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世界に挑戦する企業を応援するニュースレター




ニュースレター:2026年11月号

名言語録

「未来にはいつも裏切られる。だが、備えがあれば途方に暮れることはない。」
The future is bound to surprise us, but we don't have to be dumbfounded.
ケネス・ボールディング(経済学者・英国)

社長よりごあいさつ 「どちらに転んでも」に備える

 

11月3日は米中間選挙。下院の全435議席と上院の約3分の1が改選される、第2次トランプ政権への「中間評価」です。本号がお手元に届く頃、結果はまだ見えていないか、見え始めたところでしょう。

予測市場では下院の民主党奪還が有力視されてきましたが、選挙に絶対はありません。大切なのは当てることではなく、どちらに転んでも動けるよう準備しておくことです。議会が「ねじれ」になれば、政権の政策に議会のブレーキがかかりやすくなる一方、予算や法案は停滞しやすくなります。共和党が両院を維持すれば、関税をはじめとする現在の路線が続くでしょう。自社の取引や調達は、それぞれの場合にどう影響を受けるのか。結果が出てから考え始めるのでは、一歩遅れます。複数の筋書きを先に描いておく。それが、不確実な時代の情報との付き合い方だと考えています。

(上田輝彦)

「もっとグローバルに考える」: 世界の「お茶」事情

    

11月1日は「紅茶の日」。アイスティーよりも温かいお茶が恋しくなる季節になってきましたね。今月は西洋のティータイムとは一味違う、世界のお茶文化に目を向けてみたいと思います。

南米アルゼンチンやウルグアイで国民的に親しまれる「マテ茶」は、ひょうたん型の器に金属製のストローを挿し、家族や友人と回し飲みして絆を深めるのが日常の風景です。一方、南アフリカの乾燥地帯に自生する、針のような葉を持つマメ科の木から作られる「ルイボスティー」は、先住民の時代から飲み継がれてきました。また北アフリカのモロッコでは、銀色の急須を高く掲げて泡を立てながら注ぐ甘いミントティーが、客人をもてなす儀礼となっています。

温かい湯気と共に手渡される一杯には、人と人をつなぐ豊かな時間が息づいています。年末に向け忙しくなる時期ですが、身近な人と一杯、息をつく時間を大切にしたいものです。

(汐)

人材派遣紹介の現場から: 訪日客の「言葉」が変わっている

    

今年1〜9月の訪日客は約3,073万人。前年同期比2.9%減と、5年ぶりに前年を下回りました。数字だけ見ると、インバウンドは一服したように見えます。しかし消費額は約7兆円と過去最高を更新しています。中身を見ると、中国からの客が半分以下に減る一方、韓国や台湾は大きく伸び、9月にはインド、メキシコ、中東など7つの市場で同月の過去最高を記録しました。起きているのは「減少」というより「入れ替わり」です。

中国語対応を厚くしてきた現場ほど、韓国語、スペイン語、アラビア語といった新しい言語への対応が追いついていないかもしれません。客数の増減だけでなく、客層の言語がどう変わったかに目を向けることが、次の一手につながります。

WIPジャパンの多言語人材派遣・紹介は、こうした変化に合わせて、必要な言語の人材を確保するお手伝いをしています。 

IPライブラリー:今月のおススメ本 『超予測力:不確実な時代の先を読む10カ条』

   

本書は、前回のニュースレターでご紹介した「社長のためのインテリジェンス読書案内」のリストにも含まれる注目の1冊。著者は「専門家の政治予測精度はチンパンジーのダーツ投げ並み」という衝撃的な研究結果で知られるテトロック教授です。

本書では、CIAなどのプロの分析官チームを一般ボランティアが圧勝した実験「優れた判断力プロジェクト」の実態と、その勝因が明かされています。上位に輝いた「超予測者」たちの先読みの秘訣は特殊な才能ではなく、思考の技術にあります。問題を小さく分解し、直感的な思い込みを排して客観的な基準率(ベースレート)から出発すること、そして最新のエビデンスを得るたびに予測確率を1%刻みで小刻みに更新し続ける柔軟な姿勢が鍵となります。

先行き不透明なグローバルビジネスの現場において、偏った思い込みの罠を避け、データと客観的検証に基づいて明晰な意思決定を下すための実践的な思考指針を与えてくれます。

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