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仕事力を高める本(関西版) 2000年秋号
語学力とサービス経験が買われ翻訳業に就くことができた
● PROFILE
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大黒真一郎さん(29歳)
'70年石川県生まれ。大阪大学文学部で日本学(言語系)を専攻。卒業後、ホテルなどでサービス業に携わったが、以前より考えていた「言語」に関する仕事に就くため、'99年退勤、再度勉強開始。今年1月、通訳・翻訳、国際情報リサーチなどのWIP(ワールド・インテリジェンス・パートナーズ・ジャパン)に入社。翻訳コーディネート、海外リサーチの新規事業などを担当。
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■ たどり着くまでに時間はかかったが勉強はし続けていた
大学では社会言語学を専攻。日本語だけでなく、英語などの言語に対する興味は以前から強かった。最初の就職は、国際的なホテル。サービス業を経験したかったのと、英語に触れるきっかけがあると思ったから。しかし、1年目に大地震に見舞われる。復旧作業のメドがついた頃に退職。さらに、ホテルなどのサービス業務を続ける。「相手の望んでいることを理解できる能力は、この仕事で身に付いたと思います」と大黒さん。現場を任されたが、「英語や日本語に携わる仕事に就きたいという気持ちが、次第に膨らんでいって、もう悩んでいる場合ではない」と決断し退職。準備にかかる。英語学習を継続しつつ、洋画の字幕翻訳なども学んだ。ネイティブの英語に触れようと外国人の友人とも交流を図った。そしてついに、念願の翻訳業務の仕事に就くことになる。「時間はかかりましたが、この仕事にたどり着けて良かった」と大黒さん。思い続けること、それに対してアクションし続けることで、希望職を手に入れた。
■ 評価のポイント
1)学生時代の専攻科目「言語学」に関する知識
2)サービス業で身に付けた相手をおもんばかれる力
3)英語力向上のためのたゆまぬ努力とその成果
翻訳に必要なのは、英語力はもちろんだが、日本語をちゃんと知っているかどうか。大黒さんの学生時代の言語に関する勉強は、確実に今の仕事に活かされると判断された。さらに、どんな仕事でも、クライアントは人。サービス業で身に付けた人当たりの良さは、ここでも充分、活かすことができる。もちろん、基本となる英語力も、独学でTOEICやTOEFLスコアの高得点を獲得。本人の「英語の本を読んでいるときや、問題を解いているときは、勉強している意識はない...」という姿勢や、好きな英語に関することをやっていて苦に思うようなことはないという、思い入れも評価された。
■ 自己分析
● 自分で思う強み
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英語に関して、どんなに勉強していても、それを苦痛と思ったことがない。というよりも、勉強している感覚がないくらい。好きなことは、少しもつらいと思わないこと。時間の制約内で集中して効率よく対応できることが、自分の強みと思う。
● 自分で思う弱み
考えすぎる、慎重すぎるとよく言われる。決断するのが遅いかもしれません。好きなことに対しては集中力がある反面、そうでないものに対して飽きっぽいところも。言葉の大切さを痛感しているだけに、言葉遣いに慎重になることもあります。
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