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【日本企業向け】グローバル進出の足がかりに!参加しやすい海外ビジネス展示会50選以上

作成者: WIP japan|Jun. 29, 2025

 

日本の優れた技術や製品、サービスを世界に広げたいと考える企業にとって、海外ビジネス展示会は絶好の機会です。ここでは、特に日本企業との関連性が深く、比較的参加しやすい分野に絞り込み、国際的な影響力を持つ著名な展示会を50以上ご紹介します。

貴社の海外戦略を具体化するための参考にしてください。

1. IT・エレクトロニクス・半導体 (日本の強み分野)

  1. CES (Consumer Electronics Show) https://www.ces.tech/
    世界最大の家電・テクノロジー見本市。日本の大手・スタートアップが多数出展し、最新技術をアピールします。

  2. MWC (Mobile World Congress) https://www.mwcbarcelona.com/
    モバイル通信業界の世界最大級のイベント。日本の通信キャリアや関連機器メーカーにとって重要です。

  3. IFA (Internationale Funkausstellung) https://www.ifa-berlin.com/
    欧州最大級の家電・エレクトロニクス見本市。欧州市場への足がかりとなります。

  4. Computex Taipei https://www.computextaipei.com.tw/
    PC部品、半導体、コンピューター関連製品に特化したアジア最大級の展示会。日本の部品メーカーやソフト開発企業との連携も期待されます。

  5. SEMICON Japan https://www.semiconjapan.org/jp
    半導体製造装置・材料に特化した世界的なシリーズ展。日本の半導体産業にとって最重要の一つです。

  6. SEMICON Taiwan https://www.semicontaiwan.org/
    半導体製造装置・材料に特化した世界的なシリーズ展。

  7. SEMICON West https://www.semiconwest.org/
    半導体製造装置・材料に特化した世界的なシリーズ展。

  8. Gitex Global https://www.gitex.com/
    中東・アフリカ地域で最大のテクノロジーイベント。新興市場へのゲートウェイとして注目されます。

  9. IBC (International Broadcasting Convention) https://show.ibc.org/
    メディア・エンターテイメント技術の主要展。放送機器や映像技術に強みを持つ日本企業向け。

  10. Embedded World Exhibition & Conference https://www.embedded-world.de/
    組み込みシステム技術の専門展。日本の制御機器やソフトウェア企業が対象。

2. 製造業・産業機械・ロボット (日本の基盤産業)

  1. Hannover Messe https://www.hannovermesse.de/en/
    世界最大級の産業技術見本市。インダストリー4.0、ロボティクス、自動化技術で日本の存在感は大きいです。

  2. IMTS (International Manufacturing Technology Show) https://www.imts.com/
    北米最大の製造技術見本市。工作機械、切削工具など、日本の高品質な製品が評価されます。

  3. EMO Hannover https://emo-hannover.com/
    世界最大級の金属加工技術の専門見本市。高精度な日本の機械が出展多数。

  4. SPS Smart Production Solutions https://sps.mesago.com/nuernberg/en.html
    電気オートメーション技術の欧州最大級の展示会。FA関連の日本企業向け。

  5. FABTECH https://www.fabtechexpo.com/
    北米最大の金属加工・溶接・板金技術の展示会。

  6. PACK EXPO International https://www.packexpointernational.com/
    北米最大の包装機械・加工技術の見本市。日本の包装技術は世界的に高評価。

  7. Automatica https://automatica-munich.com/en/
    ロボットと自動化技術の国際見本市。日本のロボットメーカーにとって重要です。

  8. Control https://www.control-messe.de/en/
    品質保証・検査技術の国際見本市。高精度測定技術に強みを持つ日本企業向け。

3. 医療・ヘルスケア・製薬 (技術力と高齢化社会の知見)

  1. MEDICA https://www.medica-tradefair.com/
    世界最大の医療機器見本市。日本の医療機器メーカーが多数出展し、最新技術を紹介します。

  2.  
  3. Arab Health https://www.arabhealthonline.com/
    中東地域最大の医療機器・ヘルスケア見本市。成長著しい中東市場への足がかりに。

  4.  
  5. FIME (Florida International Medical Expo) https://www.fimeshow.com/
    南北アメリカ地域に焦点を当てた医療機器見本市。

  6.  
  7. CPhI Worldwide https://www.cphi.com/worldwide/en/home.html
    製薬原料・中間体に関する世界最大のイベント。日本の製薬・化学品企業向け。

