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売上の1%を多言語化に。
日本語以外の市場に挑戦する企業を応援するニュースレター
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世界の吉兆
南に向いている時、東から鳥が飛んでくると吉兆(古代ローマ)
2020年新春のお慶びを申し上げます。今年も「ちょっと役立つ」をテーマに、日本の多言語化に有益な情報提供に努めていきます。どうか忌憚ない叱咤激励とアドバイスをいただけます様、編集一同お願い申し上げます。
さて、今年の一大イベントはやっぱり東京五輪・パラリンピック。3月12日にギリシャ・オリンピアで採火式、3月19日に聖火引継ぎ式(アテネ)、3月20日に聖火到着式(宮城県東松島市)、3月26日に聖火リレー開始(福島県Jヴィレッジ)、5月に大会ボランティアにユニホーム支給、7月22日にソフトボールで競技スタート(福島県)、7月24日に東京五輪開会式(新国立競技場)、8月25日に東京パラリンピック開会式(新国立競技場)という日程で進んでいきます。
史上最もイノベーティブな大会になる模様。チケット取れてますか?(画像:大会組織委員会公式サイト)
海外展開に意欲のある会社のWEBやECのコンテンツを見ると、多くは日本語からの直訳です。これから日本(日本語)以外の市場を狙う場合、コンテンツの直訳や既存デザインをそのまま他の言語版でも使うことは出来るだけ避けたほうがいいでしょう。
ここを間違えると、文法的には正しくても心に響かなかったり、文化的背景の違いから印象に残らなかったり、下手をすると反感を買ってしまったりします。
国・地域が違えば、世界の見え方や「常識」が違います。言葉の持つ力を過小評価してはいけません。困った時はWIPへお気軽にお問合せください。
最近「トランスクリエーション」という単語を耳にすることが増えてきました。特に広告やマーケティング分野で使われるこの単語、一体どういうものなのでしょうか。
結論から言います。トランスクリエーションは欧米の多国籍企業で生まれたマーケティング用語で定義は未だ曖昧です。広告系の文章を翻訳する際、原文にとらわれず、原文と同じ訴求力を持つ訳文をつくる、という意味に近いですが、翻訳依頼時にトランスクリエーションという言葉を使う場合は、あわせて翻訳の目的や想定読者などを具体的に伝えることが大切です。(田村)
→ 詳しくはこちらをお読みください。
https://japan.wipgroup.com/media/transcreation
ギブアンドテイクという言葉は知っていると思いますが、組織心理学者が書いた本書では、最も成功しないのはギバー(他人に与える人)、次に成功しないのはテイカー(常に自分優先の人)、次はマッチャー(ギブアンドテイクのバランスを取る人)、最も成功するのもギバーであるという一見矛盾した主張をしています。
ちなみに、ほとんどの人が、家族や友人に対してはギバーですが、仕事においては、与えることと受け取ることのバランスを取ろうとするマッチャーになろうとします。
確かに仕事上で単なるお人好しでは失敗するギバーになってしまいますが、テイカーの餌食にならないよう注意しながらグループ全体のパイを増やすためにギバーになる人こそが最も成功するとのこと。一読の価値があります。