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Think More Globally

世界に挑戦する企業を応援するニュースレター



ニュースレター:2026年8月号

名言語録

「想定にとらわれるな」「その状況下において最善を尽くせ」「率先避難者たれ」
(東日本大震災において「釜石の奇跡」と呼ばれる子供たちの迅速な避難を導いた、片田敏孝氏・避難三原則)

社長よりごあいさつ 「熊本の大地震に寄せて」

 

7月28日、熊本県で最大震度7の地震が発生しました。被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表します。熊本で暮らす方々にとっては、十年前の熊本地震に続く、二度目の大きな揺れとなりました。ようやく日常を取り戻された矢先の出来事で、被災された方々の心中を思うと言葉が見つかりません。加えて、この猛暑の最中の停電で、冷房も、冷蔵庫も、扇風機も使えない夜が、どれほど過酷なものか。

今や、日本のどこにいても、いつ大きな揺れに見舞われるか分からない時代。安全な場所はどこにもありません。「まさか」は、必ず来ます。備蓄も、連絡手段も、事業継続の手順も、すぐに見直すのが重要です。被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。

(上田輝彦)

世界の商談:スペイン編(独断と偏見シリーズ)

 世界の商談スペイン編 

2026
年サッカーW杯で見事世界王者に輝いたスペイン。歓喜に沸く彼らですが、商談には日本のロジックが通用しない独特の作法があります。スペインでのビジネスは、ズバリ「会社ではなく、目の前の『あなた』と仕事がしたいか」がすべて。提案書の完璧さ以上に、個人的な信頼感やフィーリングが重視されます。その真の戦場となるのが、午後2時から始まる「2時間のロングランチ」。ワインを片手にW杯や家族の話で盛り上がる雑談こそ、相手の人間性を見極める最も重要な商談プロセスなのです。

また、「マニャーナ(明日)」という言葉は「近いうちに」の意味。カリカリせずに待つ大らかさが必要ですが、一度「仲間」と認められれば、彼らの情熱と絆はこれ以上なく頼もしい武器になります。書類を広げる前に、まずは一杯のワインとサッカー議論で打ち解ける。そんな人間味のある付き合いこそが、スペインビジネス攻略の鍵です。

「もっとグローバルに考える」: 世界の「夏休み」事情

 世界の夏休み事情_202608 

八月、日本がお盆休みを迎える頃、世界各地でも夏ならではの休息の時間が流れます。北欧では都市を離れ、湖畔のサマーハウスで読書や散歩を楽しみ、フランスでは長期休暇に入り、個人商店が数週間店を閉めることも珍しくありません。イタリアでは「何もしないことの甘美さ」、スペインでは暑い時間帯を避けてゆっくり休む習慣が親しまれています。ドイツでは森や湖でのキャンプ、英国では海辺の町への滞在、米国やカナダでは家族でのロードトリップや国立公園巡りが夏の定番。オーストラリアでは季節は冬ですが、温暖な北部へ旅する人も多く、韓国では避暑地や海へ出かけます。

形は違っても、日常を離れ、心身を整える時間は各国共通の生活の知恵です。猛暑の折り、冷房と水分補給を心がけ、熱中症には十分お気をつけくださいね。(汐)

WIPライブラリー:今月のおススメ本 『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』

 言語が違えば 

「古代ギリシャ人には『青色』が見えていなかった!?」そんな嘘のような本当の話から始まる本書は、母語が私たちの脳や世界の見え方をどう形づくるのかを解き明かす、知的エンタメ・サイエンス書です。本書には、その驚くべき証拠が次々と登場します。たとえば、オーストラリアのある先住民には「右・左」という言葉がなく、すべてを東西南北で表すため、窓のない部屋でも方角を把握できます。ロシア語には「青」を表す単一の言葉がなく、水色と濃い青を別の言葉で表し、話者は青系の色を他の言語話者より速く見分けます。

また、「橋」はドイツ語で女性名詞、スペイン語では男性名詞ですが、その違いによって、無意識のうちに「美しい」「頑丈」といった、無生物に対するイメージまで変わります。「言語が違えば、世界も違って見える」。それが比喩ではなく、科学的事実だと実感できる一冊。読み終えた後、日常の景色が少し違って見えるはずです。

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