  8.  
  9. Pittcon https://pittcon.org/
    分析化学・ラボラトリー技術に関する世界最大級の展示会。日本の分析機器メーカーが強みを発揮します。

  10.  
  11. BIO International Convention https://www.bio.org/events/bio-international-convention
    バイオテクノロジー業界の世界最大のコンベンション。日本のバイオベンチャーや製薬企業が参加します。

4. 環境・エネルギー・水処理 (日本の先進技術)

  1. Intersolar Europe https://www.intersolar.de/en/home.html
    欧州最大の太陽光発電専門見本市。日本の再生可能エネルギー関連企業向け。

  2.  
  3. RE+ (Solar Power International & Energy Storage International) https://www.replus.com/
    北米最大の太陽光発電・蓄電池専門イベント。

  4.  
  5. IFAT https://ifat.de/en/
    世界最大の水・汚水・廃棄物処理・原材料管理の専門見本市。日本の水処理技術やリサイクル技術が評価されます。

  6.  
  7. WEFTEC https://www.weftec.org/
    水処理技術に関する北米最大の展示会。

  8.  
  9. AQUA-TECH Amsterdam https://www.aquatechtrade.com/amsterdam/
    水処理技術の国際見本市。

5. 食品・飲料 (高品質と多様性)

  1. Anuga https://www.anuga.com/
    世界最大級の食品・飲料見本市(隔年開催)。日本の高品質な食品が注目されます。

  2.  
  3. SIAL Paris https://www.sialparis.com/
    世界有数の食品見本市(隔年開催)。日本の食材や加工食品の販路拡大に。

  4.  
  5. Foodex Japan https://www.jma.or.jp/foodex/
    アジア最大級の食品・飲料専門展示会。海外からのバイヤーも多く、逆輸入的なアプローチも可能です。

  6.  
  7. ProWein https://www.prowein.com/
    ワイン・スピリッツの世界有数の見本市。日本の酒造メーカー向け。

  8.  
  9. Internorga https://www.internorga.com/en
    ホテル、レストラン、ケータリング業界の国際見本市。日本の業務用食品や調理器具に。

  10.  
  11. BioFach https://www.biofach.de/en
    オーガニック食品の世界最大の見本市。日本のオーガニック食品の海外展開に。

  12.  
  13. ISM (International Sweets and Biscuits Fair) https://www.ism-cologne.com/
    菓子・ビスケットの世界最大の見本市。

6. 農業・園芸 (スマート農業・園芸技術)

  1. Agritechnica https://www.agritechnica.com/en/
    ドイツ ハノーバー:世界最大級の農業機械見本市。スマート農業、精密農業技術に強みを持つ日本企業向け。

  2.  
  3. Fruit Logistica https://www.fruitlogistica.com/
    ドイツ ベルリン:生鮮食品業界の世界有数の展示会。青果物の流通・技術に特化しており、日本の高付加価値農産物の輸出に。

  4.  
  5. IPM Essen https://www.ipm-essen.de/
    ドイツ エッセン:世界最大の園芸見本市。植物、栽培技術、花卉関連機器など。日本の園芸資材や技術に。

  6.  
  7. Growtech Eurasia https://www.growtech.com.tr/en
    トルコ アンタルヤ:ユーラシア地域最大級の農業技術・設備見本市。中東・中央アジア市場への足がかりに。

  8.  
  9. GreenTech Amsterdam https://www.greentech.nl/
    オランダ アムステルダム:園芸技術に特化した国際見本市。温室技術、スマート農業ソリューションなど。

7. ファッション・美容・消費財 (デザインと品質)

  1. Pitti Uomo https://www.pittimmagine.com/corporate/main/pittiUomo.html
    イタリア フィレンツェ:メンズファッションの国際的な見本市。日本のテキスタイルやデザイナーズブランド向け。

  2.  
  3. Première Vision Paris https://www.premierevision.com/
    フランス パリ:ファッション産業のテキスタイル、素材、デザインに関する国際見本市。日本の高機能素材や染色技術に。

  4.  
  5. Cosmoprof Worldwide Bologna https://www.cosmoprof.com/en/
    イタリア ボローニャ:美容業界の世界最大級の展示会。日本の化粧品や美容機器メーカー向け。

  6.  
  7. Ambiente https://ambiente.messefrankfurt.com/frankfurt/en.html
    ドイツ フランクフルト:消費財(テーブルウェア、キッチン用品、インテリアなど)の世界有数の見本市。日本のライフスタイル製品や伝統工芸品に。

