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TMG
(Think More Globally)
 2020年5月号

世界の吉兆

犬のフンを左足で踏んでしまったら吉兆(フランス)

BOOK Review:「ペスト」(アルベール・カミュ、1947年)

 

ペストある朝、医師リウーは階段口の真ん中で一匹の死んだネズミにつまずく。夕方にも血を吐いて死んでいくネズミを見る。行政側が議論しているうちに、原因不明の病人はあっという間に急増していく。患者と家族は引き離され、都市封鎖が始まる中、買い占めする人、逃げようとする人、病気と闘う人、病気を理解しようとする人、宗教的に意味づけする人などが登場します。

都市封鎖は6か月間に及び、やがてペストは終息し、都市封鎖は解除。市街から聞こえる歓声の中で、妻と親友を亡くしたリウーが、ペスト菌は消滅したわけではなく、いつか再びネズミを呼び覚まして復活することを回想するシーンは印象的です。

当時、世界の読書界に大きな反響を呼んだ同小説がこの時期に改めてベストセラーになっているのは今の世界と重なるからでしょう。

Googleレンズで世界の紙資料が自国語に

Googleレンズ

日進月歩のAI翻訳によって、デジタル文書を自国語で読めるようになってきたのは誰もがご存じの通りですが、紙資料はデジタル化しないと翻訳できませんでした。しかし、これからは、Googleレンズを使うことで、あらゆる言語の紙資料を日本語で読むことができます。

何が書いているのか知りたい紙文書や書籍ページを写真に撮り、Googleレンズで操作すると、Google翻訳を通じて画像の中のテキストが日本語に翻訳されます。まずはGoogleフォトを入手してトライしてみてください。

今まで世界中で眠っていた膨大な紙資料や印刷された文言が、少数言語であっても目の前で日本語になるなんて、こんなに素晴らしいことはありません。

FILM Review:「コンテイジョン(Contagion)」(2011年)

コンテイジョン

(ネタバレですみません)香港から米国に帰国した女性(ベス)が死因不明で病死。次いで家族が同じ症状で死亡。米国のDHS(国土安全保障省)、CDC(疾病予防管理センター)は発生源を突き止めるべく活動する。感染が急速に拡がり、都市が封鎖され、各所で強奪が発生。全米で250万人、全世界で2600万人が死亡する事態になるが、有効なワクチンが開発され、ワクチン接種は誕生日による抽選に。

結局、コウモリから豚に感染、その豚肉を調理した調理師と感染第1号となるベスが握手したことから世界中に拡大したという回想シーンで終わりますが、Contagion(=感染・伝染)という単語が意味する通り、手指で触れたモノを通して他人に接触感染していく様が克明に描かれており、9年前の映画ながら、今の世界と重なります。

翻訳者に求められる日本語表現力とは?

日本語表現力

翻訳者や翻訳者を目指している方が翻訳会社から仕事を受注するには…(中略)…トライアルを受験し合格しなければならない場合がほとんどです。 最近では、既にトライアルに合格し登録済みの翻訳者であっても、特定の翻訳プロジェクトに参加する際にトライアルの受験を求められる場合があります。

筆者は英日翻訳のトライアル評価を担当することがあります。 さまざまな訳文に触れる中で、訳文は次の3つのステージに分類できることに気づきました。「1. 原文に照らし合わせて不正確な訳文」「2. 正確だが読みにくい訳文」「3. 正確で読みやすい訳文」。ときとして、「原文に照らし合わせて不正確」で「読みやすい訳文」に出会うこともあります(笑)(田村) 

→ 続きはこちらをお読みください。
https://japan.wipgroup.com/media/rich_japanese_expression

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