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ニュースレター

売上の1%を多言語化に。
日本語以外の市場に挑戦する企業を応援するニュースレター

TMG
(Think More Globally)
2019年1月号

世界の訳せない言葉

 

「イオマンテ」

(アイヌ語)

話者:5~10名(北海道)

飼育し屠殺した熊(神)に感謝する霊送り儀礼

あけましておめでとうございます 新春のお慶びを申し上げます

いよいよ「平成」が最後になります。新しい元号は何になるのでしょうか。

本年の皇位継承儀式としては、4月30日に「退位の礼」、5月1日に剣と璽(勾玉)などを受け継ぐ「剣璽等承継の儀」と「即位後朝見の儀」に伴い、4月30日、5月1日、5月2日、10月22日は休日に、12月23日は平日になる予定。加えて、2019年は1年間で日食が2回も観測できる非常に珍しい年になりそうです。

大きな節目の年、国際情勢は混沌としていますが、昨年以上に世界を見る有益な情報提供に努めたいと思っています。どうか本年も叱咤激励やアドバイスをいただけますよう、編集一同お願い申し上げます!

AI翻訳はどこまで優秀か?

内部の情報共有やちょっとした情報分析程度の用途であれば、AI翻訳は劇的な生産性向上をもたらし始めています。例えば「Google翻訳」は2016年からニューラル機械翻訳を実装していますが、従来の機械翻訳のレベルから離れて急速に進化しています。

現在、英語と欧州言語、日本語と韓国語など、言語の構造が比較的近い言語間の翻訳についてはかなり高い水準の精度を発揮し始めています。しかし、言語間に距離のある、日本語と英語、日本語と中国語の翻訳は、主述が明確かつ簡易で短い文章であれば、かなり精度が良くなっていますが、長い文章となると、質が急に落ち、訳抜けも生じるなど、ビジネスで使用するにはまだまだ厳しいのが実情です。

ニュアンスや感情に響くような表現が必要なものや、精密さが求められるコンテンツについては今後も人の手を介する翻訳の必要性があるでしょう。

legal-translation

法律・契約書の翻訳に関して大きく分けると、法律・法令等を翻訳する場合と、企業活動に伴う契約書関連を翻訳する場合の二つがあります。

翻訳の需要は後者が多く、ライセンス契約、売買契約、雇用契約、社内規定、内部統制資料、約款、定款、登記関連の文書、訴訟関連の文書などが挙げられます。

正確さが求められる分野ですので、民法・会社法に関する専門知識はもちろんのこと、判例や契約書の多読も必要で、翻訳ワークフローには緻密なチェック体制が必須です。

この分野の英日翻訳・日英翻訳に携わっている方向けに、実務に役立つ書籍とサイトをご紹介しています。
https://japan.wipgroup.com/media/legal-translation

BOOK Review: 「最新ビジネス和英口語辞典」 朝日出版社

book

人間関係を作る英語での雑談、場を和ませる会話、コンセプトワークでのコミュニケーションの場面になると、日常的な口語表現についていけず、つい黙ってしまう日本人は非常に多いはずです。

英語には膨大な量の口語表現があります。その中でも本書は約1,600の重要な表現を取り上げ、950ページ弱にわたって実際の会話で解説しています。

少々下品な表現も含まれますが、自分が話すというより相手が話す際に理解できることが大切です。ボリューム的に大変ですが、英語上級者にも役に立つ「生の英語」が身につきます。