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翻訳・通訳 シゴトnavi (2009.8.17)

世界的なネットワークを武器に海外の翻訳市場でも活躍



■ 高いリピート率を支える、顧客ニーズへの柔軟な対応

WIPジャパンは、海外市場の調査会社として1995年に創業され、翻訳や通訳事業を展開。現在は、翻訳、海外WEBマーケティング、海外市場調査の3部門を主力事業とする。

翻訳部門は金融、リーガル、ITなど実務翻訳の分野で確固たるポジションを確保。官公庁や上場企業、大学、医療機関を主要顧客に抱え、年率平均150%の成長を続けている。

翻訳会社としてのWIPジャパンの強さは、海外の翻訳会社や翻訳者と世界的なネットワークを構築している点にある。事業の柱の一つである海外市場調査を手掛ける過程で築いた世界100カ国の拠点を通じて、世界62カ国の翻訳者やチェッカーを発掘し、専門分野別に登録済み。これらのリソースが、迅速な翻訳と希少言語への対応を可能にする。

このネットワークを活用し、近年は海外での顧客開拓も進めており、最近は海外企業からの受注も増えている。

日本語を全く介しない翻訳案件が舞い込むこともあるため、約20名いるコーディネーターは、日本人、ニュージーランド人、ドイツ人、アメリカ人社員と国際色豊か。「ネットワークや営業体制をさらに充実させ、日本国内のみならず、海外のお客様も増やしていきたい」と日高宏第2言語事業部ディレクターは話す。

また、顧客のニーズに合わせた柔軟なコース設定も同社の特徴の一つ。例えば、コストを抑制したい顧客のために、あえて対応言語のネイティブ以外の翻訳者を起用する場合もある。「ネイティブの翻訳者を使うとどうしてもコストが高くなる。お客様の中にはネイティブが読んでも非の打ち所がないような訳文を要求される方もいる一方で、『正確に意味が通じれば十分なので、その分料金をリーズナブルに下げてほしい』という方もいる。こんな経済情勢だけに『高かろう、良かろう』だけではなく、お客様一人ひとりのニーズに応じたさまざまなプランを提供していきたいですね」(日高第2言語事業部ディレクター)

充実したアフターサービスも同社ならではだ。「これからの翻訳会社は、『翻訳ができました。はい、終わり』では通用しないでしょう。途中経過の連絡や納品後の満足度の確認、不満な点の次回へのフィードバックなどを積み重ねないと、競争に勝ち残れないですね」

こうしたきめ細かい顧客対応の結果、現在、同社のリピーター率は全体の8割とかなり高い。

「3回目のお仕事の依頼をいただいて初めて、ようやくお客様から信頼してもらえ始めたのでは、と考えるようにしています」と日高ディレクター。今後も翻訳の質のみならず、顧客満足の追及を図りながら、さらなる成長をにらんでいる。


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■ Message from the Director

コミュニケーション能力が大切

「煩わしい人間関係が嫌だから」「誰にも干渉されず好きにやりたい」という理由で、翻訳者を目指す方がいるかもしれませんが、その考え方は違うのではないかと私は思います。

翻訳の仕事は決して一人ではできません。ほとんどの場合、翻訳会社が介在することになり、そこには当然ながら人間関係が発生します。コーディネーターもただ機械的に右から左へ流しているのではなく、翻訳者の興味や関心、人柄を見ながら「最適だ」と思う人に仕事を発注するものです。「気持ちよくコミュニケーションがとれること」も、良い翻訳者になるための大切な条件なんです。

例えば、いつも頑なに「それは私の専門分野ではない」という姿勢だと、翻訳会社も自ずと頼みづらくなり、次第に声をかける回数が減っていく。反対に、「専門ではなく100%の自信はないが、ぜひトライさせてほしい」と前向きに取り組んでもらえる人はこちらにとって大変ありがたい存在で、「また次もお願いしたい」という気になります。

もし翻訳のスキルが同じだとしたら、コミュニケーション能力の高い人のほうがどこに行っても重宝されると思います。

コーディネーターと翻訳者がコミュニケーションを図りつつ、力を合わせていいものをつくっていく、それが私たちの理想形です。

WIPジャパン株式会社
第2言語事業部ディレクター
日高宏

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■ Close-up

多言語対応型ネットショップの開設をサポート

「海外からの問い合わせが増えてきているので、海外にも売ってみたい。だけど、お金も時間もかかって面倒そう…」。そんな悩みを解消するのが「マルチリンガルカート」だ。これは海外向けネットショップを低価格・短期間で開設できる業務用ソフトウェアを、インターネット経由で利用できるサービス(SaaS)で、2007年12月から販売している。最大の魅力は所定のフォームに店の情報と商品情報を入力するだけで多言語対応のネットショップがすぐに立ち上げられること。英語や中国語など9言語、24通貨に対応。月額9,700円から利用できる。運営には、言語事業部と情報事業部がタッグを組む。海外でのリサーチの結果を元に情報事業部がデザインやSEO対策などの提案をし、言語事業部がコンテンツの翻訳と、双方が協力のうえ、ウェブサイトのトータルなグローバル化を図っている。





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