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名言語録
夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。(「枕草子」清少納言)
“In summer, the night — moonlight nights, of course, but also as the dark of the moon, it’s beautiful when fireflies are dancing everywhere in a mazy flight. And it’s delightful too to see just one or two fly through the darkness, glowing softly. Rain falling on a summer night is also lovely.”(Translation by Dr. Meredith McKinney)
今月の名言語録は清少納言ですが、彼女の曾祖父である清原深養父は「夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに月宿るらむ」(百人一首)と詠み、夏の夜の短さ、そして大切な人と過ごす時間の儚さを感じ取っていました。
私自身も先月、母を見送りました。命の儚さとともに、かけがえのない人との時間の尊さを改めて実感しています。深養父の歌が示すように、限られた時間をどう大切に過ごすかが人生の本質であると、今あらためて胸に刻んでいます。
この夏も、皆さまにとって大切な方々と豊かな時間が訪れますように。どうぞ健康にはくれぐれもご留意のうえ、素晴らしい夏の夜をお過ごしください。
(上田輝彦)
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7月といえば土用の丑の日、日本では夏バテ防止のためにウナギを食べる習慣がありますね。ウナギは世界でも人気の食材で、イタリアやフランスでは煮込み料理、オランダでは燻製、イギリスではゼリー寄せ(!)などの形で親しまれています。
しかしこのウナギ、繁殖方法が謎に包まれており、長年学者を悩ませてきました。今でこそ生態はだいぶ解明されましたが、当時は突飛な説が多数出現していました。古代エジプトでは太陽に温められたナイル川からウナギが発生すると信じられ、古代ギリシャの哲学者のアリストテレスは「ウナギは泥の中から自然に湧き出る物だ」という説を唱えました。なんと日本でも、「山芋変じてウナギと化す」ということわざがあり、物事が突然、意外な物に変化するたとえとして用いられています。
日本人にとって馴染みの深いはずのウナギですが、近年までどこで卵を産むのかすら知られていなかったなんて、不思議ですね。(汐)
今回は『異文化から学ぶ文章表現塾』。私たちは日頃、何気なく文章を書き、読み、そして理解しています。
しかし、異なる文化圏の文章に触れると、その「当たり前」が必ずしも普遍的ではないことに気づかされます。特に物語の翻訳では、翻訳者が原文をどう解釈したかが色濃く反映され、バージョンによって言い回しや受ける印象が大きく変化します。文化的・歴史的背景が文章表現に与える影響も大きく、たとえば「国語」で物語を書くことのできなかったドイツの文豪の話や、フランスのメトロのスローガン「métro, boulot, dodo(メトロ、お勤め、ねんね)」に隠された若者言葉や労働への意識の違いについての話は大変興味深いものです。
本書は、ディベートの心得や小論文の書き方などにも触れており、日本語を母語とする私たちが自身の文章表現を客観的に見つめ直し、世界の多様な文化と言語への理解を深めることができる、知的な発見に満ちた一冊です。(汐)
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