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【翻訳証明書とは?】法人企業が知るべき必要性・取得方法を徹底解説

作成者: WIP japan|Aug. 22, 2025

 

海外での事業展開や法的手続きには、様々な公的書類の翻訳が不可欠です。しかし、ただ翻訳するだけでは、提出先で受理されないケースが少なくありません。そこで重要になるのが、翻訳文の信頼性を担保する「翻訳証明書」です。

この記事では、翻訳証明書がなぜ必要なのか、どのような場面で求められるのか、そして信頼できる翻訳会社に依頼する際のポイントを、法人企業向けに網羅的に解説します。

 

目次
翻訳証明書とは何か?
翻訳証明書が必要とされる場面
どのような業界・企業に必要となるケースが多いか?
WIPジャパンの翻訳証明書サービスが選ばれる理由
WIPジャパンの翻訳証明書に関するよくある質問(FAQ)
まとめ

翻訳証明書とは何か?

翻訳証明書(Certificate of Translation)とは、翻訳文が原文に忠実に翻訳されていることを、翻訳会社や翻訳者が公式に証明する書類です。この証明書があることで、翻訳文が「公的な手続きに耐えうる正確な文書」であると認められ、提出先の機関は翻訳内容の信頼性を確認できます。

翻訳証明書は、主に以下のような情報が記載されています。

  • 翻訳会社の社名、住所、連絡先

  • 翻訳者の氏名または登録番号

  • 翻訳証明書の発行日

  • 翻訳文が原文の忠実な翻訳であることを明記した宣言文

  • 会社の印鑑または翻訳者の署名

翻訳証明書が必要とされる場面

個人の場合、留学や国際結婚、ビザ申請などで求められることが多いですが、法人企業においても以下のような公的な手続きや、高い信頼性が求められる場面で不可欠となります。

 

法人企業で翻訳証明書が必要となるケース

翻訳証明書は、企業のグローバルな事業活動において、特に法的・経済的リスクを伴う場面で重要性を増します。

  • 海外事業展開・会社設立
    海外で子会社を設立する際や支店を開設する際、現地の政府機関や銀行に日本の登記簿謄本定款などを提出します。これらの書類の翻訳には、翻訳の正確性を証明するために翻訳証明書の添付が求められます。

  • 国際的な入札・契約
    国際的なプロジェクトへの入札や、海外企業とのM&A(合併・買収)に際し、自社の決算報告書財務諸表納税証明書などの公的文書の翻訳が必要になります。これらの書類は企業の信頼性を左右するため、第三者による証明が不可欠です。

  • 知的財産権の国際出願
    海外で特許や商標を出願する際、日本の特許公報出願書類の翻訳が必要です。現地の特許庁や弁護士事務所は、翻訳の正確性を担保するため、翻訳証明書の提出を要求することがあります。

  • 海外での訴訟・法的手続き
    海外の裁判所で訴訟や仲裁を行う場合、日本の訴状判決文証拠書類などの翻訳が必要です。これらの書類の法的効力を担保するため、翻訳証明書が不可欠となります。

  • 海外駐在員の赴任手続き
    社員を海外に駐在させる際、ビザ申請のために会社の登記簿謄本雇用証明書などの翻訳が必要です。これらの公的書類には、提出先の国の機関が定めた要件に準拠した翻訳が求められます。

どのような業界・企業に必要となるケースが多いか?

翻訳証明書は、一般的に法的効力や高い専門性が求められる文書を扱う業界や、グローバルな事業活動を行う企業で特に必要とされます。

  • 法律・金融業界:法律事務所、弁護士法人、監査法人、会計事務所など。海外での訴訟や国際契約、監査業務において、法的正確性の証明が求められます。

  • 製造・IT業界:海外での工場設立、技術提携、特許出願などを行う企業。技術仕様書やライセンス関連文書の正確性を担保します。

  • 不動産・建設業界:海外での不動産投資や開発を行う企業。土地の登記簿や各種許可証の翻訳に必要です。

  • 人事・総務部門:海外に駐在員を派遣する企業。社員のビザ申請に必要な公的証明書の翻訳に利用されます。

これらの業界では、翻訳のわずかな誤りが大きなリスクに直結するため、翻訳証明書による信頼性の担保が極めて重要となります。

 

WIPジャパンの翻訳証明書サービスが選ばれる理由

当社は、お客様の公的な手続きを円滑に進めるために、以下の強みで対応します。

1. 高い品質と信頼性

当社の翻訳者は、各国の法務・金融関連文書に精通しており、原文の情報を正確に反映させます。翻訳後のチェック体制も厳格に構築しており、誤訳や表記ミスを防ぎます。

2. 厳格なセキュリティ体制

証明書には、企業の機密情報や個人のプライバシー情報が含まれます。当社はプライバシーマークISO17100認証を取得しており、厳格なセキュリティ体制のもと、お客様の大切な情報を厳重に管理します。

3. 法人対応の豊富な実績とケーススタディ

WIPジャパンは、多くの法人企業様のニーズに応えてきました。以下にその一例をご紹介します。

 

【ケーススタディ】海外での法的手続きに必要な証明書翻訳
法律事務所P社は、海外での訴訟に際し、戸籍謄本や登記簿謄本など複数の公的文書の翻訳を必要としていました。提出先の国や機関が求める厳格なフォーマットと、翻訳の公的証明が不可欠でした。当社は、提出先の要件に準拠した翻訳と、「翻訳証明書」の発行で対応。P社からは、「すべての要件を満たした高品質な翻訳をスピーディーに提供してもらい、安心して手続きを進めることができた」とのお言葉をいただきました。

 

 

【お客様の声】大手企業Q社 人事部門ご担当者様
「海外拠点への駐在員赴任にあたり、多数の証明書翻訳が必要でした。WIPジャパンさんに一括で依頼できたため、社内の手続きが大幅に簡素化されました。個人情報も安心して任せることができ、大変助かりました。」

 

 

WIPジャパンの翻訳証明書に関するよくある質問(FAQ)

  • Q1: どのような言語の証明書翻訳が可能ですか?

    • A1: 英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語など、多言語の証明書翻訳に対応しています。

  • Q2: 翻訳証明書は必ず発行してもらえますか?

    • A2: はい、ご要望に応じて、当社が翻訳したことを証明する「翻訳証明書」を発行いたします。

  • Q3: 料金はどのように決まりますか?

    • A3: 料金は、翻訳する証明書の種類、言語、文字数などによって変動いたします。無料でお見積もりをご提示しますので、まずはお気軽にご相談ください。

  • Q4: 提出先での書式指定に対応してもらえますか?

    • A4: はい、対応可能です。提出先の国や機関が指定するフォーマットや書式があれば、それに準拠して翻訳いたします。

  • Q5: 翻訳の依頼から納品までの流れを教えてください。

    • A5: まずはお見積もりをご依頼いただき、ご契約後、お客様から原文の証明書をお預かりします。その後、専門翻訳者が翻訳を行い、厳格な校正を経て、最終的に翻訳証明書を添付してご納品します。

まとめ

翻訳証明書は、海外での公的手続きにおいて、翻訳文書の信頼性と正確性を証明するために不可欠な書類です。特に法人企業にとっては、海外事業の成功を左右する重要な鍵となります。

信頼できる翻訳会社を選ぶ際は、翻訳証明書の発行実績専門分野の知識、そして機密保持の体制を必ず確認することが重要です。WIPジャパンは、これらすべての要件を満たし、お客様のグローバルなビジネス展開をサポートします。

 

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