  8.  
  9. Paperworld https://paperworld.messefrankfurt.com/frankfurt/en.html
    ドイツ フランクフルト:文房具、オフィス用品、筆記具の見本市。日本の高品質な文房具は海外でも人気。

  10.  
  11. Spielwarenmesse (Nuremberg International Toy Fair) https://www.spielwarenmesse.de/en/
    ドイツ ニュルンベルク:世界最大級の玩具見本市。日本の玩具メーカー向け。

8. アニメ・コンテンツ・ゲーム (日本のソフトパワー)

  1. Anime Expo https://www.anime-expo.org/
    米国 ロサンゼルス:北米最大のアニメ・漫画コンベンション。日本のコンテンツメーカーにとって最大の市場。

  2.  
  3. Gamescom https://www.gamescom.global/
    ドイツ ケルン:欧州最大級のゲーム見本市。日本のゲーム開発会社やパブリッシャー向け。

  4.  
  5. MIPCOM https://www.mipcom.com/
    フランス カンヌ:国際的なテレビ番組・コンテンツの見本市。日本のテレビ番組、アニメ、フォーマットの輸出に。

  6.  
  7. MIPTV https://www.miptv.com/
    フランス カンヌ:国際的なテレビ番組・コンテンツの見本市。

  8.  
  9. Frankfurter Buchmesse (Frankfurt Book Fair) https://www.buchmesse.de/en
    ドイツ フランクフルト:世界最大の書籍見本市。日本の出版社や漫画の海外展開に。

  10.  
  11. Tokyo Game Show https://tgs.cesa.or.jp/
    日本 千葉:アジア最大級のゲーム見本市。海外からのバイヤーも多く、ここから海外展開の足がかりにできます。

9. 建築・建材・不動産 (日本の技術力とデザイン)

  1. BAU https://bau-muenchen.com/en/
    ドイツ ミュンヘン:世界最大の建築・建材・建築システムに関する見本市(隔年)。日本の建築技術やデザイン、建材に。

  2.  
  3. ISH https://ish.messefrankfurt.com/frankfurt/en.html
    ドイツ フランクフルト:水、熱、空調技術に関する世界有数の見本市。日本の住宅設備機器や環境技術に。

  4.  
  5. Design Shanghai https://www.designshanghai.com/
    中国 上海:アジアを代表する国際デザインイベント。日本の家具、照明、デザイン製品に。

10. その他・複合分野

  1. Intertraffic Amsterdam https://www.intertraffic.com/amsterdam/
    オランダ アムステルダム:交通インフラ、スマートモビリティの国際見本市。日本の交通システムやITS技術に。

  2.  
  3. Seatrade Cruise Global https://www.seatradecruiseglobal.com/
    米国 マイアミ:クルーズ産業の世界最大のイベント。日本の造船、内装、観光関連企業に。

  4.  
  5. Canton Fair (China Import and Export Fair) https://www.cantonfair.org.cn/en/
    中国 広州:中国最大級の総合展示会。幅広い製品分野を扱い、多岐にわたる商談が可能です。

  6.  
  7. GLOBALINDUSTRIE https://www.globalindustrie.com/en
    フランス パリ/リヨン(隔年):フランス最大級の産業全般の見本市。

展示会選びのポイント

これらの展示会は、それぞれ特定の分野で非常に大きな影響力を持っています。貴社が展示会を選ぶ際には、以下の点を考慮することをお勧めします。

  • ターゲット市場の地理的条件: どの地域の顧客やパートナーにアプローチしたいか。

  • 出展目的の明確化: 新規顧客獲得、ブランド認知度向上、市場調査、パートナー探しなど、具体的な目的を定める。

  • 出展費用と予算: 各展示会の出展費用、渡航費、ブース設営費、資料制作費などを総合的に検討する。

  • 業界内での評価と規模: その展示会が業界でどれほど重要視されているか、どれくらいの来場者が見込まれるか。

  • オンライン開催の有無: オフラインと並行してオンライン展示会を開催している場合もあります。

海外展示会に出展する際の主要な注意点と成功のためのヒント

海外展示会は大きなビジネスチャンスですが、入念な準備と戦略が必要です。失敗を避け、最大限の成果を出すために、以下の点に特に注意してください。

 

1. 事前準備・計画段階の注意点

  • 目的の明確化とKPI設定:

    • 単に「出展する」のではなく、「新規顧客を〇社獲得する」「〇〇製品の認知度を△%向上させる」「特定国の代理店候補を●社見つける」など、具体的な目標を設定しましょう。それに基づき、KGI(重要目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標)も設定し、会期後の効果測定に繋げます。

