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中級レベルまでのフランス語を学習し、さらに上のレベルを目指したいと考えている方、既習の文法事項を整理しつつ、不明なところをスッキリ理解したいと望んでいる方、あるいはビジネスシーンで実務に携わるなかで、語彙や表現の幅を広げたいと思っている上級者の方向けの10冊をご紹介します。

辞書

『スタンダード時事仏和大辞典』 稲生永、彌永康夫 編(大修館書店 2009年)

「初の本格的現代用語仏和辞典」と銘打たれた本書は、現代用語、新語、専門語、生活百科事典、固有名詞辞典、略語辞典の6つの内容を網羅しています。高価ですが、フランス語を仕事で使う人には頼りになる一冊です。

 

文法・語彙編:さらに磨きをかけるための4冊

『翻訳仏文法(上)(下)』 鷲見洋一(筑摩学芸文庫 2003年)

単なる文法解説書ではなく、「翻訳する」ということ自体を徹底的に思考しつつ、発想からアウトプットまでを丁寧に解説する好著です。中級から上級(さらにその上)を目指す人には、「格闘」してみるだけの価値がある名著です。

 

『Grammaire progressive du français - Niveau avancé』 Michele Boulares, Jean-Louis Frérot(CLE International 2017年)

“Grammaire Progressive du Français” シリーズの最上級編。冠詞、否定形、不定形などの基礎的用法をおさらいしつつ、難解とされる接続法、条件法の理解を深めることができます。語彙も上級者向けとなっており、使える語彙を増やすうえでも役に立つ一冊です。

 

『Vocabulaire progressif du français des affaires』 Jean-Luc Penfornis(CLE international 2004年)

フランス語中級から上級を対象とするビジネスフランス語のための練習問題集。単なる単語集ではなく、テーマが異なる70のレッスンで構成されています。「会議に参加する」「プレゼンする」「交渉する」「電話をかける」といった一般的な内容から、「企業文化」「人的リソース」「ビジネスにおける倫理」「生産・マーケティング・経理・財務」といったより専門的な内容へと段階的に進みます。別売の回答集があります。

 

『仏英日対照 ビジネスフランス単語集』 横田納(白水社 2010年)

現状、残念ながら、日本語で書かれたビジネスフランス語の書籍は決して多くありません。そのなかで、2,800語を網羅し、豊富な用例を仏・英・日でまとめる本書は、学習書としては元より、ビジネスの現場ですぐに応用できる内容を備えています。巻末に付いている「日本語索引」が便利です。

 

翻訳についての理解を深めるための2冊

『和文仏訳のサスペンス - 翻訳の考え方』 大賀正喜、カブリエル メランベルジェ(白水社 1987年)

和文仏訳の学習書としてはすでに「古典」と評されることもある本書ですが、内容はまったく色あせることがありません。「サスペンス」の表題が示すとおり、共著者ふたりのやりとりはじつにスリリングで、まるで翻訳の現場(ライブ)に立ち会っているかのよう。読み物としても楽しめます。題材も、時事的な文章から文学作品の翻訳まで、幅広く扱われており、翻訳という営為自体の理解を深めるうえで欠かせない一冊です。

 

『フランス語 和訳の技法』 朝比奈誼(白水社 1995年)

教室で学ぶ仏文和訳から、より本格的な翻訳へと進むには何が必要か? フランス語を正確に読み、それを踏まえて日本語として適切にアウトプットするには? 本書は豊富な例文において、文法、語彙、そしてフランス語のレトリックの捉え方を具体的に解説しています。また、折にふれて語られる「翻訳」についての思考、およびフランス社会に関する鋭い洞察は、読者の知見を深耕してくれるに違いありません。品切れであることが惜しまれる好著。重版が待たれます。

 

実践力を高めるための3冊:Eメール編

すぐに使える「実例集」としては以下のものがおススメ。実際のビジネスシーンで応用できる表現サンプルとして活用できるほか、適切にまとめられた注と関連表現を読むことで、語彙と表現の幅を広げることができます。

『貿易実務のフランス語 Eメール実例集』 横田納(白水社 2009年)

表題どおり、マーケティング、信用調査、引合い、信用状、売買契約、積出し、決済、クレームといった、貿易実務のさまざまな場面で応用できる例文集です。巻末の語彙・表現集(仏和・和仏)は暗記用としても便利です。

 

『今すぐ書けるフランス語レター・Eメール表現集』 浅見子緒、Romain Bocquillon(語研 2014年)

「フランス語を初めて勉強する人でも使えるように」と工夫された一冊。内容は、実務のための豊富な例文を扱っており、上級者にも便利です。目的別に分類されており、日本語索引と差し替え表現によって書きたい表現や例文をすぐに見つけることができるので、使いやすさの点でも優れています。

 

『Eメールのフランス語[増補版] 書類の書き方文例つき』 田中幸子、イザベル・フォルテット、他(白水社 2015年)

「各種書類の書き方を増補した決定版!」との謳い文句どおりの内容。改訂に伴い、Eメールの文例集に加えて、履歴書、スケジュール表、企画書といった書類のサンプルが盛り込まれています。フランス語教育にかける著者たちの情熱と配慮が隅々にまで行き渡った好著です。

 

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