個人プロフィール

t-komoto

河本 年弘

KOMOTO Toshihiro

大阪府生まれ滋賀県育ち。大学では中国語を専攻、体育会アメリカンフットボール部では主将を勤め、卒業後は都市銀行にて融資業務を担当。94年、幼少からの夢を捨てきれずデザインの道へ。デザイン教育研究機関にてデザインの理論と実践を修得した後、WIPジャパン業務提携先であるデザインプロダクションにて企業の販売促進ツールの企画・制作に多数携わる。2009年、企業の世界進出をデザイン面から強力にサポートすべくWIPジャパンに入社。

スポーツ:アメリカンフットボール、水泳、空手(初段)
モットー:いまを生きる [ Seize the Day ]

語録・スピーチ

(順次更新)

社内研修の一環として見たビデオや読んだ図書の感想を記しました。

ビデオ『てんびんの詩』所感

『てんびんの詩 第1部 原点編』
VHSカラー 90分 
出演:下元勉、吉野隆三、長内美那子、栗塚旭、他
制作販売:有限会社 日本映像企画

昭和初期の近江商人の卵が「商い」の基本を知り、成長して行く様を描いた本編ですが、商いの基本を示唆するだけではなく「コミュニティ」というものを考えさせられる作品です。

「モノ」を売るのではなく「役に立ちたい」という気持ちや、真心が伝わる時に必然として売れる、ということを主人公である大作に教えるため、親はもちろん、親戚や地域の方々が皆で大作をサポートします。ともすれば甘えさせてしまったり、無関心になってしまう昨今の社会。本人の成長を見守り、厳しくも愛のある大人達が地域社会として子どもを育てていく姿が、「今」に必要なもの、足りないものを教えてくれていると感じます。

書籍『人を動かす』 所感

『人を動かす』
D.カーネギー 著、山口博 訳
出版社:創元社
出版年:1999年10月 新装版

50年以上前に初版が発行された本書が今なお広く賞賛を持って読まれているという事実は、本書が教えるものがある程度の真理となって人々の心に響き続けているという証拠なのでしょう。様々な方法論が書かれており、そのそれぞれが感心、感銘に値する内容なのですが、本書でも記述があるように、その根底に流れるものはたったひとつ、「常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える」です。

これは「人を動かす」という目的や結果だけに当てはまるものではなく、日常を生きる私たちにとって、全てに事柄に必要なことだと感じています。会社や家族というコミュニティで活かされ、成功を導くこともあるでしょう。そして、学校や地域などの社会、国や民族間の諸問題の解決の基礎となりえるものだと思うのです。

人は社会的な生き物です。「自分以外」と関わり合う中で自分を確認し、その関係の中で生き続けます。自分と家族、自分と友人、そして、まだ見ぬ海の向こう側の人と。一日のうちのたとえ少しの時間でも。相手の立場に立ち、その人のことを考えるというその少しの想像力を皆が持つことができたなら。きっと今より幸せな明日があるのだと思います。

書籍『FISH !』 所感

『FISH !』
スティーブン・C. ランディン 著、ジョン クリステンセン 著、ハリー ポール 著、相原 真理子 訳
出版社:早川書房
出版年:2000年12月

以前にも読んだことがある本書ですが、改めて元気をくれる内容であることを実感します。「態度を選ぶ」「遊ぶ」「人を喜ばせる」「注意を向ける」─ それぞれ至極シンプルなことなのですが、如何にそれらが職場環境で失われてしまいがちなことなのかということを教えられます。また、以前に読んだからこそ、その時からこれまでの自分自身を振り返ってみて感じられることがありました。それは「習慣」の大切さです。

人の気持ちやモチベーションはもちろん大切なものであり、行動はそれを起点として為されるものです。同時に様々な環境によって影響を受けやすいものとも言えます。強い成果を発揮する原動力である反面、全く行動に結びつかない原因になる場合もあるのです。

一方、習慣は環境に影響されることが少なく、どんな時でも行動に結びつく、または結びついてしまうという性質のものです。そういう意味では諸刃の剣とも言えるのですが、大きな労力を必要とせず、自分にとって必要とされる行動を習慣化できる時、車の両輪のように、気持ちと習慣が成果のある行動を導き出してくれるのではないかと思います。

