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世界に挑戦する企業を応援するニュースレター
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春になると思い出します。桜の花が舞い散るバブル期に、私は大阪市内中心街にある都市銀行に勤めることになりました。大学を卒業し、海外展開に積極的であった都市銀行に入行し、東京での採用でしたが、これまで縁のなかった大阪で商売を学んでみたいという希望が叶いました。当時、経営者に喜ばれる仕事がしたい、国際的な仕事がしたいという動機もあり、夢にあふれていました。
しかし、顧客回りの営業に異動してからは、自分の仕事が顧客の役に立っているのか、疑問に感じることが増えました。ちょうどその頃、バブル期が終わり、無理に貸し込んだ融資先から罵倒されたり、行方不明となる社長が現れたりと、借り手側からの返済が滞ることが多くなりました。
さらに、金利の自由化がスタートし、高い金利を標榜する他の金融機関に預金が流出し始めていました。ある日、私が担当するお客様の一人が、自分の預金を他の銀行に移そうとしていると知り、夜討ち朝駆けで何度も往訪して依頼したのですが、お客様は私の言葉に耳を貸してくれませんでした。
その時、私は膝をついてお願いしました。頭を下げ、土下座をして、お客様の預金流出を引き留めようとしたのです。しかし、お客様は態度を硬化させてしまいました。私はその後も頑張り続けましたが、預金の流出は止まらず、管理預金は次第に減少していきました。
(続きは次月以降:「銀行退職から留学へ」)
(上田輝彦)
PS あなたがはじめて就職した会社員時代はどうでしたか?
今後の日本市場の縮小に備え、海外市場への参入を図ろうとする企業が増えています。しかし、異なる文化や市場状況に対応するためには、十分なリサーチが不可欠です。たとえば、海外市場分析では、ターゲット市場の規模や成長率を把握し、将来性を評価し、ターゲット顧客のニーズや嗜好を理解し、商品やサービスの提供方法を検討し、競合他社の強み・弱みや市場シェアを分析し、差別化のポイントを見つけ、法的要件や規制を把握し、ビジネス展開の可否を判断し、現地の文化や習慣を理解し、ビジネスに適用できる方法を模索することが欠かせません。
成功への道筋を築くため、ぜひご一読ください。続きはこちらからどうぞ。
https://japan.wipgroup.com/media/reseach20230320
円安を活用して、訪日外国人や海外の幅広いお客様にアプローチしたいとお考えなら、 それを実現する最も効果的な方法の一つは、英語、中国語、韓国語など、ウェブサイトを複数の言語で提供することです。日本初、ChatGPT(世界最先端人工知能) を搭載した多言語化クラウドサービスであなたの自社サイトを多言語化しませんか。導入はとても簡単。使い放題・追加費用なしの独自 SNS 用翻訳支援ツールも搭載。自動で見積りますので、いくらぐらいかかるか、一度確認してみてください。
「AIシュリーマン」
最近、オンライン会議の場においても、プライベートな事柄をしつこく質問したり、必要以上に通訳者の部屋の様子や全身を映すことを要求したりする、セクハラに該当する行為が問題になっています。物語性のある上品なジョークはコミュニケーションによい影響を与えますので歓迎ですが、また品のないジョークは訳しにくいばかりでなく、発言者本人の人間性をおとしめることにもつながります。差別やセクハラに該当するようなジョークはどうかお控えください。ご理解を賜りたく存じます。
通訳者手配は「予訳」からご利用いただけます。PCかスマホさえあれば、世界どこでも通訳が可能です。
初版は少々古いですが、WIPで必読図書となっている「フィッシュ!(Fish!)」を紹介します。この本では、アメリカ・シアトルのパイクプレイス魚市場の従業員の実際の経験に基づいて、前向きで生産的なぴちぴちの職場環境を作り出すための4つの重要な原則が登場します。
①態度を選ぶ:常にポジティブな態度で出社するように心がける。
②遊び:職場が活気にあふれるような楽しさや遊び心を従業員が取り入れる。
③人を喜ばせる:顧客や同僚に対してエネルギッシュかつ楽しい雰囲気で接する。
④注意を向ける:他人があなたを必要としている瞬間を逃さないよう、いつも気を配る。
これら4つの原則を実践することで、従業員や組織は、関係者全員にとって良い職場文化を育てることができます。