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海外のヒアリング調査とインタビュー調査、何が違うのか解説

作成者: WIPジャパン株式会社|Sep 10, 2026, 9:07:13 AM

 

「海外の定性調査を依頼したいけど、『ヒアリング調査』と『インタビュー調査』、どちらの言葉を使えばいいんだろう」
「見積もりを取ったら会社によって呼び方が違って、何が違うのか分からない」

定性調査を検討する中で、こうした疑問を持つ方は少なくありません。この記事では、両者の違いについて、複数の調査会社の説明を比較しながら整理します。

結論:「ヒアリング調査」と「インタビュー調査」は、業界内で使い方が完全には統一されていません。

両者をほぼ同義語として扱う調査会社がある一方、明確に区別する調査会社もあります。区別する場合は、ヒアリング調査=まだ方向性が定まっていないテーマについて、柔軟に意見や気づきを広く集める調査、インタビュー調査=特定のテーマについて、事前に用意した質問に沿って深く掘り下げ、明確な答えを得るための調査、という整理が比較的多く見られます。依頼する調査会社によって定義が異なる可能性があるため、用語だけで判断せず、実際にどんな進め方をするのかを確認することが重要です。

 

1. 両者を「同じもの」として扱う立場

複数の調査会社では、ヒアリング調査とインタビュー調査を実質的に同じ手法として説明しています。1対1の対面形式で、調査項目に沿って対話しながら情報を集める手法として、両方の呼び方が併記されているケースが確認できます。特に「デプスインタビュー」という言葉も、ヒアリング調査とほぼ同義で使われることがあります。

この立場では、呼び方の違いは調査会社ごとの慣習の違いに近く、手法そのものに本質的な違いはないと捉えられます。

 

2. 両者を「明確に区別する」立場

一方で、進め方や目的の違いから両者を明確に区別する調査会社もあります。その整理によると、違いは主に「柔軟さ」と「構造の有無」にあります。

項目

ヒアリング調査

インタビュー調査

目的

まだ方向性が定まっていない事柄について、広く意見や気づきを集める

特定のテーマについて、明確な答えを得る

進め方

対話をしながら柔軟に質問を重ねる

事前に決めた質問を中心に深く掘り下げる

結果の整理しやすさ

自由度が高い分、整理にやや手間がかかることがある

構造的に進めるため、比較的整理しやすい

向いている場面

プロジェクトの初期段階で仮説やヒントを探索したいとき

定量調査で見えた数字の「理由」を深掘りしたいとき

 

また別の調査会社の説明では、ヒアリング調査は「定量調査の後に、その回答の背景や理由を深掘りする」場面や、「定量調査の設計段階では想定していなかった意外な意見を引き出す」場面に適しているとされ、インタビュー調査(デプスインタビュー)とほぼ地続きの手法として位置づけられています。

 

3. 「有識者ヒアリング」という使われ方

もう一つ確認できたのが、「ヒアリング」という言葉が専門家・有識者を対象にした調査を指す場合があるという点です。大手マーケティングリサーチ会社のサービス一覧では、「エキスパートインタビュー/有識者ヒアリング」という形で、両方の言葉がほぼ同じ意味の選択肢として併記されています。この文脈では、「ヒアリング」は対象者の専門性・権威性を強調するニュアンスで使われている可能性があります。

 

4. 依頼する際に確認すべきこと

以上を踏まえると、「ヒアリング調査」「インタビュー調査」という用語そのものの厳密な定義にこだわるより、依頼先の調査会社が実際にどのような進め方をするのかを確認することが実務上は重要です。

  • 質問項目を事前に厳密に固定するのか、それとも対話の中で柔軟に変えていくのか

  • 調査の目的が「探索的な気づき出し」なのか「特定の疑問への明確な回答」なのか

  • 対象者が一般消費者なのか、専門家・有識者なのか

これらを調査会社に確認すれば、呼び方の違いに惑わされずに、自社の目的に合った調査を設計できます。

 

5. まとめ

「ヒアリング調査」と「インタビュー調査」は、同義語として扱われることもあれば、「柔軟な探索型」と「構造的な深掘り型」として区別されることもあります。用語の統一的な定義があるわけではないため、依頼先の調査会社がどちらの意味で使っているかを個別に確認することが確実です。

 

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