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個人プロフィール

k-takagi

高木 敬二

TAKAGI Keiji

フランス文学修士
校正技能検定(初級)取得

福井出身。広島大学大学院博士課程在学中、文部省(当時)国際交流制度による派遣留学生として仏国パリ第4大学で現代フランス文学とディスクール理論を研究。帰国後、広島大、大阪大、関西学院大等で非常勤講師を務めた後、大阪日仏センター・アリアンスフランセーズ常勤を経てWIPジャパン入社、現在に至る。

趣味:チェロ、散歩
座右の銘:「小さな成功を祝うこと」(S.ウォルトン)

語録・スピーチ

(順次更新)

  • その姿から、しなやかな成長を思わせる「しだれ桜」は、自分の成長イメージを豊かなものにしてくれるように思います。桜の中でも有名なソメイヨシノは、樹齢が20年から30年のものが多いそうですが、しだれ桜は300年のものもあるとか。しなやかさ、たおやかさに加えて、たくましさ、強さも感じさせてくれます。今年はこのしだれ桜のイメージでものごとを考えていきたいと思っています。
  • 母親の愚痴を聞くことは、中学時代から家族内での自分の重要な仕事だった。今回は2時間ほどの長電話だったが、愚痴を言うのも母にとっては大事なこと。今では母の言っていることがリアルに感じられ、自分も母親の年齢に近づきつつあるのかと感じる。お客様との会話で考えてみても、やはり相手の言うことをどれだけリアルに感じ取れるか、また自分の目線、情報量を相手に近づけることが相手を理解する上で必要なことだと思う。そうすることでお客様のニーズを汲み取ることができるのではないだろうか。
  • フランス人というのは新しいことに対して腰が重いが、いったんのめり込むと、とことんまでやらないと気がすまない人たちのようだ。 最近読んだメルマガで、パリ11区にある大型パソコン専門店にくる客層に関する面白い話が載っていた。その年齢層は60~80歳代。 高齢者ながら、彼らは単に珍しいもの目当てではなく、専門的にパーツを購入していくのだそうだ。彼らは組立てのエキスパートとかなり専門的な用語でやりとりしているらしい。60歳過ぎの女性が修理に出すためにカートにパソコンを乗せて運び込んできたり、また自分でチューンナップしたとてもパワフルな7台のパソコンを駆使し、趣味を満喫している70代の男性などがぶらりと訪れたりする。100年以上たつアパートで、100年以上たつ家具に囲まれ、パソコンに興じる姿には興味深いものがある。彼らの頭は意外と柔軟なのかもしれない。
  • タレントのおすぎ(さん)があるインタビューで、「自分が一生の間に出会える人は1万人くらいだ」と言っているのを聞いた。自分はどれくらいだろうかと考えてみたが、会えてよかったと思える相手は1,000人もいないかもしれない。先日行ったアラビアンナイト大博覧会の展示で、遊牧民は客人をもてなす際の食事をことのほか大切にしているというのを見た。遊牧民にとっての生活は毎日が旅であり、文字通り生死をかけている。その中で、出会った人のために供する食事を大切にしているというのは意味の深いものだと感じた。考えてみれば、私たちの食事の回数は限られている。1日3食として、1年で1,200回。80年生きるとしても96,000回。この数を多いと捉えるべきだろうか?それ以上に、食事を誰とどこでするかは、実は私たちにとって大事なテーマなのではないだろうか。昨晩の食事はその96,000分の1。私にとって、もちろんとても貴重なものだった。さて、今日一日の出会い、どんなお客様に出会えるのか、楽しみにしたい。
  • 私の暇つぶしツールは「最近○○していないなあ」「最近○○したなあ」と考えること。これをすることで、忙しさにかまけてふと忘れがちな、客観的に自分自身を振り返るいい機会になります。「最近美しいと思えること」を思い起こしてみると、訳者さんの一言であったり、赤ちゃんの生え始めた小さな歯であったり・・・。実は美しいものというのは普段の何気ない生活の中にもたくさんあるものなんですね。これらを美しいと思える心の余裕と、その感性を忘れずにいたいと思います。
  • 「息を吸う」という行動を意識して捉えてみると、意外な発見があるような気がします。ピアニストの呼吸は、こちらが意識していないと気づかないような息づかいですが、そこにはとてつもなく深い精神の表れが見えるように思います。また緊張した場面での息づかいなども、やはりメンタルな部分が大きく反映されるように感じます。話している相手の呼吸を「見て」話をしてみたり、また自分の息づかいを振り返ってみるのはいかがでしょうか。
  • 中国の四神思想について読んだ。四季を、青、赤、白、玄の4色で捉えているもので、それぞれの季節にはその時々の色があるというものだ。春夏秋冬を4つの色で考える他にも、これを自分の人生、一週間、そして一日の色として考えることもできるのではないだろうか。現在自分が携わっている仕事やプロジェクトには、長いものも短いものもあるが、これらがやがて実りの色を迎えられるよう努力したい。
