まず初めに、能登地方を中心に発生した大雨の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。弊社には能登出身の社員もおります。今年初めの大地震に続く災害により、心が折れそうになることもあるかと思いますが、どうか一日も早い復旧と、地元の皆様のご安全をお祈り申し上げます。私たちのサービスで、何かお力になれそうなことがございましたらどうぞご遠慮なくお知らせください。

さて、先月、札幌出張の際に、足を延ばして旭山動物園を訪れました。同園は、動物たちが本来の生態に近い形で観察できる「行動展示」で有名です。レッサーパンダが頭上の吊り橋を渡り、ペンギンが頭上の水槽を泳ぎ、カバが目の前の水槽を悠々と泳ぐ様子や、アザラシが円柱型の水槽を自由に動き回る姿、キリンが顔の高さで草を食べる姿など、動物たちの生き生きとした動きを間近で観察できます。限られた予算の中で、いかに動物たちの自然な行動を見せるかという、動物園の創意工夫と知恵に感動しました。未訪の方にはぜひお勧めします。

（上田輝彦）

JNTO（日本政府観光局）の発表によると、2024年8月の訪日外客数は2,933,000人、同月過去最高の記録となり、7カ月連続で同月過去最高を記録しました。訪日外国人の中には、アニメや漫画の影響で日本に興味を持ったという方も多く、アニメの舞台となった場所を聖地巡礼する、「アニメツーリズム」の整備も官民一体で進められています。

世界のアニメファンは10億人ともいわれていますが、今回はその「アニメ」に焦点をあてて、「2023年世界で最も人気だったアニメ」や「放映や配信の国数でみる世界アニメランキング」をこちらでご紹介しています。

https://japan.wipgroup.com/media/anime2023

広さの単位「エーカー (acre)」は、古英語の「æcer（畑）」が語源です。もともとは「雄牛2頭で引く犂（すき）を使い、1人が1日で耕せる面積」を指していたそうで、現代ではサッカーグラウンド1つ分ほどの広さに相当します。昔の人々は、サッカー場ほどの広さの畑を1日かけて耕していたのですね。

次に、重さの単位「ポンド（＝16オンス）」ですが、これは昔、成人が1日で食べるパンを作るために必要な大麦の量、約7000粒を1ポンドとしたことに由来しています。ところが、この「ポンド」の単位表記はなぜか「lb」。これは古代ローマで使われていた「リーブラ」という天秤が語源になっているようです。実にややこしいですね（笑）。

絵本『花さき山』は、自然の美しさと人の優しさが織りなす、心に深く響く物語です。物語の舞台となる山里で暮らす少女は、ある日、山で不思議な花々が咲く場所「花さき山」に出会います。その花々は、誰かが自分を犠牲にして他者のために優しさを示したときに咲く、特別な花だと教えられます。人の優しさや自己犠牲の尊さが、花となってこの世界を彩っているというテーマが、温かな方言と美しい挿絵で描かれています。

子どもだけでなく大人にも、思いやりの大切さや他者を尊重することの意味を改めて考えるきっかけとなるでしょう。