<img src="https://trc.taboola.com/1341089/log/3/unip?en=page_view" width="0" height="0" style="display:none">
  • X
  • facebook
Sep 18, 2026, 5:58:01 PM

海外PRの費用相場はいくら?ワイヤー配信と現地PR会社を比較

 

「海外向けにPRをしたいが、いくらかかるのかまったく見当がつかない」
「ワイヤー配信と現地PR会社、費用はどれくらい違うんだろう」

グローバル展開を検討している企業の広報・マーケティング担当者から、こうした声を頻繁にお聞きします。海外PRは国内PRと異なり、エリア・手法・言語・現地メディアの規模によって費用が大きく変わるため、「相場がわかりにくい」という不透明さが参入障壁になっているのも事実です。

この記事では、グローバルPRの実務に携わる私たちが、エリア別・手法別の具体的な費用目安を包み隠さず公開します。

結論:海外PRの費用は「手法×エリア」で決まります。

アジア圏の現地PR会社なら50万円〜100万円から始められ、ワイヤー配信と現地PR会社を組み合わせた「ハイブリッド型」が最も費用対効果の高いスキームです。「大手PR会社に頼めば安心」という考え方にも、実は落とし穴があります。

 

1. そもそも海外PRの費用が「わかりにくい」理由

国内PRの場合、プレスリリース配信サービスの料金表を見ればある程度の費用感はつかめます。しかし海外PRはそれほど単純ではありません。費用がわかりにくい理由は3つあります。

  • 手法が複数あり、組み合わせが前提:海外PRには大きく「ワイヤー配信(自動配信システム)」と「現地PR会社によるメディアプロモート(人的アプローチ)」の2つがあり、目的やエリアに応じて組み合わせるのが一般的なため、一概に「〇〇円」とは言えません

  • エリアによって相場が数倍変わる:同じ「1カ国のPR活動」でも、人件費の安いアジア圏と人件費の高い北米・欧州では費用が2〜5倍異なります。中国本土はSNS規制の関係でKOL活用が主流となり、まったく異なる費用体系になります

  • 代理店のマージン構造が不透明:大手PR会社に依頼すると、実は裏側で現地のローカルPR会社に再委託していることがほとんどで、その際に20〜40%程度のマージンが上乗せされているケースも多くあります

この記事では、代理店に支払う総額ではなく、実際にメディアアプローチに使われる「実費(生原価)」ベースで費用を解説します。

 

2. 手法別の費用目安

2-1. ワイヤー配信の費用目安

配信の種類

費用目安

エリア限定配信(北米のみ、アジアのみ等)

20〜30万円 / 1配信(400ワード基準、翻訳込みパックが多い)

グローバル一斉配信

60〜100万円 / 1配信(ターゲット絞り込みが難しく費用対効果は低め)

 

ワイヤー配信は「面を取る」ための基本戦略です。ただし、記者が個別に動くわけではないため、掲載の質は保証されません(この点は別記事「『掲載保証』は記事化を保証するものではないのはなぜか」で詳しく解説しています)。あくまで「広く届ける」ための手段として位置づけるのが正しい使い方です。グローバル一斉配信は一見コスパが良さそうに見えますが、ターゲットが絞れていないため費用対効果は比較的低くなりがちで、特定エリアへの集中投資の方が成果につながりやすいのが実態です。

 

2-2. 現地PR会社(メディアプロモート)の費用目安

エリア

費用目安

特徴

アジア圏(台湾・香港・タイ・シンガポール等)

約50万円〜100万円 / 1カ国

人件費が比較的安く、コストパフォーマンスが高い。台湾・香港は親日メディアが多く、海外PRを初めて実施する企業に推奨できるエリア。スポット契約(1〜2ヶ月)から始められる

北米・欧州圏(アメリカ・イギリス等)

約150万円〜300万円以上 / 1カ国

人件費が高く、PR市場が成熟しているため費用が大幅に上がる。アジア圏での実績を作ってから展開するのが一般的なロードマップ

中国本土

約100万円〜200万円 / 1施策

グレートファイアウォールの影響で一般的なPR手法が通用せず、WeChatやRED(小紅書)のKOL起用、記事広告枠の買い取り(ペイドPR)が中心

 

3. 費用対効果を最大化する「ハイブリッド型スキーム」

海外PRで最も費用対効果が高いのは、ワイヤー配信と現地PR会社を組み合わせたハイブリッド型です。

  • Tier1(最重要ターゲット国):現地PR会社を入れて深く・確実にメディア露出を狙う(50万円〜300万円/エリアにより異なる)

  • Tier2(それ以外の国・エリア):ワイヤー配信で広く薄く網をかける(20万円〜30万円/1配信)

例えば、インバウンド消費を促進したい日本企業が台湾・タイ・アメリカを対象にPRを実施する場合、台湾(Tier1/現地PR会社/50〜100万円)、タイ(Tier1/現地PR会社/50〜100万円)、アメリカ(Tier2/ワイヤー配信/20〜30万円)の合計120〜230万円が目安です。全エリアにワイヤー配信だけで対応するよりも成果が出やすく、全エリアに現地PR会社を入れるよりも予算を抑えられる、現実的なバランスです。

 

4. 「大手PR会社に頼めば安心」は本当か

「大手PR会社に頼めば、世界中のメディアにパイプがあるから安心だろう」——こう考える担当者は多いですが、実態は異なります。1社で全世界のメディアネットワークを網羅しているPR会社は存在しません。大手PR会社であっても、結局は現地のローカルPR会社を下請けとして使っており、その際に大手のマージンが20〜40%程度上乗せされることが一般的です。つまり、大手PR会社に300万円支払った場合、実際にメディアアプローチに使われる実費は200万円前後になっている可能性があります。さらに、業界・商品・ターゲット層・ブランドトーンを一から説明する「オリエンテーションコスト」により、数週間のタイムロスが生じることも珍しくありません。

 

5. まとめ:費用対効果を高める3原則

  • Tier1エリアを1〜2カ国に絞って予算を集中投下する

  • いきなり半年リテーナーを組まず、1〜2ヶ月のスポット契約で効果を検証する

  • コネクションより「現地メディアに刺さるコンテンツ」の質への投資を優先する

海外PRの費用は「手法×エリア」の掛け合わせで決まります。まずはTier1エリアの選定と予算感の確認から始めることをお勧めします。

 

御社の状況に合わせた海外PRのスキームを相談する
Tier1エリアの選定から、ワイヤー配信・現地PR会社の組み合わせ設計まで、初回相談・無料でご提案します。
ご相談・お見積もりは無料です。いつでもお気軽にご連絡ください。

  • X
  • facebook

海外展開の判断と実行を、言葉と情報で支える[ WIPジャパンのサービスを見る ]

法人専門翻訳会社WIPジャパンのサービスはこちら