  • 「母親」について。母はとても抽象的な存在。私の周りには3人の「母」がいる。自分を生んでくれた母、妻の母、そして子供の母としての妻である。どの「母」にも共通するのは、母という感情、母の思い、というものを子供に表現しているという点。「母」とは、つかみどころがなく、思えば思うほど(父としての自分と)「異質な」存在に感じてしまう。しかしそれこそが魅力でもある。
  • 富山の博物館協会のHP翻訳を担当。県下76の美術館や博物館を3ヶ国語で紹介するものだった。ファイルの量が多い上、途中で差し替えがあり、管理が大変だった。富山に出張し、実際にクライアントに会い、紹介されている水墨画美術館を訪れて感じたことがある。案件中は修正、納期を間に合わせることに必死で、自分にとっては多くの案件のうちの一つでしかなかった。が、クライアントの「何とか多くの人に来てもらいたい、観光につなげたい」という思いをどこまで汲み取れただろうか?これからは案件の一つ一つに自分をもっとコミットさせていきたい。
  • 最近ビジネス関連の本を3冊読んだ。それぞれ大企業のトップの書いた本だが、共通点を三つ見つけた。第一に「変化を恐れない」、第二に「意外に地道な努力をしている」、第三に「飽くなき挑戦の心」。一つ目と最後については、現状に満足せず、常に現状打破の可能性を探しつづけるということ。二つ目に関しては、大企業はスマートなビジネスモデルに基づき、効率的に仕事をこなしていると思っていたが、そうではなかったという発見。結局は一つ一つの仕事を着実に積み重ねていくことが重要なのだ。改めて目の前の仕事を妥協せず、丹念にやっていきたいと感じている。
  • 先日息子を連れて、自宅から徒歩10分のところにあるプラネタリウムへ行った。プラネタリウムは子供の頃好きでよく通っていたが、その頃と比べると機器が充実している。説明もとても上手で感心する。何故か分からないが、上映中、過去のことを考えている自分に気がつく。悠久の時を刻む宇宙に比べ、人間の小ささを感じる。上演は20分程度のものだったが、いい気分転換になる。
  • 「いなり寿司の逆襲」という記事を読んだ。ドイツの田舎で売られているいなり寿司は日本人が考えるそれとは全く違う料理らしい。豆腐サラダも以前の日本にはなかった。米国から逆輸入された形であろう。日本人からすると一見受け入れられないような料理でも、それが定着し日本の味として受け入れられている状況がある。伝統・格式を無視しても価値は産まれにくいが、伝統・格式を超えて面白いものを産み出すエネルギーに着目したい。
  • 先月の心に残る案件は、マーケティングプランとプレゼン資料作成の手伝い。調査と、付随する一連の翻訳作業という、12月から続いた大型プロジェクトだった。2月の最終プレゼンまで気の抜けない急ぎの仕事が多く、先日「無事終了」との連絡を受けほっとした。この案件を通し、広告業界という違う世界の仕事の進め方、英国やフランスの現地人を含め、多くの人の仕事振りを見ることができた。大手会社の優秀な人達だけに、内心スマートな仕事振りを期待していたが、言葉を超えたところで、プロジェクトにかける皆の熱意が一つになり、仕事が進んでいくのを見て、仕事上、知識やスキルは大きな武器にはなるが、土壇場になって真価を発揮するのは「気迫」や「思い」であることを痛感した。「人間には2種類ある。『よくできるやつだ』と言われる人間と『いいやつだ』と言われる人間。『よくできるやつだ』と言われる人間ばかりがいつも評価される訳ではない。今回のプロジェクトに関わったのは、皆いいスタッフだった。」というクライアントの言葉が印象に残った。
  • 2002年サッカーワールドカップ以前と以後では日本のテレビのゲームの映し方が変わったそうだ。以前は各選手のアップ画像が多かったが、以後はゲーム全体を映すようになった。ワールドカップ期間中、日本のカメラマンが試合を撮ると、選手の表情をアップで映すことが多く、試合全体の流れが分からない、と海外では不評だった。単なるカメラワーク・技術の違いでなく、サッカーに対する考え方の違いがあったのだ。視点がなかなか変えられないのは、背後には個人の好み、考えや思想があるから。物事が上手くいかない時には、効果的に視点を変えられるよう、意識していきたい。
  • 顧客、商品を中心に考える、信頼を大切にする等学ぶところは多かった。「一つのことに徹する」ことと「同じやり方を続ける」のとは違う、というのがよく分からなかったので原典を読んでみたい。
  • 思索に適した場所は、トイレ、寝る前、散歩。
  • WIPで働き始めて今年で3年目を迎えるが、この間一番変化したことは仕事に関する考え方。以前は、労働に対し、自分の労働時間への対価として一定の金額を受け取ること、という程度にしか思っていなかった。WIPではWWHDC(What, Why, How, Do, Check)を全て自分一人で行う知識作業であり、とくに自己管理が重要だ。今年は勤務時間に限らず、プライベートの時間もしっかり自己管理していきたい。「愛とは決して後悔しないこと」という言葉があったが、これは仕事にも当てはまる。一年後、後悔の無いようにがんばりたい。