  • ターゲット市場と展示会の選定:

    • 貴社の製品・サービスが本当に必要とされている市場はどこか、その市場で効果的な展示会はどれかを徹底的に調査します。規模だけでなく、来場者の質や専門性も重要です。

  • 予算の確保と管理:

    • 出展費用(ブース代、設営費、電気工事費など)だけでなく、渡航費、宿泊費、輸送費、通訳費、プロモーション費、接待交際費、予備費など、あらゆる費用を計上し、予算オーバーを避けます。

  • 出展スケジュールの管理:

    • ブース手配、ブースデザイン、輸送、通訳手配、プロモーション資材制作など、準備には数ヶ月を要します。逆算して綿密なスケジュールを立て、余裕をもって準備を進めましょう。

2. ブース設営・デザインの注意点

  • 現地の文化・商習慣の考慮:

    • ブースデザインや製品展示において、現地の美的感覚や文化、商習慣を尊重しましょう。例えば、特定の色が不吉とされたり、特定のデザインが誤解を招いたりすることもあります。

  • ターゲット言語での表示:

    • ブース内の表示物、製品資料、名刺などは、必ずターゲット国の言語(英語はもちろん、可能であれば現地の公用語)に対応させましょう。現地の言葉で話しかけられるスタッフがいると、より親近感がわきます。

  • デモンストレーションの工夫:

    • 製品の機能やサービスを視覚的、体験的に理解してもらえるようなデモンストレーションを準備しましょう。言葉の壁があっても伝わる工夫が重要です。

  • サステナビリティへの配慮:

    • 近年、特に欧州では展示会の設営資材や廃棄物における環境配慮が求められるケースが増えています。可能な範囲で持続可能性を意識したブース設営を検討しましょう。

3. 会期中の対応の注意点

  • コミュニケーション戦略:

    • ブース担当者は、英語だけでなく、可能であれば現地の基本的な挨拶やフレーズを覚えておくと良いでしょう。質問に対する的確な回答準備や、プレゼンテーション内容の標準化も重要です。

    • 通訳を雇う場合は、単なる語学力だけでなく、貴社の製品や業界に関する知識を持った専門性の高い通訳を選ぶことが成功の鍵です。

  • リード(見込み客)の獲得と管理:

    • 名刺交換だけでなく、どのようなニーズがあるか、どれくらいの関心度かなどをメモし、データベース化できる準備をしておきましょう。リードの質によって優先順位をつけ、会期後のフォローアップに役立てます。

    • 個人情報保護(GDPRなど)に配慮し、適切な方法で情報を収集することが重要です。

  • 競合調査と市場情報の収集:

    • 自社ブースだけでなく、競合他社のブースや業界全体のトレンドも積極的に観察しましょう。新たなビジネスチャンスや自社の改善点を見つけるヒントになります。

4. 会期後のフォローアップの注意点

  • 迅速なフォローアップ:

    • 会期中に得たリードに対しては、できるだけ早く(会期後1週間以内が目安)連絡を取りましょう。時間が経つと相手の記憶も薄れ、機会損失につながります。

  • パーソナライズされた連絡:

    • 画一的なメールではなく、面談内容を具体的に引き合いに出すなど、相手のニーズに合わせたパーソナルなメッセージを送ることで、返信率が高まります。

  • 効果測定と次への活用:

    • 出展前に設定したKPIに基づいて、実際にどれだけの成果があったかを評価しましょう。獲得リード数、商談化率、契約数、メディア露出など、具体的な数値で振り返り、次回の出展計画に活かします。

日本企業が海外展示会を成功させるための追加ヒント

  • JETRO(日本貿易振興機構)の活用: JETROは海外展示会への出展支援を積極的に行っています。助成金や共同出展ブースの提供など、様々なサポートがあるので、必ず情報を確認しましょう。

  • オンライン開催も視野に: 最近では、物理的な展示会に加えてオンラインでも開催されるハイブリッド形式や、完全にオンラインのみの展示会も増えています。移動が難しい場合は、オンライン参加から始めるのも有効です。

  • 事前の市場調査: 出展を検討する前に、ターゲット市場のニーズ、競合、規制などを徹底的に調査しましょう。

  • 現地パートナーとの連携: 現地の代理店や商社と連携することで、出展準備から会期中のサポート、アフターフォローまでスムーズに進めることができます。

このリストが、貴社の海外ビジネス展開の一助となれば幸いです。気になる展示会があれば、詳細な情報を収集し、具体的な出展計画を立ててみてください。




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