションの成功への鍵は、設計時の戦略立案にかかっているといっ ても過言ではありません。とりわけ海外の特定地域をターゲットとしたEC戦略を立案する場合、ターゲット地域および読者への事前リサーチが欠かせません。 現地視点で十分にリサーチを行うことで、ターゲットユーザーのニーズに合致したECサイト構築が可能になります。
2. 現地視点によるデザインチェック
WEBサイトデザインに対する捉え方は、色に対する印象をはじめ、各国で好まれる雰囲気がかなり異なります。日本人の感覚を基準に作成されたデザインが、海外ではとても地味に映ったり、訴求力を欠いたりする可能性があります。現地ユーザーを対象としたインターネット調査により、いくつかのデザイン案から好感度の高いものを選んでもらうことで、現地視点によるデザイン選定を行います。ラフデザイン段階でデザインチェックを施すことで、ターゲット読者にフィットしたビジュアルイメージの決定に役立てることができます。
3. コンテンツニーズ把握調査
現地の想定読者が、御社のECサイトに対して求めているコンテンツとはどのようなものでしょうか?訴求力の高いWEBサイトを展開するためには、ターゲット地域の読者が、どのような情報を求めているのかを正確に把握する必要があります。現地の想定読者に直接ヒアリングすることで、ECサイト訪問者のニーズ に合致したコンテンツ作成を可能にします。
4. 日本語原稿ライティングチェック
世界向けに書かれる文章は明瞭、的確かつ文化的に公平でなければなりませ ん。基点となる日本語サイトのライティングは本当に適切でしょうか?WIPでは、すべての言語ページ(日本語含む)のコンテンツに統一感を持たせながら、「グローバリーフレンドリー」な文章になっているか、チェックを行います。具体的には下記の点に留意しながら、現地向けに最適化した原稿本文にチェックを入れていきます。
5. 「グローバリーフレンドリー」な文章
- - 短く簡潔な文章にする
- - 日本だけで理解される決まり文句、語呂、言葉遊び、俗語を避ける
- - マーケティング用語・専門用語や頭字語(ASAP、CRMなど)を避ける
- - ユーモアを盛り込まない(理解されないことが多いため)
- - はっきりした文章を書く(抽象的にならない)
- - 他の文化では理解されない類推や比喩などを説明で使わない
- - 単語の使い方に統合性を持たせる
- - 同じ物を説明するのに違う単語を使わない
- - 話し言葉と書き言葉の違いに留意する
6. 多言語EC・WEBサイト翻訳の注意点
- - 第2外国語としての英語話者にも通じるシンプルな表現に心がける
- - 米国英語、英国英語特有の表現は避ける(ネイティブのみが理解できる言い回しなどを避けるため)
- - 他言語もなるべくシンプルな表現を心がける(原稿もシンプルにする)
- - スペルチェックは、機械だけでなく人間も行う(単語の使い方の適正さをチェックするため)
- - 忌避表現に関してケアしながら翻訳を行う
- - ある単語の発音が、他の言語では全く違う意味合いを持つ単語の発音と同じである場合があるので注意する
- - 侮辱的な意味を連想させる単語に注意する
- - 説明対象の違いによって、適正な翻訳も違うことを意識する
- - 字義通りの翻訳がいいのか(書類や法律用語)、独創的な要素を含むものがいいのか(マーケティング用のパンフなど)を考える
- - 翻訳者によって得意なスタイルも違うことにも留意する
7. 海外現地ブラウザ/スマホ ナビゲーションチェック
ユーザビリティが高いECサイトとは、サイトが見つけやすく、使いやすく、読みやすく、迅速に画面が展開し、企業が意図したメッセージをユーザーが受け取ってくれるECサイトです。せっかくグローバルサイトをリニューアルしても、スマホや現地PC環境で閲覧できないと意味がありません。海外現地におけるブラウザチェックおよびナビゲーションチェックを確実に施すことで、ECサイト閲覧に不具合のないグローバルサイト構築を実現します。
8. 検索エンジン対策(SEO)のための海外検索行動調査
現地の想定読者が、御社のEC・WEBサイトに関連する調べごとを行う際、どのような検索エンジンや関連サイトを利用しているのでしょうか?どのようなキーワー ドで調べるのでしょうか?訴求力の高いWEBサイトを展開するためには、ターゲット地域の読者が、どのような情報を求めているのかを正確に把握する必要があります。現地の想定読者に直接ヒアリングすることで、ECサイト訪問者のニーズに合致した検索エンジン対策を可能にします。
9. 海外検索キーワード調査
海外で検索されやすいサイトを構築するために、プロモーション方法もローカライズする必要があります。グローバリゼーションで成功するためには、現地の視点を持つことが重要です。利便性、実用性を向上しつつも、オンラインプロ モーションにも取り組むことが必要です。現地検索エンジンを意識したSEOのために、現地語のターゲットキーワードを探索し、レポートします。各ページ推薦される「ページタイトル」、「メタタグの"keywords"」、「メタタグの"description"」をそれぞれご報告します。
10. 多言語ECサイト運用
ECサイトはいつもターゲットユーザーが閲覧可能な環境にあります。ターゲットユーザーが満足できるECサイトを運営するためには、定期的に新しいコ ンテンツを増やすことや、細かいニーズに応じた更新が欠かせません。WIPではお客様のECサイト運営状況をリサーチし、把握したうえで、効果的な ECサイト運用体制をご提案します。