日本流通産業新聞(2012.1.12)
海外EC支援・翻訳サービス特集
■人力翻訳を安く、早く
●依頼から納品までサイトで完結
海外向けEC支援を行うWIPジャパン(本社東京都、福良雄代表)が提供するのは人力翻訳サービス。表現の細かなニュアンスにも対応でき、機械翻訳に比べて精度の高さを誇る人力翻訳だが、コスト面で負担が大きいのが難点。頻繁に更新するECサイトへのニーズに対応するため、価格とスピードを重視した人力翻訳サービスを10年末から開始した。
サービス名は「YAQS」(ヤックス)。英・中・韓の3言語に対応し、翻訳の依頼から顧客への納品までをウェブサイト「ヤックス」上で完結する。
依頼者は翻訳する文章や単語をサイト上に入力。言語や翻訳レベルなど、依頼者の条件を登録している翻訳者と照合し、訳文をサイト上で提供する仕組み。すべてサイト上で行えるため、短い文章なら依頼から数分後の納品が可能という。
翻訳者のレベルはさまざまで、翻訳を勉強中の人からプロまで約2000人のネイティブスピーカーが登録。翻訳者のレベルによって、1文字あたり5円、10円、15円の3つの料金プランを用意している。
通常の人力翻訳の過程で発生する翻訳チェック業務が発生しないため、短納期・低価格で対応する。商品説明やメルマガの内容、顧客対応メールの翻訳など、さまざまな用途で利用可能だ。
話し言葉や細かいニュアンスなど、機械翻訳では対応しきれない部分を補う。気に入った翻訳者を登録することで、毎回同じ翻訳者に依頼することもできる。
今後はSEO対策やサイト分析、コピーライティングなど、海外に製品を売りやすくするために必要なEC向けの支援サービスにも対応していく予定。
WIPジャパンは翻訳サービスのほか、ECサイトを複数の言語で運用することができるカートシステム「マルチリンガルカート」も提供。同カートシステムを「ヤックス」と連携することも視野に入れている。
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