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世界の訳せない言葉
「ヴァシランド」
(スペイン語)
どこへ行くかよりもどんな経験をするかを重視した旅をすること
9月といえば、旧暦8月15日の十五夜・中秋の名月。今年は9/24(月)です。日本ではお団子ですが、韓国や中国でも同じような習慣があり、韓国では松餅、中国では月餅を食べます。そして、意外に知られていないのが、昔は、十五夜と十三夜は一対で、両方とも同じ場所から見ないと「片月見」といって縁起が悪く、人を招くなら両方お誘いしないと嫌われてしまうとか。ちなみに旧暦9月13日の十三夜は別名、栗名月または豆名月と呼ばれ、今年は10月21日(日)です。まだまだ残暑が厳しいですが、ぜひ十五夜と十三夜には、お団子・栗・松餅・月餅などを片手に月を愛でてはいかが。
多言語でモノを売る場合、翻訳されることを前提に日本語の文章を書くか、翻訳前に日本語原稿を編集しておくと、翻訳の高品質化・効率化が図れます。具体的には、「なるべく主語・述語を明確に」「長すぎる文章にしない」「宗教的な表現を避ける」「日本だけで理解される文化・決まり文句・語呂合わせ・俗語・比喩・ユーモアを使わない」「一部の人だけがわかる略語(ASAP、CRMなど)を避ける」「できるだけ論理的な流れになるように文章や段落を並び替える」などが挙げられます。AI翻訳を活用する場合も、こうした点に注意しないと、極めて低品質な訳文が生まれてしまいます。
「郷に入っては郷に従え」、海外企業との打ち合わせや海外出張時、知らないうちに相手に失礼なことをしていませんか。本書は主要60か国の文化的特徴を解説。各国8~9ページにわたって、思考は開放的か閉鎖的か、経験主義的か抽象的か、個人主義か集団主義か、対象国における人々の考え方・判断基準・価値観・時間に対する意識など基本的な事項、ビジネスにおける商談、接待作法、儀礼、適切な服装、プレゼントのコツ、身振り手振りの意味、名前の呼び方など、痒いところに手が届く情報が満載。すでに絶版のようですが中古本はAmazonなどで簡単に入手できます。世界一周なら海外渡航前にぜひ一読を。
幾千もの言葉を重ねるより、1つの絵・写真・マークの方がより効果的に情報を伝える場合があります。スウェーデンの家具メーカーは約30か国・17の言語で事業展開していますが、使用する説明書内の80%は絵と図で構成されています。また、イギリスのヒースロー空港は、絵文字を駆使してさまざまな国から集まる年間6千万人もの旅行者を捌いています。多言語展開を図る会社であればあるほど、デザイン上の工夫は大幅な翻訳コストと時間コストの削減に繋がります。翻訳発注の前に、「文章のグラフィック化」を一度検討してみましょう。