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Think More Globally

世界に挑戦する企業を応援するニュースレター



ニュースレター:2026年7月号

名言語録

「いつの時代でも、外国の新しいものに学ぶことは必要である。だが、そのさい忘れてならないことは、軸足をしっかりと伝統の上にかけておくことである。」 守屋洋 

 

社長よりごあいさつ 「世界に挑む夏、続く」

 

まずはベネズエラでの大地震の報に心よりお見舞い申し上げます。現地の方々の安全と一日も早い復興を祈念いたします。

さて、先月号で「過去最強サムライ、世界へ」と題してご紹介したサッカー日本代表、その決勝トーナメント注目の一戦。
深夜2時キックオフ。眠い目をこすりながら、ブラジル戦を観戦しました。

前半、日本は1対0でリード。世界の強豪を相手に堂々と戦う姿に、「これはいけるのでは」と期待が高まりました。しかし後半、ブラジルに2点を奪われ、惜しくも逆転負け。悔しい結果となりましたが、最後まで世界に挑み続けた日本代表の姿には、大きな勇気をもらいました。

グローバルな舞台では、相手が強いからといって臆していては前に進めません。相手を正しく知り、自分たちの強みを磨き、準備を尽くして挑むこと。そして、たとえ結果が思い通りでなくても、次の挑戦につなげていくこと。その姿勢は、企業の海外展開にも通じるものがあります。

WIPジャパンも、翻訳、通訳、多言語人材、海外調査、海外営業支援などを通じて、お客様の「世界への挑戦」に伴走していきます。

(上田輝彦) 

 社長あいさつ_20260630

 

世界の商談:ブラジル編(独断と偏見シリーズ)

 ブラジル 

約200万人の日系社会があるおかげで、世界トップクラスの親日国ブラジル。しかし、日本のビジネス常識をそのまま持ち込むと、高確率でカルチャーショックの返り討ちに遭います。ブラジルでの商談は、ズバリ「関係性がすべて」。ビジネスは会社ではなく「人対人」です。

最初の商談ではサッカーや家族の世間話から始め、相手の「身内」として認められるかが勝負。距離感も近く、親しくなれば熱いハグも日常茶飯事。

そして、多くの日本人が頭を抱えるのが時間感覚。30分の遅刻は当たり前で、宿題の期限としての「アマンニャー(明日)」は、実質「そのうち」を意味します。これを急かすと関係がギクシャクするため大いなる忍耐力が試されます。

しかし、強固な人間関係さえ築ければ、複雑な規制やトラブルも「ジェイチーニョ(機転と融通)」という独自の知恵で、不思議と解決に向かいます。ガチガチの契約書よりも、1回のシュラスコランチと、濃厚な甘いコーヒー「カフェジーニョ」がビジネスを動かす国。この風に身を任せる余裕こそが成功の近道です。

「もっとグローバルに考える」: 世界の「涼の取り方」事情

 お化け屋敷 

七月に入り、いよいよ本格的な夏の暑さがやってきます。日本では昔から、お化け屋敷や怪談話で心身ともに「ゾクッ」と涼む文化がお馴染みですが、世界を見渡すと、夏の涼の取り方はさまざまです。

例えば欧米では、ホラー映画や怖い話のシーズンといえば秋の「ハロウィン(十月)」が本番。真夏にあえて怖い話をして涼む習慣は、ほとんどありません。

一方、日本と似た夏を過ごすお隣の韓国では、夏になると怪奇特番がテレビを賑わすそうです。日本でおなじみの都市伝説「口裂け女」も、海を渡り「パルガンマスク(赤いマスク)」として語り継がれているとか。また、食生活にもユニークな涼の取り方があります。体に熱がこもる夏こそ、熱々の参鶏湯(サムゲタン)を食べて汗をかき、夕涼みをする「以熱治熱(熱を以て熱を治す)」という医食同源の知恵が、今も根付いています。

エアコンの冷気だけでなく、時には日本の怪談で涼み、時にはおいしい韓国料理で汗を流しながら、この厳しい盛夏を楽しく乗り切っていきたいものです。(汐)

WIPライブラリー:今月のおススメ本 『1984』

 1984-1 

一九四九年、第二次世界大戦の終結直後に発表された本作は、全体主義国家による徹底的な監視と統制が敷かれた社会を描いたディストピア小説の最高峰です。最大の特徴は、あまりにも綿密に設計された統制社会の描写にあります。

主人公のウィンストンは「真理省」に勤め、政府の都合に合わせて過去の新聞記事を改ざんし、常に党の主張だけが「正しい歴史」となるよう書き換える日々を送っています。一挙一動を監視され、「考えること」すら罪とされる極限の環境の中、彼は国家のプロパガンダに抗い、いかにして反逆を企てるのか。

発表から七十年以上が経った今なお、単なるフィクションとして片付けられない現実世界への鋭い警鐘として、私たちの心に冷たい一石を投じ続ける名作です。

(汐:余談ですが作中に登場する「政府最大の敵」なるキャラクターと苗字が一緒です)

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