企業活動は継続されるものです。短絡的な行動だけでなく、習慣力を上手に活用して持続していくことこそ大切なことだと感じています。最後に、本書を読んで一番心に残っている言葉を。

過去は歴史
未来は謎
現在は贈り物
だからプレゼント(現在)と呼ばれる

いいメッセージです。

書籍『多言語社会がやってきた』 所感

『多言語社会がやってきた』
河原 俊昭 (編集)、山本 忠行 (編集)
出版社:くろしお出版
出版年:2004年7月

これまで漠然と捉えていた「グローバル化」や「多言語社会」という概念。もちろん複雑に絡み合う諸問題があり、画一的な説明ができないものです。本書でも各章、各頁において個別の問題を取り上げる中で、敢えて結論に言及しないことも多く、その事自体が「多言語社会」を表現していると感じます。

世の中には、様々な立場で様々な考え方があり、正誤や善悪だけでは判断できないものが多くあります。まして国や言葉が違えばその立場は更に多様になります。かつて日本という国の中でも相容れない言葉や文化や習慣があったように、今、世界という新たな枠組みの中で更に多様化された人、社会、文化が存在し、それら全てが容易に接する距離となりつつあります。

近接するそれら全ての境界において必要とされる共通化を受け入れ、それを活用し、多様化そのものを理解し、多様化されたそれぞれを尊重していくこと。必然として到来した「多言語社会」は、そこに生きる私たちに、「生きる」という中で必要な、至極シンプルなスタンスを教えてくれているように感じます。

ビデオ『にんげんだもの』所感

『にんげんだもの』 
VHSカラー 90分
出演:山下智子、勝部演之、門田裕、草川裕馬、早川雄三
制作販売:有限会社 日本映像企画

「純粋」であるということが、いかに美しく、そして人の心を動かすものであるかということを感じさせてくれる作品です。そして、同時に「共感の連鎖」の持つ力を改めて感じさせてくれます。

損得勘定を全く持たずに純真にお客様に接する恵子。その心と行動が周りのスタッフや全社、そしてまだ見ぬお客様の心をも動かしていく。確かにある行動が感動に値するものであることは大切です。そこに共感してくれる人が存在し、その共感を自分に表現してくれることも非常に大切です。想いが伝わること、そしてその想いを共有し、理解し合えたと思えることが更なる行動を生むと思うのです。想いを持ったとしても、一人で行動するのは難しいことです。その行動が起こせたとしても、伝わる対象がいなければこれほど寂しいことはありません。仮に伝わっていても、相手が伝わっていることを自分に表現してくれなければ伝わっていないのと同じだと言えます。

想いを伝え、伝わることの喜び。それを知る人は、伝わっていることを相手にきちんと表現できるのだと思います。そして、その実感を共有したいという素直な気持ちに従う時、行動となって広がっていきます。例えば家族や、会社という組織の中で。人や組織を大きく変えていこうとする時、「共感の連鎖」は非常に大切な要素だと感じています。

書籍『できるセールスマンはマナーが違う』 所感

『できるセールスマンはマナーが違う』
公方俊良
出版社:ダイヤモンド社
出版年:1994年9月

知っているマナー、改めて気付かされたマナーなど様々なケースが図解入りで分かりやすく説明されており、大変読みやすいものでした。ともすれば作法マニュアルとして捉えてしまいがちですが、本書で伝えたいことは「マナーの基本は思いやりの心にある」という一言に凝縮されていると思います。

「思いやり」は想像力を働かせて相手の気持ちを汲み取ることから始まるものだと思います。相手の立場に立った時、自分だったらどう感じるか。また、その応対を見る周りの方々からはどう見えるのか。常日頃からそれを想像し、考え、行動できるならば、作法は違えど自ずと相手に対する配慮は形作られて行くものだと感じています。そういう意味では自分なりのカスタマイズ、ケースに応じた応用力も大切であり、かえってそれが感心と感動を与えることもあるのだと思います。

マナーは人とのコミュニケーションにおいて実行される作法。その基本である「思いやり」はコミュニケーションの基本でもあり、人関係形成の基礎だと言えます。「思いやり」を持ち、それを「配慮」として相手に伝わるように表現できること。コミュニケーション力の高さはマナーに必然として現れてくるものなのでしょう。