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売上の1%を多言語化に。
日本語以外の市場に挑戦する企業を応援するニュースレター
売上の1%を多言語化に。
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絶滅しそうな言語、絶滅した言語
「ボロソコモダップ」=莫大な量の小さな何か(雨以外)が降ること
【ドホイ語】 話者:8万人(インドネシア・カリマンタン島)
秋の心と書いて「愁い」。「君看双眼色、不語似無愁」(きみみよ、そうがんのいろ、かたらざれば、うれいなきににたり)という良寛さんが愛した有名な言葉があります。
「さあ、私のこの二つの目を見てみなさい。何も語らないと何一つ愁いがないように見えるかもしれない。しかし本当はそうではないんだよ。本当に伝えたいものがある時、本当に深い思いがある時、最後は言葉では伝えられないんだよ。」という含意でしょうか。
文字では伝えられないものがある、ということをこの季節に言語を扱う立場で味読したいと思います。(画像:出雲崎町観光協会HP)
これから日本は未曾有の人口急減を迎えます。日本人は「日本語以外の市場」に目を向けないとジリ貧になり、地方は消滅していくでしょう。一方、これから未曾有の数の外国人が日本に押し寄せてきます。
もし日本語市場以外の売上増にご関心がおありでしたら、売上の1%は多言語化に投資することをお勧めします。WIPはビジネスを多言語化する6つの方法について解説している冊子を配布しています。
主な内容:5つの翻訳手法を理解しよう、母語が持つ力を活用しよう、外国語に強い人を採用しよう、多言語で情報発信しよう、海外市場への拡大を考えよう、訪日外国人をつかまえよう、以上計16ページ、A4サイズ・カラーのPDF。無料ダウンロードはこちらから
→ https://japan.wipgroup.com/tmg-magazine
多言語ライティングでは、従来の翻訳というアプローチとは異なる置き換えをします。方法は二つ。
一つめは、翻訳されることを意識し翻訳に最適な原稿作成を日本人ライターが行うこと。翻訳を前提にした日本語原稿を書くことは簡単ではありません。特にビジネスの場合、日本人の世界観を叙情的に表現することを避け、主述を明確に、正確な日本語文章を書くことが重要です。
二つめは、外国語ネイティブライターが現地視点で外国語による原稿作成を行うことです。「真に伝えたいことは何か」をヒアリングし、読者側の母語で最も的確に示すことのできる表現に置き換えるのが、多言語ライティングのアプローチです。
私たちの「よくある思い込み」を「グローバリゼーション」「世界を動かす力」「戦争と紛争」「民主主義」「テロリズム」というカテゴリーに分け、以下のような50のトピックについてフランス人地政学者の視点で解説しています。
例えば、専門家に聞いても国際情勢は理解できない、イスラエル・パレスチナ間の紛争の争点は宗教ではなく領土の分割だ、国連は無力ではない、世界は着実に改善している、マスメディアは世論を誘導できない、西洋の価値観こそ普遍的だと考えるのは間違い、アフリカで絶対的権力の時代は終わった、テロは脅威だが重大視し過ぎてはいけない、等々。
もちろん著者の意見を鵜呑みにしてはいけませんが、世界が抱えるイシューについて概観できます。