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仕事のうえで翻訳に少し関与することになりそうな人、将来は実務翻訳に携わることを考えている人、英語中級以上だがプロではない人、英語の勉強をやり直したい人向けに、日英翻訳の実務と英語全般の理解に役に立つ書籍をご紹介します。

『日本語を翻訳するということ - 失われるもの、残るもの』 牧野成一(中央公論新社 2018年)

日本人に理解できる比喩をそのまま英語にしてもピンとこない。単数なのか複数なのか、男性なのか女性なのかを日本語は求めないが、英語には必要。「ですます調」と「である調」は違う。日本語は受動態を好み、英語は能動態を好む。冗長に対する考え方に違いあり、といった日本語と英語の違いを解説しています。

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『English Grammar in Use』 Raymond Murphy(Cambridge University Press 1985年~)

世界で1500万部超えベストセラーの英文法テキストです。イギリス英語版、アメリカ英語版があり、さらにそのなかで初級、中級などレベルに合わせてそれぞれ異なったテキストがあります。ネイティブな感覚が詳細に、平易な英語でわかりやすく丁寧に書かれているため、文法事項のニュアンスや似た表現の微妙な違いなどがよくわかります。

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『日本人の英語』 マーク・ピーターセン(岩波書店 1988年)

日本人の英語と、ネイティブの英語の発想の違いがわかりやすくまとめられているロングセラー。著者の経験から、「読めるけど、書けない」と言われる日本人の英語について、従来の文法理解とは異なるポイントから、ユーモアのある例文で日本語と比較し、新しい世界を広げてくれる本です。他にも、同著者の『続・日本人の英語』、『実践 日本人の英語』があります。

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『ハートで感じる英文法-NHK3か月トピック英会話』 大西泰斗、ポール・マクベイ(NHK出版 2005年)

前置詞、冠詞、現在完了、進行形、未来表現、助動詞、丁寧・婉曲表現、仮定法、動詞・英単語・文型について、ネイティブの感覚を垣間見せるために、著者2名が視覚的なイメージで伝えています。 

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『同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング』 田村智子(三修社 2010年)

通訳・翻訳の具体的なテクニックが紹介されているわけではありません。英語力を磨くのも大事ですが、英語ネイティブの視点でその日本語は何を言いたいのかを解釈する力、日本人の思考や価値観を英訳しやすい日本語に「加工」する力こそがもっと大事であることを再認識させられる本です。

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『英語ライティングルールブック-正しく伝えるための文法・語法・句読法』 デイヴィッド・セイン(DHC 2011年)

しっかりした英文を書きたい人向けのロングセラー本。日本人が苦労する語法、類義語の使い分け、カンマ・ピリオド・コロン・セミコロン・括弧などの正式な使い方、米国英語と英国英語における文法・スペル・語彙の違いがよく理解できます。

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『英語の数量表現辞典』 トム・ガリー(研究社 2017年)

ビジネスや文化に比べ、技術翻訳の際に多くなるのが「数量表現」です。約1500の日本語見出しが収録され、数量に関する表現、加減乗除・数式の読み方・身体計測など、日常のさまざまな場面での数量を表現する概念について詳しく解説しているユニークな辞典です。コラムも掲載されてトリビア的な豆知識も面白いです。

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『AI時代の翻訳に役立つGoogle活用テクニック』 安藤進(丸善 2018年)

翻訳自体のテクニックではなく、翻訳の際にGoogleを活用する方法を丁寧に説明しています。特にGoogle翻訳とBing翻訳の事例を基に、筆者が翻訳を実況中継する形がユニークです。Web上に存在する文章を言語表現のデータベースとみなして、英語表現だけでなく、日本語の正しい表現の検索方法、画像検索・動画検索を活用する方法など、面白い内容となっています。

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『ネイティブが教える日英翻訳テクニック-直訳じゃダメなワケ-』 ケビン・モリセイ(株式会社 日立テクニカルコミュニケーションズ 2017年)

英語ネイティブの視点から、日本人翻訳者がやりがちなおかしな翻訳事例を紹介しながら、わかりやすい自然な英語に翻訳するためのスキルやテクニックを紹介しています。翻訳を依頼する側にとっても参考になります。

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『通訳翻訳ジャーナル』(イカロス出版 年4回発行)

翻訳会社・産業翻訳者・文芸翻訳者・通訳者になりたい人が読む業界で定評のある雑誌。翻訳や通訳に関心のある人はまずは1年間定期購読することをお勧めします。プロになるために何が求められるか、業界情報を含めて理解できます。

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